Ambrette Seed
アンブレットシード

 学名Abelmoschus moschatus(アベルモスクス モスカトス)というアオイ科トロロアオイ属のハイビスカスの一種を別名アンブレット(Ambrette)ムスクマロウ(Musk Mallow)と言い、その鞘から採れる種をアンブレットシード(Ambrette Seed)と言います。別名としてあまり載っていませんが、ルラボはアンブレットグレインと日本語公式サイトで呼んでいます。
 大きな黄色の花で、中心は紫色になっています。赤道近くのエクアドル、インドネシア、アンゴラなどの国で栽培されています。

 この種から採れるオイルの香りは、アンバーグリスムスクの間の香りがし、とても独特な性質を持ちます。このため、植物由来のムスクと言われます。軽く爽やかで、わずかにメタリック、スズランのような香りでありながら、かなりアニマリックな香りなのです希釈すると、洋ナシのフルーティさ、プルーンから作ったワインのような側面、メタリックなアイリスのような側面を持つ香りが出てきます

 抽出できるアブソリュートが少量のため、価格が高く、合成ムスクの方がよく使われます。

もし誰かがアンブレットシードを一握りつかみ、香りを嗅いだとしても、誰も香りを識別することはできないでしょう。アンブレットシードは、割るかすりつぶさないと香りがしないのです。(中略)エッセンシャルオイルは、1Lあたり9,000ユーロ近くし、シャネルのエゴイスト(1990)やヴォヤージュドエルメス(2010)の重要な要素になっています。

ジャン=クロード・エレナ
この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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