“I’ve learned over the last few years that fragrance is not a business or a career. To me, it’s my best friend and the thing I love doing most in the whole world.”
(「ここ数年で学んだのは、フレグランスはビジネスでもキャリアでもないということ。私にとってそれは親友であり、世界で一番好きなことなのです。」)
── ジョー・マローン CBE、Glossy Beauty Podcastにて
基本情報
- ブランド名: Jo Loves(ジョー ラブズ)
- 設立年: 2011年(ブランド発表)。最初のフラッグシップストア開業は2013年
- 創設者: Jo Malone CBE(ジョー・マローン)── 本名 Joanne Lesley Malone(ジョーン・レスリー・マローン)
- CEO: Gary Willcox(ゲイリー・ウィルコックス)── ジョーの夫
- 所有形態: ジョーとゲイリーの100%プライベート所有。外部資本は入っていない
- 公式サイト: joloves.com
- 旗艦店: 42 Elizabeth Street, London, SW1W 9NZ
※ ブランド名の読みは「ジョー・ラブズ」。英語の “Jo Loves” は「ジョーが愛するもの」を意味し、ジョーの人生における記憶や体験が各フレグランスのインスピレーション源となっていることに由来する 。
創設者・ブランドの成り立ち
ジョー・マローンという人物
ジョー・マローンの生い立ちについては、先に公開したジョーマローン ロンドンの記事で詳しく触れたため、ここでは概要に留める。1963年、ロンドン南東部の公営住宅に生まれ、重度のディスレクシア(読み書き障害)を抱えながらも、驚異的な嗅覚を武器に独学で香りの世界に入った 。1994年にジョーマローン ロンドンを設立し、世界的なカルトブランドへと成長させた後、1999年にエスティ ローダー カンパニーズへ売却。クリエイティブ・ディレクターとして残ったが、2003年に乳がんと診断され、化学療法によって一時的に嗅覚を失うという試練を経験した 。2006年、ブランドを離れる決断をする。
5年間の「空白」
エスティローダーが所有するジョーマローン ロンドンを離れたジョーには、売却契約に含まれていた5年間の競業禁止条項(ノンコンピート)が課されていた。フレグランスもスキンケアも手がけることができない日々が続いた。そして皮肉なことに、ブランドを去った約8週間後、失われていた嗅覚が突然戻ってきた 。
“Two weeks after leaving [Jo Malone London], I woke up one morning, and suddenly I could smell everything.”
(「ジョーマローン ロンドンを離れて2週間後の朝、目を覚ますと、突然すべてのにおいが分かるようになっていました。」)
── ジョー・マローン
嗅覚は戻った。しかし、本当に「もう一度やれるのか」──その問いが5年間、ジョーの心に重くのしかかった。
“Five years after leaving my first global brand, I found myself in what felt like limbo. I hadn’t been able to create fragrance, something that has always been at the core of who I was. The question loomed: Could I do it again?”
(「最初のグローバルブランドを離れて5年、私は宙ぶらりんの状態にいました。ずっと自分の核だったフレグランスを創ることができなかった。問いが重くのしかかっていました──また、やれるのだろうか?」)
── ジョー・マローン、ジョー ラブズ公式サイトより
エイの奇跡──ポメロの誕生
転機は、カリブ海のパロット・ケイ(タークス・カイコス諸島)でのバカンスのさなかに訪れた。毎朝、不安と焦りを抱えながらビーチを歩くジョー。靴と帽子をサンベッドに置き、裸足で砂浜をただ歩いた 。
ある朝、波打ち際に小さなエイ(スティングレイ)が現れ、ジョーの歩みに合わせるかのように水の中を滑っていった。
“On a quiet day in Parrot Cay, a stingray glided beside me along the shore, mirroring my steps. In that serene moment, I felt the spark again. That was the day Pomelo was born—not just a fragrance but a reconnection to creativity, joy, and purpose.”
(「パロット・ケイの穏やかな日、一匹のエイが岸辺を私と並んで滑るように泳いでいた。静謐なその瞬間、再びスパークを感じました。その日ポメロが生まれたのです──単なるフレグランスではなく、創造性、喜び、目的との再接続として。」)
── ジョー・マローン
きらめく海水、巻かれた白いビーチタオル、昼食に漂うレモングラスのブロスの香り──それらすべてが溶け合い、ジョーの頭の中でポメロ(Pomelo) という香りが形を成し始めた 。グレープフルーツを思わせる爽やかなシトラスに、ローズ、ベチバー、パチュリ、スエードが重なるこの香りは、ジョー ラブズの「マトリアーク(母なる存在)」として今日まで不動のベストセラーであり続けている 。
息子の一言──ブランド名の誕生
新しいブランドの名前を決めるとき、ジョー、ゲイリー、息子のジョッシュ(Josh)は自宅のキッチンテーブルを囲んで夕食を食べながら話し合った。ジョッシュが提案したのが「Jo Loves」だった 。
“This new brand is about memories – it’s where I am and the person I am now.”
(「この新しいブランドは”記憶”がテーマです──今の私がいる場所、今の私という人間そのもの。」)
── ジョー・マローン、2011年ブランド発表時
エリザベス・ストリート42番地──運命が一周した場所
2013年、ジョーは最初で唯一のフラッグシップストアを、ロンドン・ベルグレイヴィアのエリザベス・ストリート42番地にオープンした 。この場所は偶然の選択ではない。16歳のジョーが初めてのアルバイトとして花屋で働いた、まさにその同じ通りなのである。
“As a sixteen year old, I had my first job as a florist in Elizabeth Street. Still to this day, I remember the subtle scent of tuberose and lilies, freesia and roses, alongside crushed green stems on the floor and the smell of twine and brown paper. Thirty years later, life has unexpectedly taken me full circle.”
(「16歳のとき、エリザベス・ストリートの花屋で初めてのバイトをしました。今でも覚えています──チューベローズとユリ、フリージアとバラのかすかな香り、床に散った潰れた緑の茎の匂い、紐と茶色い紙の匂い。30年後、人生は思いがけず、私を一周させてここに連れ戻しました。」)
── ジョー・マローン
この思い出を閉じ込めたフレグランスがNo. 42 ザ フラワーショップ(No. 42 The Flower Shop) である。花屋のドアを早朝に開けたときの、グリーンノートとブロッサムの交響曲のような香りを再現した一本だ 。
ドバイへの移転と世界展開
2021年頃、ジョーとゲイリーはロンドンからドバイへ拠点を移した 。ジョーは10年ビザを取得し、中東・アジア・アフリカへの本格展開を加速させている 。2023年時点で韓国、南アフリカ、オマーン、クウェート、フィリピン、タイ、マレーシア、オーストラリアなどにリテールパートナーを持ち、急速に存在感を拡大中である 。ホスピタリティ分野でも、ロンドンのシャングリ・ラ ザ・シャードやニューヨークのパーク・レーン・ホテルとのパートナーシップを結んでいる 。
“Jo Loves is growing rapidly, we have momentum now and once you have that in a business you have to go with it.”
(「ジョー ラブズは急成長しています。今、勢いがある。ビジネスに勢いが出たら、それに乗らなくてはいけない。」)
── ジョー・マローン、AE Worldインタビューにて
ブランドのこだわり
「記憶」を香りにする哲学
ジョーマローン ロンドンが「英国のヘリテージ」を基盤としていたのに対し、ジョー ラブズの核にあるのは「記憶(Memories)」 である。パロット・ケイのビーチ(ポメロ)、タイの食卓(マンゴー タイ ライム)、モンタナの乗馬(スモークド プラム&レザー)、アマルフィ海岸のドライブ(ウィズ ラブ フロム ポジターノ)──すべての香りに、ジョー自身の人生の一場面が封じ込められている 。
“Jo Loves is my fragrance library and each box is full of moments and memories, where imagination and creativity meet.”
(「ジョー ラブズは私のフレグランス・ライブラリー。一つひとつの箱に、瞬間と記憶が詰まっています。想像力と創造性が出会う場所。」)
── ジョー・マローン
レッドドット──ディスレクシアが生んだ創造の印
ジョー ラブズのパッケージに必ず存在する小さな赤い丸(レッドドット)。これはジョーの「クリエイティブ・シグネチャー(創造的署名)」であり、すべての製品がジョー自身の手によって創られたことの証である 。
その由来はジョーのディスレクシアにある。文字で承認サインを書くことが困難なため、フレグランスが完成したとき、文字の代わりに赤い点を打って承認の印とした。この個人的な習慣が、そのままブランドのアイデンティティとなったのである 。
“Having lived with an initial launch livery of red bags and boxes, Jo aspired to a much more subtle and sophisticated expression. The result is a calming palette of white textures complemented by striking hints of red including the single red dot – Jo’s creative signature.”
(「当初は赤いバッグと赤い箱のデザインでしたが、ジョーはもっと控えめで洗練された表現を求めていました。その結果が、白を基調とした落ち着いたパレットに、レッドドットという印象的な赤のアクセントを加えたデザインです。」)
── パールフィッシャー(Pearlfisher)、リブランドを担当したデザインコンサルタンシー
「体験」としてのフレグランス
ジョー ラブズの最大の差別化ポイントは、香りを「まとう」だけでなく「体験する」ものとして再定義したことにある。以下に挙げる数々のイノベーションは、いずれもフレグランス業界に前例のないものだった。
フレグランス・タパス™(Fragrance Tapas™)──2013年に導入されたインストア体験 。スペインのタパスバーからインスピレーションを得て、バスコロンをタジン鍋で温めて蒸気で香りを立ち昇らせたり、シャワージェルを氷の上でシェイクしてグラスに注いだり、ローションをホイップしてペイントブラシで肌に塗ったりと、五感に訴えかける「香りの劇場」を演出する 。
“I love things that have that quirkiness, that storytelling element to it. Everyone remembers their first kiss and so for our brand, the tapas experience is our first kiss.”
(「私は風変わりさやストーリーテリングの要素があるものが好き。誰もがファーストキスを覚えているでしょう。私たちのブランドにとって、タパス体験がそのファーストキスなのです。」)
── ジョー・マローン
イノベーション年表
ジョー ラブズの革新性を時系列で整理すると、ジョーの「ルールを壊す」精神が一貫していることが分かる。
香水ラインナップ
ジョー ラブズの各フレグランスは、ジョーの人生における「記憶の一場面」と紐づいている。全作品を網羅するのではなく、代表的な香りとそのストーリーを紹介する。
ポメロ(Pomelo)──すべての始まり
パロット・ケイの海辺で創造の火が再び灯った瞬間を閉じ込めた一本。グレープフルーツ系のスパークリングなシトラスを軸に、ローズ、ベチバー、クローブ、パチュリ、スエードが奥行きを与える 。ジョーが今も毎日まとう香りであり、「道で知らない人に『何を付けているの?』と聞かれるフレグランス」と語る 。2025年にはドバイ生活からインスピレーションを得たポメロ ウードも登場した 。
マンゴー タイ ライム(Mango Thai Lime)──タイの食卓から
タイでの家族旅行中、ヴィラの料理人が毎日運んでくる、ライムの葉の上にスライスされた黄金色のマンゴーを乗せた皿──そこから生まれた 。トップにマンゴーとブラックペッパー、ミドルにミントとフリージア、ベースにホワイトタイムとベチバーという構成で、甘さ、シャープさ、スパイシーさが爆発的に交差する 。
“I love breaking the rules of fragrance and this mouth-watering combination is a celebration of Thailand’s most vibrant culinary flavours.”
(「フレグランスのルールを壊すのが大好き。この食欲をそそるコンビネーションは、タイで最も活気ある食の味わいへのセレブレーション。」)
── ジョー・マローン
No. 42 ザ フラワーショップ(No. 42 The Flower Shop)──16歳の記憶
エリザベス・ストリートのジャスティン・ド・ブランの花屋で、まだ10代だったジョーが早朝にドアを開けたときの香りを再現。グリーンノート、ピオニー、マンダリンのトップから、ミュゲ(スズラン)、ナルシス、ホワイトフラワーのハートへ、そしてアイリス、ホワイトムスク、モス、パチュリのベースへと展開する 。フレグランス名の「42」は、現在の店舗の番地であると同時に、10代の記憶の場所でもある 。
ジョー バイ ジョー ラブズ(Jo by Jo Loves)──赤いボトルの自画像
2018年に発表された、ジョーが初めて自分自身のために創ったフレグランス。大胆な赤いボトルに収められ、グレープフルーツ、ビターオレンジ、ライム、スペアミントのトップから、ブラックペッパーのミドルを経て、ガイアックウッド、ベチバー、シダーウッドのベースへ 。
“Over the years I have created fragrances for all kinds of reasons, but this one I created for myself. Grapefruit has always been my calling card and a source of inspiration.”
(「長年、さまざまな理由でフレグランスを創ってきましたが、これは自分のために創った一本。グレープフルーツはいつも私のコーリングカードであり、インスピレーションの源です。」)
── ジョー・マローン
スモークド プラム&レザー(Smoked Plum & Leather)──モンタナのカウガール
毎年夏、家族でモンタナを訪れ、1週間だけ「カウボーイ生活」を送る。ジョーはいつも同じ馬──ジョジーという牝馬──に乗る。朝の鞍付け、夏の太陽に温められたレザーの匂い、野原のワイルドセージ、一日の終わりの薪火とプラムリキュール──その全てがこの香りに込められている 。プラムとシナモンのトップ、レザーのハート、エイジドコニャックとスモーキーウッドのベース。
ウィズ ラブ フロム シリーズ──旅する限定コレクション
2024年から始まった旅行着想のリミテッドエディションシリーズ。第1弾のウィズ ラブ フロム ポジターノ(With Love From Positano) はアマルフィ海岸での家族旅行から、オレンジオイルとベルガモットにスターアニスの温かさが交わる地中海の夕暮れ 。第2弾のウィズ ラブ フロム コモ(With Love From Como) はコモ湖畔のヴィラ・デステでの滞在から、マンダリン、グレープフルーツ、バジル、シダーウッドの構成で湖畔の午後を表現した 。
ちなみに…
- フレグランス ペイントブラシは「父への献辞」──ジョーの父ピーターは画家だった。筆で香りを塗るという発想は、父が絵筆でキャンバスに向かう姿へのオマージュでもある 。
- 3,000人のウェイティングリスト──2017年のペイントブラシ発売時、予約待ちは3,000人を超え、2つの香り(ポメロとレッド トリュフ 21)は24時間以内に完売した 。
- ショット キャンドルの着想源はポップタート──ニューヨークで、客が自分好みのポップタート(菓子)の味をカスタマイズできる店に長蛇の列ができていたのを目にしたジョーが、「キャンドルでも同じことをしたい」とひらめいた 。
- ローズ ペタル 25──2019年発売のこのフレグランスは、ジョーが「ショップキーパー(店主)」として業界に貢献してきた25年を記念して創られた。ベルガモット、サフラン、ライチ、ローズウォーター、トルコローズ、ブルガリアンローズという贅沢なローズづくし 。
- 101の香りを目指して──ジョーは「人生で101のフレグランスを創りたい」という目標を公言している 。
- Gen-Zのお気に入り──ジョー ラブズは、ペイントブラシやタパス体験といった「SNS映え」する体験型プロダクトもあいまって、Z世代のフレグランスファンの間で支持を広げている 。
- 会社登記は2009年──ジョー ラブズ・リミテッド(JO LOVES LIMITED)の登記日は2009年9月3日。つまり、5年間の競業禁止が明ける前から、ジョーとゲイリーはひそかに準備を進めていたことになる 。
- Jo Loves – Wikipedia – https://en.wikipedia.org/wiki/Jo_Loves
- Jo Malone – Wikipedia – https://en.wikipedia.org/wiki/Jo_Malone
- About Jo – Jo Loves Official Site – https://www.joloves.com/pages/about-jo
- About Jo Loves (Brand Story) – Jo Loves EU – https://eu.joloves.com/pages/about-jo-loves
- Jo Malone on her second act, Jo Loves (Glossy Beauty Podcast) – https://www.glossy.co/podcasts/jo-malone-on-her-second-act-jo-loves-i-wanted-to-sit-at-the-banquet-of-opportunity/
- Jo Malone CBE, Founder of Jo Loves on Creating a Billion-Dollar Brand (AE World) – https://aeworld.com/beauty/jo-malone-cbe-founder-of-jo-loves-on-creating-a-billion-dollar-brand/
- Jo Loves Founder on Changing the World with Fragrance (Scentbird / YouTube) – https://www.youtube.com/watch?v=AWWA6TP5QHM
- Jo Loves launches ‘industry first’ perfume paintbrush (Cosmetics Business) – https://cosmeticsbusiness.com/jo-loves-launches-industry-first-perfume-paintbrush-129664
- Jo Loves adopts refillable technology for Fragrance Paintbrush (Cosmetics Business) – https://cosmeticsbusiness.com/jo-loves-adopts-refillable-technology-for-fragrance-paintbrush–173670
- Pearlfisher Creates New Look for Fragrance Brand, Jo Loves – https://www.logo-designer.co/pearlfisher-creates-new-look-for-fragrance-brand-jo-loves/
- Fragrance Maverick Jo Malone Talks Jo Loves (Boston Magazine) – https://www.bostonmagazine.com/2016/12/16/jo-malone/
- The love story behind Jo Loves (Philstar) – https://www.philstar.com/lifestyle/2024/05/22/2356823/love-story-behind-jo-loves
- 10 Things You Didn’t Know About Jo Loves (SheerLuxe) – https://sheerluxe.com/life/10-things-you-didnt-know-about-jo-loves
- Jo Loves celebrates founder’s contribution to beauty with new fragrance (Cosmetics Business) – https://cosmeticsbusiness.com/jo-loves-celebrates-founder-s-contribution-to-beauty-with-new-fragrance–156343
- Crafting Creativity: Jo Malone, Founder, Jo Loves (Entrepreneur MENA) – https://mena.entrepreneur.com/entrepreneurs/crafting-creativity-jo-malone-founder-jo-loves/330437
- Jo Loves flagship opens (Red Magazine) – https://www.redonline.co.uk/red-women/blogs/a514714/jo-loves-elizabeth-street-store/
- Our Flagship Store on Elizabeth Street (Jo Loves) – https://www.joloves.com/pages/locations
- Pomelo product page (Jo Loves) – https://www.joloves.com/products/pomelo-edt-50ml
- Pomelo – The Story (City Perfume) – https://www.cityperfume.com.au/jo-loves-pomelo-parfum-100ml
- You Can Now Paint On Your Perfume (PureWow) – https://www.purewow.com/beauty/jo-loves-paint-on-perfume-review
- Jo Loves Shot Candles (Tales of a Pale Face) – http://www.talesofapaleface.com/2015/06/jo-loves-shot-candles-create-your-own.html
- Jo Loves Candle Shot Creation Experience (Beauty Geek) – https://beautygeekuk.com/2015/06/jo-loves-candle-shot-creation-experience.html
- Jo Malone defends Dubai’s human rights record after relocating (Yahoo News) – https://www.yahoo.com/news/jo-malone-defends-dubai-human-131600873.html
- Smoked Plum & Leather product description – https://www.cityperfume.com.au/jo-loves-smoked-plum-leather-parfum-100ml
- With Love from Positano (Now Smell This) – https://nstperfume.com/2024/03/11/jo-loves-with-love-from-positano-new-fragrance/
- With Love from Como (Now Smell This) – https://nstperfume.com/2025/05/13/jo-loves-with-love-from-como-new-fragrance/
- Mango Thai Lime product description – https://www.cityperfume.com.au/jo-loves-mango-thai-lime-parfum-50ml
- No. 42 The Flower Shop – https://www.joloves.com/products/no-42-the-flower-shop-edt-100ml
- Jo Malone launches her first eponymous fragrance (Harper’s Bazaar) – https://www.harpersbazaar.com/uk/beauty/fragrance/a22808114/jo-malone-interview-jo-by-jo-loves/
- Jo Loves Experiences page – https://www.joloves.com/pages/experiences
- JO LOVES LIMITED – Companies House – https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/07008269/officers
- 红秀GRAZIA独家対話 Jo Loves / Red Dot story – http://www.chinagrazia.com/article/154328.html


