Cardamom
カルダモン

カルダモン 香料あ行か行さ行

概要

 最古のスパイスの1つであるカルダモンは、ジンジャーやターメリックと同じショウガ科に属し、バニラサフランに次いで、世界で3番目に高価なスパイスでもあります。

 エジプトでは「天使の種(the seed of the angels)」と呼ばれ、かつて、クレオパトラが愛人であるマルクス・アントニウスがやってくる前にカルダモンを燃やし、王宮に香りを充満させていたと言われています。また、十字軍がヨーロッパにカルダモンを持ち帰ると、ミードヒポクラスというお酒として広く飲まれるようになりました。

香料として

 2~3cmの果実の中に5~20個の種子が入っており、この種子を乾燥させると芳香物質が採れます。熱帯地方の植物のため、低い温度では生きることができないようです。主な生産地は、スリランカやインド、ベトナム、グアテマラなどになります。

 カルダモンには二種あり、グリーンカルダモンとより大きなブラック(レッド)カルダモンがあります。

 グリーンカルダモンは、ミント調で、アロマティックな香りで、特にスイーツやコーヒーのフレーバーとして使われます。一方、ブラックカルダモンは、スモーキーでアーシーなため、噛んで食べることはせず、カレーのガラムマサラなどに使われます。

 カルダモンを抽出したオイルは、甘く、スパイシーで、バルサミックです。冷たさを感じることから、コールドスパイスの代表になります。

香水にカルダモンを使用すれば、帆を満たす風のように、香りを高揚させてくれます。カルダモンの香りは、豊かに広がり、氷河のような冷たさを持つのです。

ジャン=クロード・エレナ

①上記の飛び先にいくとすでに対象の香料が選択されているので、他に合わせたい香料があれば、下の方に出てくる香料の中から組み合わせたい香料をタップする。タップもしくはカーソルを合わせると左に「+」マークが出てくるので、それを押すことでそれらの香料を組わせた香水を探すことができる。
②目的の香料を選び終えたら「SEE RECOMMENDATIONS」を押すと、結果が表示される。

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この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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