Q. 購入当初ほど魅力や愛着を感じられなくなった香水は、扱いなどどのようにされていますか?また、楽しめる時間を長くするポイントなどありますか?

A. 私個人としては、あまり使わなくなった香水など関係なく、基本的に棚の中にすべて入れています。購入当初ほど使わなくなったとしても、たまに使ったときに新たな発見があるので、私はあまり捨てたり、まして売ることはないです。棚の中であれば、比較的保存環境が良いので、10年前の学生時代に買った香水もまだ使えています。今後絶対に使わないなというものは、貴重な香水(廃番)以外は引っ越しのタイミングで捨てますが。

 また、楽しめる時間を長くするために、という点では、勢いに任せて買うことはほとんどありません。発売から何十年も経っており、歴史的に価値があると思う香水は別ですが、直近数年内に作られた香水はすぐに買うことはないです。 理由としては、私は香水におけるユニークさやその香りが香水業界においてどういう価値があるのか、どういう点がこれまでの香水と違うのか、に重きをおいて買うことが多いからです。また、自身のシグネチャーのような絶対的な香りを1つ持っているので、好きな香りに出逢っても、3回くらい肌乗せし、何か月も心から離れなければ、購入します。毎年数千の香水が世に出ているわけなので、特に最近の香水はすぐに買わなくとも、他のブランドに似た香りがあるので、心に何度も問いかけて購入を決意します。そうして購入すると長持ちすると思っています。

 これは私見です。 扱いに関して、少し提案をするなら、このような使い方があります。

①お風呂に入る際に、シャワーを先に出し、蒸気にのせるように香水を数プッシュする→蒸気と一緒にお風呂場が香りでいっぱいに♪

②しおりにつけて、読書の際に活用する→本を広げたときにふわっと香って◎。ただ、何プッシュもできないのは難点。

③親戚や家族、友人に聞いて、欲しい人にあげる→極力メルカリなどで売ることは避けたい。あなたの転売が仮に正規品でも、転売の連鎖が偽物や限定品転売業者を増長させる可能性があると思うから。それより、身近な人を無料で笑顔にできるなら、数百倍良い。

④まだやったことはないですが、いつかお互いの香水を持ち寄ったお試し会を開いて、そこでお互い気に入った使わない香水の交換会をしても良いなって思います。

この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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