Q. ウードとウッドって何が違うのでしょうか?

Q&A

A. 最近ウードの入っている香水を取り扱うブランドも増えてきたので、非常に重要な問いですね。もしあなたが販売員で、これまでウードとウッド、疑問を持たずに同じように扱ってきたのであれば、これを機に勉強しましょう。

 さて、ウードとウッドは、全く違うというよりは、指しているものの大きさが異なります。ウードとは、1つの香料を指し、ウッドとは複数の香料が所属するカテゴリーを指しているからです。まず、ウードから理解していきましょう。

ウード

 ウード(Oud)は、別名アガーウッド(Agarwood)とも呼ばれる香料で、沈丁花科に属する香木(香りを発する木)になります。香木と言われる通り、木のチップがお香として販売されていることもあり、高級なものは非常に高価で、伽羅とも呼ばれます。

 では、なぜ香り高いのか?というと、このアガーウッドは、木が傷つき、内部に菌が侵入してきた際に、自分を守るために香ばしい樹液を分泌します。これが乾燥し、熱が加わると独特の芳香が出てくるのです。

 天然のウードは人工では作れない深みのある香りですが、大変長い年月をかけて、わずかしか得られないため、本物を使用できるブランドは限られています。しかし、仮に合成であったとしても、ウードの香りは他のウッドとは異なり、濃厚なアニマリックさと苦味のある甘さが特徴的で、非常にパワフルな香りとなります。

もっと知りたい方は下記を参照ください。

ウッド(Wood)・ウッディ系

 さて、ウッドの入った香水……とはあまり言わず、ウッディ系と呼びますが、ウッドにも様々なウッドがあることを知っておくべきであります。前述のアガーウッドもウッディ系に属しますが、ウッディと言うにはあまりに香りが深すぎるため、ウッディ系の例外と考えておいた方が良いかと思います。

 ウッディ系とかウッディノートと言った場合、それが指すのは、木々の香りや森林・湿った苔、土など、木に関連する香りです。一部有名な香料を下記にのせますので、ぜひ1つ1つ確かめてみてください。

この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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