Tuberose
チュベローズ

チュベローズ 香料た行な行は行

 ヒガンバナ科に属するチュベローズは、夜になると強い香りを発するため、月下香(台湾名)晩香玉(中国名)とも呼ばれます。メキシコ原産で、現在は主に、エジプト、インド、中国、モロッコで栽培され、わずかにグラースでも栽培されます。ちなみに、ローズとは全く関係がなく、共通するものもありません。

 毎朝、花の開花と同時に、摘み取り作業が行われ、栽培地の土は毎年、新しく入れ替えられます。白色のこの花は、5-6cmの長さにもなり、めまいがするほど甘く、フルーティなジャスミンのような、エキゾチックな香りを発します。

 インドでは、現地の言葉で「夜の香水」と呼ばれ、結婚式の際、婚礼の部屋をこの花で飾り付けられます。ミュゲの「無害」な少女の雰囲気とは真逆で、「意地悪」な花、裕福で体つきが豊満な感じを連想させる香りになります。

 最も高価な香料の1つで、天然香料ではないレプリカの場合、ねばねばした香りになります。

チュベローズをテーマにする高級香水からはファムファタール(悪女)のイメージが浮かび上がる。ヒップからバストにかけてのラインは肉感的で官能的でまるで赤いドレスを着たモニカ・ベルッチのように。

オーレリアン・ギシャール

チュベローズの香りを調べれば、甘く濃厚で重いとか、セクシーなどの言葉がよく見られるけれども、「食品的である」と、感じたのが自分にとって重要なキーワード。チュベローズはホワイトフローラルで、ハムのコンソメゼリー寄せの匂いがする。

大沢さとり
この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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Le Chercheur de Parfum

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