ISIPCA
イジプカ

概要

所在地:フランス(ヴェルサイユ)

正式名称:Institut Supérieur International du Parfum, de la Cosmétique et de l’Aromatique alimentaire(香水・化粧品・食品香料国際高等学院)

通称:ISIPCA(イジプカ)

公式サイト:https://www.isipca-school.com

歴史

1970ジャン-ジャック・ゲラン(ゲラン家3代目)によってISIPが設立。
1984パリの商工会議所CCIPが教育のマネジメントを手伝うことになり、ISIPCAが誕生。
2004ヴェルサイユ大学とパートナーシップを組み、大学院生のプログラムを作る。
2016IFFと提携し、マスターコースを創設。

教育内容

 イジプカの教育は幅広く、バカロレア(学士)から修士号まで取ることができます。フランス語が話せない学生には、フランスのベルサイユ大学とイタリアのパドヴァ大学とパートナーシップを組みThe European Fragrance & Cosmetic Masterという修士号が取れるコースを用意しています。初級~上級まで30のトレーニングコースがあり、各人に応じたコースを選ぶことができます。

 トレーニングには、現役の調香師も参加し、ドミニク・ロピオンやイザベル・ドワイヤン(グタールの専属調香師)、かつてはオスモテックの初代館長ジャン・ケルレオも教えていました。

500以上の企業が協賛しており、IFFだけでなく、ジボダンやフィルメニッヒも卒業生の進路先として選ばれます。卒業生の8割以上は7か月以内に仕事を得ることができると発表されています。

コースは入学者のレベルによりますが、1年で終わるものから2年かかるもの、サマーコースなども用意されています。→詳細は公式サイト

ISIPCAの通りを挟んだ先には、香水の博物館オスモテックがあり、教育プログラムの一貫として、仕事の手伝いをしています。

入学に求められるレベル(一例)
・化学、バイオケミストリー、バイオロジー、バイオテクノロジー、薬学などの科学の学士号
・流暢な英語(TOEFL iBT 80)
・年齢制限無し。香り・化粧品の知識は求められない。

学費:2年間で21,000ユーロ(約280万円)

著名な卒業生:アン・フリッポ、イザベル・ドワイヤン、マチルド・ローラン、フランシス・クルジャン(1992年卒業)、アニック・メナード、セリーヌ・エレナ、マティルデ・ヴィジャウィ、マリー・サラマーニュ、ヤン・ヴァスニエ、ブルーノ・ジョヴァノヴィック、ソニア・コンスタン、ロドリゴ・フローレス・ルー(1989~)

この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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