Cassie
カッシー

 主に香料で使われるカッシーは、学名をAcacia farneisiana Wildと言い、別名Cassie ancienne(昔ながらのカッシー)、Sweet Acacia(スイートアカシア)と呼ばれます。インド原産で、17世紀にヨーロッパに輸入され、今では地中海全域で栽培されます。3年経つと花を咲かせ、5~6年経った木で、花の収穫高は500~600g、収穫期は9月~11月です。

 香りは、フローラルでありながら、ミモザのパウダリーな香りを持ち、ハチミツのようなリッチさとアニスを思わせるニュアンスを持ちます。甘いフローラルの下には官能的で、アニマリックな性質もあり、香水に初めて使われたのは、1906年、ゲランのアプレロンデ(ジャック・ゲラン)です。

この花は「策略家」なので扱いが難しい。ミモザと同類だが、枝葉は密集しており、木は全体に丸みを帯びて、ミステリアスな要素が増える。イランイランの香りに似たアニマルノートの開発に、カッシーの花が成分として用いられている。カッシーはミモザに似ているが、私の考えでは、もう少し力強く、ミステリアスである

ドミニク・ロピオン
この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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Le Chercheur de Parfum

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