Cedarwood
シダーウッド

cedar

香料解説

 シダーウッドは、セダー、セードルとも呼ばれ、マツ科ヒマラヤスギ属の樹木になります。古代エジプトでは、シダーは楽園、大地、地下世界のシンボルであり、その香りは神聖なものと結びつくとされていました。レバノンでは国旗にもなっています。抽出は、チップ状にしたものを水蒸気蒸留や溶剤抽出法によって抽出します。

 モロッコ産アトラスシダーは、香水のベースによく使われるシダーであまり価格も高くありません。香りはウッディでフローラル調なものとしてラブダナムとともに使われます。
 アトラスシダーに香りが近いのが、ヒマラヤ産シダーです。

 アメリカのバージニア産シダーは、植物学的には、ヒノキ科(サイプレス科)にあたり、ヴァージニアジュニパーとも呼ばれます。鉛筆を作るために使われるため、ペンシルシダーとも呼ばれます。マイルドで、ウッディ、少しだけバルサミックで、甘さもあります。
 ヴァージニアシダーに香りが近いのは、テキサスシダーです。

香水ではどう香る?

香水では、乾いた木材や削りたての鉛筆を思わせる、端正なウッディ感を与えます。天然精油の香りは樹種によって異なり、ヴァージニアシダーはドライで鉛筆のようにシャープ、アトラスシダーはより温かくクリーミーで、樹脂や革を思わせる奥行きがあります。Norlimbanolはシダーウッド・アンバー調をもつ別の合成分子で、トップの輪郭と香りの持続を補強します。天然シダーそのものでも、完成したシダー再現アコードでもありません。

シダーウッドの香水を選ぶときのポイント

 シダーの乾いた木の香りに、爽やかさを求めるなら柑橘やジュニパー、温かさを求めるならトンカや花を伴うもの。オルフェオンはオードパルファンとオードトワレで、その違いを楽しめます。濃度の違いだけでなく、香りの組み合わせも異なる2本です。

シダーウッドの表情を比べる香水

オルフェオン オードパルファン(ディプティック)

 かつてのパリのバーを、シダーとトンカの温かさ、化粧品の粉っぽさ、煙の印象で描いた香水。ジュニパーベリーとジャスミンも主要ノートです。

オルフェオン オードトワレ(ディプティック)

 グリーンマンダリンとジュニパーベリーの爽やかさから、花、シダーへと続きます。オードパルファンのトンカや粉っぽさとは違い、柑橘と木を楽しむオルフェオンです。

シダーウッドの好みから、次の一本へ

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