Alienor Massenet
アリエノール・マスネ

調香史

 アリエノールは、17歳のとき、フィルメニッヒ社で1ヶ月のインターンシップに行き、そこで香水業界で働くことに魅力を感じました。サンキエームサンスのモニーク・シュランジェーの元で原料や嗅覚について訓練を受け、Florasynth(現シムライズ社)でまずは働きます。1995年からIFFのニューヨークに6年、パリに12年務めます。そして、2016年からシムライズ社に入社します。

 Memo Paris(メモパリ)Hermetica(エルメティカ)の多くを調香していることでも有名であり、最近ではルーブル美術館とオフィシーヌ・ビュリーのコラボした作品を調香したことでも話題になりました。

 尊敬している調香師は、エドモン・ルドニツカソフィア・グロスマン、Pierre Wargnyeです。

私は日々、アートにインスピレーションを得ています。自身の学びの一部として、美術史や心理学を勉強しています。デザイナーとしては、モネのような印象派画家に影響を受けています。また、キュビズムで、ピカソが伝統的なテーマを現代的にするために幾何学構造で変形させましたが、これも私に大きな影響を与えています。

アリエノール・マスネ

調香作品

私は、どの作品にもラブダナムミルラを常に異なる割合で、自分のサイン(シグネチャー)として入れています。

アリエノール・マスネ
YearBrandNameWith
2002Estee Lauder(エスティローダー)Intuition for men(インチュイション)Yves Cassar、Lois Evans、Pierre Wargnye
2010Chloé(クロエ)Eau de Fleurs Neroli(オードゥフルールネロリ) 
2013Maison Martin Margiela(メゾンマルジェラ)Replica Jazz Club(レプリカジャズクラブ) 
2007~2020Memo Paris(メモパリ)African Leather、Eau de Memo、French Leather、Granada、Ilha do Mel、Inle、Inle Iris、Irish Leather、Italian Leather、Jannat、Jannat Baby Eau Fraiche、Kedu、Lalibela、Luxor Oud、Manoa、Marfa、Marfa Spice、Moon Leather、Moon Safari、Ocean Leather、Quartier Latin、Russian Leather、Shams、Sintra、Siwa、Sundance、Tiger’s Nest、Vaadhoo、Winter Palace 
2016、2017Andrea Maack(アンドレアマーク)Birch(バーチ)、Dual(デュアル)、SoftTension(ソフトテンション)
2018~Hermetica(エルメティカ)Source1(ソース1)、Amberbee(アンバービー)、Greenlion(グリーンライオン)、Jade888(ジェイド888)、Megaflower(メガフラワー)、Multilotus(マルチロータス)、Ivyme(アイビーミー)、Patchoulight(パチョライト)、Rosefire(ローズファイア)、Sandalsun(サンダルサン)、Spiceair(スパイスエアー)、Verticaloud(ヴァーティカルウード)、Woodysandal(ウッディサンダル) 
2019Comme des Garcons(コムデギャルソン)Copper(コッパ―) 
2019L’Officine Universelle Buly1803(オフィシーヌ・ビュリー1803)La Victoire de Samothrace(サモトラケのニケ)
2020L’Artisan(ラルチザン)Couleur Vanille(クルールバニーユ) 
2020Penhaligon’s(ペンハリガン)The Favourite(ザフェイバリット) 
2021Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレフェラガモ)Giardini di Seta(ジャルディーニディセタ)
Giungle di Seta(ジュングレディセタ)
Savane di Seta(サヴァーネディセタ)
Oceani di Seta(オセアニディセタ)
エミリー・コッパーマン
主要作品年代順
他のブランド
Chopard、Davidoff、Diesel、Floraiku、Armani、Lancome、Roger&Gallet、Viktor&Rolfなど
他に共作している調香師
オリヴィエ・ポルジュ、ソフィエ・ラべ、ソフィア・グロスマンなど
他の作品

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この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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