エレクティムス(ELECTIMUSS)— ローマの栄光を纏う、ロンドン発ニッチ香水ブランド

ブランド創業者

「エレクティムスは”最高のものを選ぶ”という意味であり、これは私たちにとって単なる名前ではなく、使命宣言である。それは最高品質の原料を使うこと、最も才能ある調香師と仕事をすること、そして本当に卓越した香水を作ることへのコミットメントを意味する。顧客がエレクティムスの香水を選ぶとき、彼らは毎回最高のものを選んでいるのだ。」

Luke Granger(共同創業者)[1]

基本情報

設立年: 2015年
創設者: Luke Granger(ルーク・グランジャー)、Jason Collison(ジェイソン・コリソン)
クリエイティブ・ディレクター: Claire Sokell Thompson(クレア・ソーケル・トンプソン)
拠点: ロンドン、英国
公式サイト: https://www.electimuss.com

創設者・ブランドの成り立ち

香りとの最初の出会い

エレクティムスの物語は、あるイギリスの少年の幼少体験から始まる。ルーク・グランジャーは後年、自身のブランドの原点についてこう語っている。[1]

「私の香りとの旅は、アメリカ系イタリア人の祖父から始まった。祖父は幼い頃に私に香りの魔法を教えてくれた。そして今でも鮮明に覚えているのは、祖父のコロンのボトルのキャップを嗅がせてもらっていた記憶だ。その初期の体験と、祖父のイタリアの話、そして妻とのローマへの新婚旅行——そこで私は歴史と芸術に強く惹かれた——これら全てが、後にエレクティムスとなる基盤を作り上げた。」

Luke Granger[1]

このエピソードに、エレクティムスという香水ブランドのDNAが凝縮されているといえる。香りは単なる嗜好品ではなく、記憶と物語を運ぶ媒介として、グランジャーの人生に刻み込まれていたのだ。

「2010年代初頭」の夢から2015年のローンチへ

エレクティムス(Electimuss)には、やや入り組んだ初期の歴史がある。

最初の胎動は、2011年前後にまでさかのぼる。
「イルミナム(Illuminum)」や「ブーディカ・ザ・ヴィクトリアス(Boadicea the Victorious)」を手がけた英国のヘアスタイリスト/調香家マイケル・ボアディ(Michael Boadi)が、古代ローマの栄華を香りに翻訳する新ブランドとして構想を立ち上げたのが出発点である[1][2]。2012年1月16日には、ボアディ自身が取締役に就任する形で英国法人「ELECTIMUSS PERFUME LIMITED」(会社登記番号 07911114)が設立され、2013年には第一作が市場に届けられた[3][4]。代表作のひとつである「ブラック・キャビア(Black Caviar)」も、この初期ラインから生まれている[2]。
しかし、当時の活動は長くは続かず、第一作から間もなくボアディはブランドへの関与を終え、エレクティムスはしばらく表舞台から姿を消すことになった[2]。

現在のエレクティムスにつながる流れが始まるのは、その数年後である。「ブーディカ・ザ・ヴィクトリアス」でブランドマネージャーを務めていたルーク・グレンジャー(Luke Granger)と、その盟友ジェイソン・コリソン(Jason Collison)が2015年にブランドを引き継ぎ、事実上のリブートを行った[5][6]。

ふたりの公式な語りでは、2015年がエレクティムスの「創設」であり、古代ローマへの情熱から生まれた英国ラグジュアリー・フレグランスハウスとしての歩みは、この年を起点として語られている[5]。ただし、英国 Companies House の登記を見ると、ふたりが役員として名前を連ねる新法人「ELECTIMUSS LIMITED」(会社登記番号 11589984)が実際に整えられたのは 2018年9月26日 であり、旧法人とは別会社としての体制構築には、さらに数年を要したことが分かる[7]。2019年にはクリエイティブ・ディレクターとしてクレア・ソケル・トンプソン(Claire Sokell Thompson)も加わり、現在の三頭体制が整った[6][8]。

したがって、エレクティムスというブランドには二つの「始まり」が存在する。
ひとつは、2011年に構想され2013年に最初の香水を世に送り出したマイケル・ボアディの原点。
もうひとつは、2015年にグレンジャーとコリソンがブランドを引き継ぎ、2018年の法人再編を経て、現在へと続くラインを組み立て直した再出発である。現行の公式サイトが語るのは後者のみであり、古代ローマの栄華をモチーフとする今日のエレクティムスは、この「第二の起点」から紡がれてきたブランドである[5]。

クリエイティブ・ディレクターの登場と変革

エレクティムスが香水コミュニティで急速に注目を集めるようになるのは、クレア・ソーケル・トンプソンがクリエイティブ・ディレクターとしてチームに加わってからだ。クレアがジョインしたのは2019年から2020年頃で、タメーン・ロンドン(Thameen London)のオリジナル・クリエイティブ・ディレクターとしての経験を持つ彼女が合流したことで、ブランドのクリエイティブ方向性がより一貫したものへと洗練されていった。[9][4]

クレアはエレクティムスのコンセプトについてこう語る。[9]

「エレクティムスは2015年、ローマ人の香水への情熱と食欲にインスパイアされて誕生した。私は2019年にジョインし、その情熱をローマ帝国の壮大さと野心を持った、現代的かつタイムレスなフレグランスブランドへと発展させる手助けをした。私たちは香水を歴史を貫く目に見えない糸と考え、人々に力を与え、豊かにする香水を作るという大きなアイデアを掲げている。」

Claire Sokell Thompson(クリエイティブ・ディレクター)[9]

チームの役割分担

現在のエレクティムスは、ルーク・ジェイソン・クレアの三者体制で動いている。ルークはロジスティクス・倉庫・サプライサイドを担当しつつ製品イノベーションにも関わり、ジェイソンはビジネス開発と販売を、クレアはクリエイティブ・ディレクション、香水開発、コミュニケーション、デジタルを担当する。ルーク自身は「私たちはコーポレートな環境ではなく、家族だ」と語り、このブランドが単なるビジネスではなくパッションから生まれたものであることを強調している。[4][1]

ブランドのこだわり

古代ローマという源泉

エレクティムスというブランド名は、ラテン語に由来する。「最高のものを選ぶ」という意味を持ち、これがブランド哲学の核心である。古代ローマ人は香水に深く魅了されていた。噴水にはバラ水が満たされ、香りは浄化の儀式、祭典、饗宴、誘惑、礼拝の全てに織り込まれていた。彼らはシルクロードを東から西へと辿り、帝国の各地から希少な香料を収集した。エレクティムスはこの「香水コンノイサーとしてのローマ人」の精神を現代に呼び起こそうとしている。[10][11][12][2]

クレアはブランドのコンセプトをこう言葉にしている。[9]

「エレクティムスのコンセプトは、創造性をドラマティックで臆面のない方法で探求することだ。リッチ、センシュアル、オプレント、デカダント、ダーリング、チャレンジング——これらがブランドを表す形容詞だ。」

Claire Sokell Thompson[9]

香りへの妥協なき追求

エレクティムスの全フレグランスは、25%または30%の Pure Parfum / Extrait de Parfum(ピュア・パルファム)濃度で製造されている。これは一般的な市販香水の濃度(オード・パルファムで15〜20%程度)を大きく上回るものだ。この高濃度が、エレクティムスの香水に「一吹きで広がる、圧倒的な残香と持続力」を与えている。[12][10]

クレアはこの濃度へのこだわりについて、交渉の余地がないことを明言している。[4]

「私たちはその点では一切妥協しない。ブランド名がラテン語で”最高のものを選ぶ”という意味であり、その信念が私たちの行うすべてに貫かれている。」

Claire Sokell Thompson[4]

特に好む素材としてクレアが挙げるのは、まず「香水の女神」とも言うべきローズ(バラ)。そしてパチョリ。さらにはシチリア産ベルガモットや天然ウードも欠かせない素材として語る。[9]

調香師との「対等なパートナーシップ」

エレクティムスは世界の独立系調香師たちとの協業によって香水を作る。起用する調香師は、ジュリアン・ラスキネ、クリスチャン・プロヴェンツァーノ、ケヴィン・マティス、ジョン・スティーブンス、マルコ・ジェノヴェーゼ、セリーヌ・バレル、ソフィア・バルデッリ、セシル・ザロキアン、ダヴィッド・シエズ等、そうそうたる顔ぶれだ。[13][6]

ルークは調香師との関係をこう語る。[6]

「私たちはマスター調香師たちと、真のクリエイティブパートナーとして仕事をする。彼らが最高の仕事をするために必要な自由を与える。」

Luke Granger[6]

クレアがブリーフィングを作成する際は、まずミューズ(着想源)を設定し、神話・文学・美術・音楽などを通じてその多面的な側面を探求する。ブリーフには絵画、音楽、色彩、物語、香料のリファレンスが含まれるが、あくまでも「コンセプトと創造的探求のアンカー」であり、過度に指示的にならないことを意識しているという。[4]

クレアはまた「ボールドな個性を持つ調香師を好む、香水の中でだけでなく、それを生み出す調香師においても」と語っている。[9]

ボトル・パッケージのデザイン哲学

ボトルのデザインはブランドの世界観そのものを体現している。ルークはそのデザイン哲学をこう語る。[1]

「デザイン哲学は、タイムレスで豪華、かつ力強いものを作ることだった。ボトルはローマ建築の現代的な解釈として設計されている。縦溝の入ったガラス側面と重厚なメタリックキャップは、手にしたときに存在感と高品質さを感じさせる。そのボトル自体が、香水がなくなった後も飾り続けたくなるような芸術作品であることを望んだ。」

Luke Granger[1]

ボトル底面には太陽光線を模したエッチングが施されており、これは「活力・エネルギー・力」の象徴とされる。各コレクションによってカラーが異なり、例えばエンペラー・コレクションは「帝王紫」のボトルに収められ、ラストラス・コレクションはミッドナイトブルーのガラスに金の星座が描かれる。重厚に彫刻されたガラスと金属キャップは「ローマの建築とシンボルへの参照」であり、手に取った瞬間から圧倒的な存在感を放つ。[14][15][16][12]

香水ラインナップ

エレクティムスは現在、5つのコレクションによって構成されている。各コレクションはローマ文化・歴史・神話の異なる側面を掘り下げており、それぞれに独自のボトルカラーとスタイルを持つ。[17][18]

エターナル・コレクション(Eternal Collection)

「永遠の都」ローマの美しさと、時を超えて続く人類の香りへの魅了を讃えるコレクションだ。ローマの日常に織り込まれた香り——愛、権力、そして誘惑の物語——をテーマとし、8つのフレグランスを収録する。オーロラ(Aurora)やシルバナス(Silvanus)はともにマルコ・ジェノヴェーゼが手がけ、サフラン・ウード・カルダモン等の東洋系スパイスと、サンダルウッド・アンバーグリス・ホワイトムスクが織り成す、官能的な東方の大気を思わせる作品だ。[19][20][7]

ネロ・コレクション(Nero Collection)

ブランドの個性を最も直接的に表現するコレクションとも言われ、クレア自身が「エレクティムスが得意とすることを体現する」と語る。皇帝ネロの芸術・美食・耽美な生き方にインスパイアされており、大胆で個性的なフレグランスが並ぶ。[14][4]

代表作のブラック・キャビア(Black Caviar)(マルコ・ジェノヴェーゼ作)は、ブランドの最初期から存在するベストセラーだ。調香師は制作の意図をこう語っている。[21][4]

「キャビアはローマ時代から偉大な贅沢と貴重さの食物だった。セウェルス帝は最も崇敬される客にキャビアをバラの花輪とともに供し、音楽の演奏とともに振る舞った。ネロ帝もまたその饗宴でキャビアを振る舞うことで知られていた。ブラック・キャビアでは、最高の素材を使ったクラシックな構成の中に、贅沢な喜びの感覚を閉じ込めたかった。」

Marco Genovese(マルコ・ジェノヴェーゼ、調香師)[21]

香調はキャビア・ウード・シダーウッドのトップに、ラベンダー・セージ・ローズマリーのハート、そしてベチバー・パチョリ・オークモスのベース。「塩気を帯びた海の風と、木質系・薬草系の優雅なフジェア」という、極めて独創的な香りの構成だ。[22]

エンペラー・コレクション(Emperor Collection)

最も希少で高価な素材を集結させたフラッグシップライン。限られた数量のみが生産され、帝王紫のボトルに収められる。「皇帝だけが手にできた最良のもの」というコンセプトを体現し、素材の品質と希少性においてブランド内で最高位に位置する。[16]

インペリウム(Imperium)(ソフィア・バルデッリ作、2019年)は、このコレクションの象徴的な存在だ。ベルガモットとコリアンダーで幕を開けた後、ローズ・リリー・サフラン・ジャスミン・ネロリ・チューベローズの豪華な花々が咲き誇り、マダガスカル産バニラ・アンバー・グアイアックウッド・ウード・パチョリの温かく甘い木質系のベースへと変容していく。[23][24]

オクタヴィアン(Octavian)はローマ帝国初代皇帝アウグストゥスにインスパイアされており、ブルガリアンローズと半獣的なイランのウード、フランキンセンス、サフロン、ピンクペッパーが重なる、深く暗い東洋的な構成だ。[25]

グラディエーター・ウード(Gladiator Oud)(ジュリアン・ラスキネ作)については、調香師自身がこう語っている。[9]

「私の夢は、その名にふさわしい象徴的な香水を作ることだった——戦闘の技と肉体性、そして真のリーダーの気品を兼ね備えた、アディクティブでウェアラブルなウードを。」

Julien Rasquinet(ジュリアン・ラスキネ、調香師)[9]

ラストラス・コレクション(Lustrous Collection)

「ラストラス」とは「光り輝く」「輝かしい」の意。ローマの神々と星、星座との関係をテーマとしており、各フレグランスは星や星座にまつわるローマの神話から発想されている。コレクションのボトルはミッドナイトブルーのガラスで、金の星が散りばめられた幻想的な仕様だ。[15][26]

アクイラ・アブソリュート(Aquila Absolute)(ジュリアン・ラスキネ作)は、ローマ人が「空の王者」と崇め、美と光と不死を象徴するとした鷹座(アクイラ座)にインスパイアされた作品だ。ラズベリーとグアテマラ産カルダモンのトップに始まり、トルコローズとエジプトゼラニウム、そしてレザー・パチョリ・ラブダナム・ホワイトウード・エジプトバイオレットリーフのベースへと続く。[27][15]

最新作のアストラム・ノヴァ(Astrum Nova)(ダヴィッド・シエズ作)に際して、ルーク・グランジャーはこうコメントしている。[26]

「この香水は”アストロ・ガーデニング”という発想——星が古代文明の植え付けサイクルを導いていたという忘れられた農業の実践——を下敷きにしている。」

Luke Granger[26]

コンソート・コレクション(Consort Collection)

「コラボレーションの遊び場」と自ら形容するユニークなコレクションだ。クレアのアイデアにより、1つの核となる香料素材を、2人の異なる調香師がそれぞれ独自の視点で解釈・創作するというアプローチを採用している。例えば、冥界の王プルートとその妻ペルセポネの物語をモチーフに、「パチョリ」という素材を軸として、クリスチャン・プロヴェンツァーノとケヴィン・マティスがそれぞれの解釈で2本の作品を生み出した。パーセフォニーズ・パチョリ(Persephone’s Patchouli)パチョリ・オブ・ザ・アンダーワールド(Patchouli of the Underworld)がその代表例だ。[4][9]

ちなみに…

「フェニックスの如き再誕」: エレクティムスが現在の形で世界に知られるようになるまでには、ブランド草創期の曲折があったとも言われている。フレグランス・レビュアーの間では、現在の美しいボトルデザインと高品質な香りの世界が確立されたことで「フェニックスの如き復活」と形容されることもある。[8]

グランジャーの祖父: ブランド全体の世界観——イタリアとローマへの愛、香りの記憶——は、実はルークのアメリカ系イタリア人の祖父に端を発している。この個人的な記憶が、数十億円規模になりうるニッチ香水ブランドの原点であるというのは、なかなかに興味深いエピソードだ。[1]

  1. Electimuss公式ブログ「Celebrating a Decade of Fragrance」(Luke Granger インタビュー) – https://www.electimuss.com/blogs/journal/a-decade-of-fragrances
  2. Essencional「Electimuss London, a vigorous triumvirate and prosperous empire」(Claire Sokell Thompson インタビュー) – https://www.essencional.com/en/posts/eleticmuss-london-a-vigorous-triumvirate-and-prosperous-empire/
  3. Everfumed「Interview With Claire Sokell Thompson, Creative Director of Electimuss」 – https://everfumed.com/claire-sokell-thompson-interview/
  4. Electimuss公式サイト「Our Story」 – https://www.electimuss.com/pages/our-story
  5. Electimuss公式サイト「BLACK CAVIAR」(Marco Genovese の発言含む) – https://www.electimuss.com/products/black-caviar
  6. Electimuss公式サイト「The Emperor Collection」 – https://www.electimuss.com/collections/emperor
  7. Scentissime「Electimuss London: the quintessence of niche perfumery」 – https://www.scentissime.com/en/content/74-electimuss-london-the-heritage-of-ancient-rome-in-high-perfumery
  8. Shop Sein de Signature「Electimuss London: A Decade of Daring Luxury Perfumery」 – https://shop.seindesignature.com/blogs/news/electimuss-london-a-decade-of-daring-luxury-perfumery
  9. Parfinity「The Seven Perfumers behind ELECTIMUSS」 – https://www.scentissime.com/en/blog/post/les-septs-parfumeurs-qui-font-l-exception-d-electimuss.html
  10. Hunger Magazine「Electimuss’ new perfume is an ode to ancient farming practices」(Luke Granger の発言含む) – https://hungermag.com/beauty/electimuss-new-perfume-is-an-ode-to-ancient-farming-practices
  11. ALZD「Aquila Absolute, Auster and Black Caviar by Electimuss」 – https://www.alzd.de/en/2023/07/28/aquila-absolute-auster-and-black-caviar-from-electimuss/
  12. Kensington and Chelsea Review「Heaven Scent: Electimuss London’s new Aquila Absolute fragrance has landed」 – https://kensingtonandchelseareview.com/2023/08/16/heaven-scent-electimuss-londons-new-aquila-absolute-fragrance-has-landed/
  13. Cosmetiqua「Black Caviar As A Perfume, Can It Work? Electimuss London Review」 – https://cosmetiqua.com/en/black-caviar-octavian-electimuss-perfume-english/
  14. Companies House(英国法人登録情報) – https://find-and-update.company-information.service.gov.uk/company/12230796/persons-with-significant-control
  15. Parfumo「Electimuss All Perfumes & Information」 – https://www.parfumo.com/Perfumes/Electimuss
  16. YouTube – Electimuss公式「Vanilla Edesia perfume: we interview Cécile Zarokian, Master Perfumer」 – https://www.youtube.com/watch?v=Hwo3Ph6uqyQ