Chamomile
カモミール

カモミール 香料あ行か行さ行

 カモミールの名で知られる植物は、香りによって3つに分かれます。ワイルドカモミールローマンカモミールモロッカンカモミールです。

ワイルドカモミール

 ジャーマンカモミールブルーカモミールとも呼ばれ、最もポピュラーなカモミールです。エッセンシャルオイルは、濃いブルーで、香りは温かく、ハーバルで、フルーティー、甘いタバコのアンダートーンがあります。古代ギリシア語で、大地のリンゴという意味からカモミールと名付けられたのは、このためです。
 香水よりはフレーバーに使われ、フルーティーなニュアンスを与えるときに使われます。

カモミールブルーは花の香りというより、塩辛さと植物性のアンバーノートを持ちます。この香料には手焼きせんべいの要素、乾いた醤油の香りがします。

大沢さとり

ローマンカモミール

 イングリッシュカモミールもしくは、ガーデンカモミールとも呼ばれます。エッセンシャルオイルの香りの構成要素は、ジャーマンカモミールとは全く異なり、温かみとアロマティックな甘味、フルーティーさがあります。
 味は苦味があり、カモミールティーやリキュール用フレーバーに使われます。香水では、特にクラシックな香水で使われています。

 アルベルト・モリヤスが作ったグッチのメモワール デュヌ オドール(2019)は、ローマンカモミールを使った香水です。

モロッカンカモミール

 香水でよく使われるもう一つのカモミールで、地中海が原産になります。エッセンシャルオイルは黄色で、フレッシュなハーバルな香り、カンファーのニュアンス、バルサミックでアニマリックなアンダートーンがあります

 香水では、アロマティックな香り、フゼア系の香りで使われます。

①上記の飛び先にいくとすでに対象の香料が選択されているので、他に合わせたい香料があれば、下の方に出てくる香料の中から組み合わせたい香料をタップする。タップもしくはカーソルを合わせると左に「+」マークが出てくるので、それを押すことでそれらの香料を組わせた香水を探すことができる。
②目的の香料を選び終えたら「SEE RECOMMENDATIONS」を押すと、結果が表示される。

Wikiparfum
この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

Rootをフォローする
香料あ行か行さ行
ルシェルシェアする
Rootをフォローする

コメント