“Perfume is an experience best savored slowly.”
(香水とは、ゆっくりと味わうべき体験である。)
── ナタリア・オウテダ(Natalia Outeda)、フラッサイ創設者
基本情報
基本情報
- 設立年:2013年(ブエノスアイレス)
- 創設者:Natalia Outeda(ナタリア・オウテダ)
- 拠点:アルゼンチン・ブエノスアイレス/イタリア北部
- 公式サイト:https://frassai.com
ブランド名「FRASSAÏ」は、英語の “fragrance”(フレグランス) と “assai” を掛け合わせた造語である。”assai”とは金属の純度を測定する試金法のことで、「香りの純粋さ」への志を込めた名前だと創設者は語る。なおイタリア語で”assai”は「非常に」を意味する副詞でもあり、音楽用語としても使われる(例:Presto assai=非常に速く)。
創設者・ブランドの成り立ち
ブエノスアイレスの少女時代
ナタリア・オウテダはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに生まれた。幼少期からダンス、料理、フローラルデザインといった感覚的な世界に囲まれて育ったという。彼女自身、最も深い香りの記憶について次のように語っている。
「私の一番古い香りの記憶は、近所の木々の香り──マドレセルバ(スイカズラ)やティーロ(菩提樹)。通学路に小さな橋があって、いつも葉っぱや花、枝が積もっていた。湿った土の匂い、その上を歩く時のちょっとした畏れの感覚を覚えている。」
── ナタリア・オウテダ
彼女は十代でニューヨークへ渡り、そこで青春時代を過ごした。ファッション工科大学(F.I.T.)でデザインを学びながら、運命的な出会いが訪れる。
ラ・グルヌイユ──花と食と美の原体験
ニューヨークでの学生時代、ナタリアはラ・グルヌイユ(La Grenouille)で働き始めた。ラ・グルヌイユはマンハッタンを代表する名門フレンチレストランで、かつてサルバドール・ダリ、グレタ・ガルボ、チャーリー・チャップリンらが通い、サン=テグジュペリが2階で『星の王子さま』の一部を書いたとも伝わる伝説的な場所である。オーナーのシャルル・マッソンはフローラルデザインの事業も手がけており、ナタリアはそこで花の仕事にも携わった。
「ラ・グルヌイユには、私が今まで見た中で最も素晴らしいフラワーアレンジメントがあった。あのダイニングルームの香りは、今でも私の中に残っている。テクスチャー、色、ボリュームを扱う感性がそこで磨かれ、今の創作に活きている。」
── ナタリア・オウテダ
後に彼女は当時の経験をこう振り返っている。
「ニューヨークで、非常に有名なフローラルデザイナーの仕事場で働いていた。フィルハーモニー、メトロポリタン美術館、オペラのための花を手がける人。同じ経営者が極上のフレンチデリカテッセンも営んでいて、扱う品は少ないけれど、どれも最高のものだけ。そこで学んだのは、本当のラグジュアリーとは、シンプルなことを最高に美しく仕上げることだということ。」
── ナタリア・オウテダ
花と食という「はかないもの(éphémère)」の世界に身を浸した経験は、やがて彼女をもう一つの「はかない芸術」──香水へと導くことになる。
クエスト・インターナショナルからジボダンへ──香りの世界との出会い
2005年、ナタリアは香料会社クエスト・インターナショナル(Quest International)のニューヨークオフィスに入社する。香水業界に入ったのは「偶然の出会い」だったと彼女は繰り返し語っている。
「2005年に業界で働き始めるまで、香水に情熱を感じたことはなかった。ディーバ、クリスタル、イザティスを纏ってはいたけれど、シグネチャーセントと呼べるものはなかった。でも業界に入った途端、まったく新しい世界が開けた。舞台裏を見て、毎日テストを重ね、この秘密めいた世界の一員になるのは、とても魅力的だった。」
── ナタリア・オウテダ
クエストでの最初の配属は、当時急成長中だったバス&ボディワークスのアカウントだった。膨大な数のボディローションやシャワージェルに囲まれながら、調香の技術と嗅覚を徹底的に鍛える日々を送った。そしてこの職場で、後のフラッサイの香水を手がけることになる二人の調香師──ロドリゴ・フローレス=ルー(Rodrigo Flores-Roux)とヤン・ヴァスニエ(Yann Vasnier)に出会う。当時はまさか10年以上後に彼らが自分のブランドの香水を作ってくれるとは、夢にも思わなかったという。
2007年、クエストは世界最大の香料会社ジボダン(Givaudan)に買収される。統合後、ナタリアはエヴァリュエーター(評価者)の職に就き、調香師により近い立場で働くようになった。エヴァリュエーターとは、調香師が作り上げた試作品を評価し、クライアントのブリーフ(要件書)との整合性を検証し、フィードバックを行う専門職である。
「ジボダンに移ってエヴァリュエーターになってから、仕事内容はより調香師寄りになった。どの調香師からも必ず学ぶことがあったし、自分でも独学で懸命に調香を勉強した。現場で学ぶというのは時に怖い場面もあるけれど、創作に没頭しながら直接クライアントとやり取りして成長できるのだから、満足度はとても高い。」
── ナタリア・オウテダ
ジボダンではロレアルやP&Gなどの大手クライアントを担当し、ラルフローレン「ポロ レッド」「ビッグ ポニー #4」(調香師:オリヴィエ・ギロチン)、キールズ「オレンジフラワー&ライチ」(調香師:ヤン・ヴァスニエ)といったグローバルブランドの開発に携わった。
しかしナタリアは、何百何千もの香水を評価してきたにもかかわらず、「自分のもの」と心から思える香りに出会えなかったという。
ブエノスアイレスへの帰還──フラッサイ誕生
「自分が本当に愛するものを創りたいという渇望と、もっとゆっくりしたペースで生きたいという願い。その二つが、私をニューヨークからブエノスアイレスへと導いた。」
── ナタリア・オウテダ
2012年、ナタリアは故郷ブエノスアイレスに戻る決心をする。ニューヨークの華やかな香水産業の第一線を離れ、自分自身の根源に立ち返るという選択だった。帰国後、まず取り組んだのはジュエリー制作だった。香水を入れるための小さなフラコン(小瓶)をペンダントとして仕立てる──ジュエリーと香りを融合させた「オブジェ・ダール(芸術作品)」を手作りで生み出すことから、2013年、フラッサイは産声を上げた。
2015年には音楽の伝説的アーティストにインスパイアされたセンテッドキャンドルのコレクションを発表。「ベベル(Bebel)」や「グスタフ(Gustav)」と名付けられたキャンドルシリーズは、後の香水コレクションに先立つ実験的なプロジェクトでもあった。
そして2017年後半、ついにオードパルファムの第一弾コレクションを発表する。ジュエリーから始まり、キャンドルを経て、香水へ──この段階的な歩みそのものが、彼女の「スロー・パフューマリー」の思想を体現していると言えるだろう。
「世界最大の香料会社で働くことから、自分の香水を纏ってくれる人々と直接つながることへ。その転換がもたらす報酬は計り知れない。そこにはブランドを通じたコミュニティの感覚がある。フラッサイは、親しみやすく、インクルーシブでありたい。」
── ナタリア・オウテダ
ブランド設立にあたり、ナタリアは外部資本を入れていない。フラッサイは独立自営のブランドであり、マーケティングカレンダーの圧力に屈することなく、自分の直感とペースで創作を続けている。
「独立したブランドを経営することで、自分のペースで進化し、マーケティングカレンダーに従わずに創作し、数字よりも創造性と品質に集中できる。このスローなアプローチこそが、私が最も楽しんでいることだ。」
── ナタリア・オウテダ
ルカ・トゥリンの称賛と世界への展開
ブランド初期に、世界的に著名な香水批評家ルカ・トゥリン(Luca Turin)からの称賛を受けたことは、フラッサイの船出を力強く後押しした。アルゼンチンの「世界の果て」から始まったブランドは、現在ではアメリカ、ヨーロッパ各国、日本を含むアジアにまで販路を広げている。
日本ではノーズショップ(NOSE SHOP)が取り扱いを行い、2024年4月には東京・広尾のアルゼンチン大使館で、大使エドゥアルド・テンポネ氏の紹介のもとブランドイベントが開催された。2025年3月にはミラノのエクセンス(Esxence)にも出展しており、ヨーロッパ市場での存在感も着実に高めている。
ブランドのこだわり
スロー・パフューマリーの哲学
フラッサイの核心にあるのは 「スロー・パフューマリー(slow perfumery)」 という思想である。これはスローフードやスローライフの概念を香水づくりに適用したもので、「より少なく、より良い香水を」という姿勢に集約される。
具体的には、フレグランスオイルは数週間かけて熟成(マチュレーション)させた後、最低3週間の浸漬(マセレーション)を経る。新作のリリースに期限は設けず、製造は400〜500本単位の極小ロットで行われる。
「私は100種類の香水を一気にリリースして、すべてを自分の作品だと言い張るつもりはなかった。真正性と透明性こそが、フラッサイの重要な柱である。」
── ナタリア・オウテダ
アルゼンチンの大地が育む素材
フラッサイの香水には、アルゼンチン原産の素材が随所に使われている。代表的なものとしてイェルバ・マテ(yerba mate)、アグアリバイ(aguaribay=シヌスモレ、ピンクペッパーの一種)、パロサント(palo santo=聖なる木)がある。ナタリアにとって、これらの素材を使うことは故郷への敬意であると同時に、フランスが中心の香水業界に「南米の新鮮な視点」を持ち込む行為でもある。
さらに近年では、フランスの香料会社マン(MANE)が開発したピュア・ジャングル・エッセンス™(Pure Jungle Essence™)を積極的に採用している。これは超臨界CO2抽出という環境に優しい技術で、カルダモン、ラベンダー、ブラックペッパーなどから生花に限りなく近い香りのエッセンスを引き出す革新的な抽出法である。「アヘドレス」や「ドルミール・アル・ソル」などの最近作に使用されている。
ボトルとパッケージデザイン
フラッサイのボトルはイタリア製のガラスを使用し、木製のキャップを合わせている。ナタリアがこのガラスに一目惚れしたという逸話があり、木製キャップはテクスチャーの豊かさを通じて「五感に訴える体験」を強調する意図がある。
最も特徴的なのは、ラベルがボトルの角に斜めに貼られている点である。
「ラベルを斜めに配置したのは、形と知覚を遊ぶため。こうすることで、まったく新しいボトルに見える。ちなみに香水において最初にコーナーラベルを使ったのはバルマンだった。」
── ナタリア・オウテダ
外箱は他のニッチブランドに比べて意図的に薄く仕上げられており、セロファン包装も廃止されている。限定版には杉材のボックスを使い、再利用を促す設計になっている。全製品がヴィーガン認証済みで、クルエルティフリー(動物実験なし)、パラベンフリーである。
調香師とのコラボレーション
ナタリアは自らを調香師とは名乗らない。調香学校に通った経験がないことを理由に「調香師とは言えない」と明言している。しかし、ジボダンでのエヴァリュエーターとしての長いキャリアは、調香師の「手癖」や得意分野を知り尽くすという、他のブランドオーナーにはない稀有な強みを与えた。
フラッサイの香水は、ナタリアがクリエイティヴ・ディレクターとして全工程を指揮し、各作品に最適な調香師を選んで共同制作するスタイルを取っている。これまでに組んだ調香師には、オリヴィエ・ギロチン、ヤン・ヴァスニエ、ロドリゴ・フローレス=ルー、ロクサーヌ・カークパトリック、イリーナ・ブラコバ、そしてラルフ・シュヴィーガーがいる。
「調香師のキャリアの長短ではなく、私のコンセプトを最も理解してくれる人は誰かが大事。長年一緒に働いてきた人たちだから、人柄もよく知っている。天然香料や高品質の原料を自由なアイデアで取り入れる──その自由があることが大きなアドバンテージ。」
── ナタリア・オウテダ
香水ラインナップ
フラッサイの香水コレクションは、2025年時点で全11作品。すべてオードパルファム濃度、ジェンダーレスであり、それぞれがナタリアの個人的な記憶や物語に基づいている。大きく3つの時期に分けられる。
初期コレクション(2017〜2018年)
フラッサイの出発点となった最初の5作品。ニューヨーク時代の同僚調香師たちとの「再会」から生まれた。
- ティアン・ディ(Tian Di)(2017年/オリヴィエ・ギロチン)── 中国語で「天地」。太極拳と、崑崙山脈に伝わる「3000年に一度実をつける不滅の桃の木」という道教の伝説にインスパイアされた、陰陽のバランスを体現するオリエンタルウッディ。
- ヴェラーノ・ポルテーニョ(Verano Porteño)(2017年/ロドリゴ・フローレス=ルー)── アストル・ピアソラの同名タンゴから命名。ブエノスアイレスの夏の夕べを、ジャスミン、ベルガモット、カルダモン、アルゼンチン産イェルバ・マテで描く。
- ブロンディーヌ(Blondine)(2017年/ヤン・ヴァスニエ)── フランスのおとぎ話に着想を得た、塩バターキャラメルとカカオアブソリュートのアコードにタイガーリリーを合わせたフローラルグルマン。フラッサイのベストセラー。
- ア・フエゴ・レント(A Fuego Lento)(2018年/ロドリゴ・フローレス=ルー)── 「とろ火で」の意。深夜のミロンガ(タンゴのダンスホール)で咲くジャスミン・サンバックの官能を、シベットとトルーバルサムで包み込む。
- ティセンドゥ(Teisenddu)(2018年/ロクサーヌ・カークパトリック)── ウェールズ語で「ケーキ」を意味する名前。1865年にパタゴニアに渡ったウェールズ移民──ナタリアの曽祖父もその一人──が伝えた「黒いウェールズケーキ(トルタ・ガレサ)」を、祖母が焼いてくれた記憶から生まれた。ラム、スパイス、レザーの温かみが特徴で、女性調香師への依頼には「女性の物語だから女性に作ってほしい」という強い意志があった。
エル・スール・コレクション(2020年)
「南」を意味する3作品のシリーズで、すべて調香師イリーナ・ブラコバとの協働。アルゼンチンの自然と大地を讃え、レイヤリング(重ね付け)も想定して設計された。
- ロサ・サクラ(Rosa Sacra)── グラースローズとパロサントで聖なる花を表現。
- エル・デスカンソ(El Descanso)── パンパの小麦畑と、オンブーの木陰での「憩い」。ブラン・アブソリュート(小麦ふすまの精油)という珍しい素材がキーノート。
- クイール・パンパ(Cuir Pampas)── ガウチョのレザー、マテ茶、黒胡椒を配した、パンパの大地を駆ける騎手の香り。
近年のリリース(2022年〜)
- ヴィクトリア(Victoria)(2022年/イリーナ・ブラコバ)── アルゼンチンの作家・編集者ビクトリア・オカンポへのオマージュ。クリーミーなチューベローズとオプレントなウードという大胆な対比が特徴。
- ドルミール・アル・ソル(Dormir al Sol)(2024年/イリーナ・ブラコバ)── 「太陽の下で眠る」の意。ミモザ・アブソリュート、フォレストペッパー、サフランで描く、時間が止まったような夢幻の情景。タイトルはアルゼンチンの作家アドルフォ・ビオイ=カサーレスの1973年の小説名に由来する(ただし内容的なつながりはない)。
- アヘドレス(Ajedrez)(2025年/ラルフ・シュヴィーガー)── スペイン語で「チェス」。1960年代のチェスプレイヤーたちの薄暗い部屋をイメージした、ラヴェンダー、オリス、タバコ、アンバーウッドのアロマティック。ナタリアの祖父へのトリビュートでもある。
「チェスの名手は深い集中状態──ほとんど瞑想のような境地に入る。その『ゆっくりと流れる時間』を香水に封じ込めたかった。」
── ナタリア・オウテダ
ちなみに…
- ナタリアが初めてもらった香水はシャネルのクリスタル、初めて自分で買った香水はジバンシィのイザティスだったという。
- 彼女は太極拳(気功を含む内家武術)の実践者であり、ティアン・ディのインスピレーション源にもなっている。
- ドルミール・アル・ソルのタイトルの由来であるビオイ=カサーレスの妻シルビナ・オカンポは、フラッサイの香水「ヴィクトリア」のミューズであるビクトリア・オカンポの末妹にあたる。アルゼンチン文学の世界の中で、フラッサイの2作品が姉妹のようにつながっているのは興味深い。
- ナタリアの祖父母はアルゼンチン南部のティエラ・デル・フエゴやチュブト州にいくつかの学校を創設した教育者であった。パタゴニアとの深い縁は、ティセンドゥのウェールズ系移民の物語にも直結している。
- 2020年のインタビュー時、ナタリアはNetflixで世界配信された日本の『テラスハウス』の大ファンであることを明かしている。2024年には念願の初来日を果たし、東京のアルゼンチン大使館でイベントを行った。
- FRASSAÏ 公式サイト “About Us” – https://frassai.com/pages/about-us
- La Parfumerie Tanu “Frassai interview” – https://lpt.hateblo.jp/entry/Frassai_interview
- YouTube フラッサイ香水レビュー動画(ロシア語) – https://www.youtube.com/watch?v=Kz5NEGj5DAM
- CaFleureBon “Natalia Outeda of Frassaï Perfumes – Creative Directors in Perfumery” – https://www.cafleurebon.com/cafleurebon-creative-directors-in-perfumery-natalia-outeda-of-frassai-from-argentina-with-love-draw/
- Stilbaar “Meet Natalia Outeda, founder of ethical perfume label Frassaï” – https://stilbaar.com/blogs/news/meet-natalia-outeda-fouder-of-ethical-perfume-label-frassai
- Olfactif “Frassaï: A Q&A with Founder Natalia Outeda” – https://www.olfactif.com/blogs/blog/frassai-a-q-a-with-founder-natalia-outeda
- The Black Narcissus “Tango in Hiroo: An Evening with Natalia Outeda at the Embassy of Argentina” – https://theblacknarcissus.com/2024/04/21/tango-in-hiroo-an-evening-with-natalia-outeda-the-founder-of-frassai-at-the-argentinian-embassy-in-tokyo-including-the-2024-release-dormir-al-sol/
- CaFleureBon “Natalia Outeda of Frassaï Perfumes”(詳細版) – https://cafleurebon.com/cafleurebon-creative-directors-in-perfumery-natalia-outeda-of-frassai-from-argentina-with-love-draw/
- Olfactif “FRASSAÏ” ブランドページ – https://www.olfactif.com/collections/frassai
- Rivista Studio “Frassaï, il profumo come «modo di vivere»” – https://www.rivistastudio.com/intervista-natalia-outeda-frassai-profumi/
- FRASSAÏ 公式サイト “El Descanso” – https://www.frassai.com/fragrance/p/eldescanso
- Wiktionary “assai” – https://en.wiktionary.org/wiki/assai
- I Sniff Before I Sleep “Frassaï El Sur Collection” – https://www.isniffbeforeisleep.com/frassai-el-sur-collection/
- Harper’s Bazaar Italia “In conversazione con Natalia Outeda” – https://www.harpersbazaar.com/it/bellezza/profumi/a61481891/intervista-natalia-outeda-frassai/
- The Glass Magazine “Frassaï releases new perfume – Victoria” – https://theglassmagazine.com/frassai-releases-new-perfume-victoria/
- Fragrance Vault “Frassaï AJEDREZ eau de parfum” – https://fragrancevault.net/products/frassai-ajedrez-eau-de-parfum
- FRASSAÏ 公式サイト “Dormir al Sol” – https://frassai.com/products/dormir-al-sol
- FRASSAÏ 公式サイト “Ajedrez” – https://frassai.com/products/ajedrez
- FRASSAÏ 公式サイト “Victoria” – https://frassai.com/products/victoria
- NOSE SHOP “Frassai ドルミール アル ソル” – https://noseshop.jp/blogs/blog/240816-frs-debut
- MANE “E-Pure Jungle Essence™” – https://www.mane.com/innovation/e-pure-jungle-essence
- Nez Magazine “Jungle Essence technology” – https://mag.bynez.com/en/perfume/jungle-essence-technology-mane-more-real-than-nature-itself/
- FRASSAÏ “About Frassai Perfumes” – https://www.frassai.com/about-frassai
- Frassaï Instagram “Esxence 2025” – https://www.instagram.com/reel/DGGabYLoK8S/


