Q. 香水は1プッシュあたりどれくらいの量が出ますか?何プッシュ使えるのでしょうか?

香水1プッシュあたりの量 Q&A

A. 言い換えれば、香水は1mlあたり何プッシュ使えるのか?という質問になると思います。

 まず、知っておきたいことは、ボトルのサイズやスプレーの質、スプレータイプなのかパルファムタイプ(直接液体をつけるタイプ)なのかなどによって変わるということです。例えば、サンプルと30mlボトルと100mlボトルでは同じ香水だったとしても、出る量が異なります。ちなみに、武蔵野ワークスさんによると「日本製のアトマイザーなど小さめサイズの香水類・フレグランス類は0.07mLのスプレーやディスペンサーが付いていることが多い」とのことです。一方、海外の香水は「平均的に0.13mL〜0.15mL」らしいです。
 1mlあたり何プッシュ使えるのかは、海外でもたまに話題に上がるようなので、いくつかの記事からまとめてみようと思います。ただ、それなりの価格がする香水はそんなの考えずに使うのがラグジュアリーなのではないかと思いますが、そんな議論は脇に置いておきましょう。

スプレータイプ

 海外のサイトをいくつか見てみたところ、1mlの香水で大体9~15スプレーできると考えているようです。ということは100mlあれば大体900~1500スプレーできる計算になります。100mlサイズの方が量が少し多めに出るはずなので、気持ち少な目になる予測ができます。この数字を

 上記を1スプレーあたりに換算すると、0.06~0.1mlあたりの量が出るという計算になります。

パルファムタイプ

 パルファムの中でもスプレーが無い昔ながらのドロップタイプの香水はどれくらいつけることができるのか?基本的に、指で瓶の口を塞ぎ、逆さまにして指に液体をつけ、その後、パルスポイントと呼ばれる脈に近い部分に指をつけ、香水をなじませます。
注:傾ければドバっと出ることの方が多いと思うので、注意してください。

 このような使い方は基本的にはしないと思いますが、スポイトなどを使用し、1滴ずつ使用した場合、1mlあたりは大体20~40滴になるようです。したがって、スプレータイプのおおよそ2倍近くは使用できるのではないかと想像します。

この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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