「美は明白であり、説明する必要はない。香りの周りに付け足されるものはすべて、明らかにするよりも隠してしまう傾向がある」
— ダヴィッド・フロサール(David Frossard)
基本情報
- ブランド名:Obvious(オブヴィアス)
- 設立年:2020年
- 創設者:ダヴィッド・フロサール(David Frossard)
- 所在地:フランス・パリ
- 公式サイト:https://www.obviousparfums.com
創設者・ブランドの成り立ち
哲学青年、香水の世界へ
オブヴィアスの物語は、ある青年の思いがけない転機から始まる。ダヴィッド・フロサールは、パリのソルボンヌ大学で5年間哲学を学び、哲学教師になることを志していた人物である。ギリシャの作家ニコス・カザンザキスに触発され、「理論的な生」と「実践的な生」の対立に関心を抱いていたという。
「哲学は人生のあらゆる側面に影響を及ぼします。通常は見えないもの、広く理解されていないものを見たり、理解したりできるようにしてくれるからです」
— ダヴィッド・フロサール(Schön! Magazine インタビュー)
学生時代、フロサールは香水倉庫でアルバイトを始めた。そこで半年後、アフリカでの香水販売の仕事を持ちかけられる。最初は哲学のために断った。しかし一晩考え直した末、彼は冒険へ踏み出す決意をした。
「私は冒険を受け入れ、理論的な人生ではなく実践的な人生を生きることにしました。それが香水の世界への最初の一歩でした」
— ダヴィッド・フロサール(Duft-Tagebuch インタビュー)
その「ファミリービジネス」とは、叔父が経営する会社で、ブシュロン(Boucheron)、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)、ニナ・リッチ(Nina Ricci)などの香水をアフリカで販売していた。フロサールは幼少期をコルシカ島で過ごしており、自然の中の強烈な嗅覚体験が原風景として深く刻まれている。彼は後にこう語っている。
ニッチ香水業界のキーマンへ
2001年、フロサールはラルチザン パフューマー(L’Artisan Parfumeur)に輸出部門長として招かれた。当時のラルチザンはまだ独立系企業であり、ニッチ香水の流通網そのものが存在しない時代だった。「すべてをゼロから発明しなければならず、多くを学んだ。途方もない創造性の時代だった」と彼は振り返る。
2005年、その経験を活かしてフロサールはディフェラント・ラティテュード(Différentes Latitudes)を設立する。インディペンデント香水ブランドの支援と流通に特化した会社である。ここからフロサールは、のちに世界的な名声を得る数々のニッチブランドの立ち上げに成功していく。バイレード(BYREDO)、ジュリエット・ハズ・ア・ガン(Juliette Has a Gun)、アトリエ コロン(Atelier Cologne)、メモ パリ(Memo Paris)、BDKパルファム(BDK Parfums)、リキッド・イマジネール(Liquides Imaginaires)、パルファム・フラパン(Parfums Frapin)、エラ・ケー(Ella K)など、いまやニッチ香水業界を代表するブランドの数々である。
同時に、フロサール自身もクリエイションの側に足を踏み入れていった。コニャックの名門コワントロー家と組んでパルファム・フラパンの創作に関わり、続いてフィリップ・ディ・メオ(Philippe di Méo)と出会い、共同でリキッド・イマジネールを創設した。
「フラパンを10年以上前に創ったとき、私は自分を”創作者”とは見なしていなかった。だからフラパンの”生き方の美学(art de vivre)”を受け入れ、自分の創造性をそのDNAに捧げた。フィリップと出会いリキッド・イマジネールを共同創設したときは、自分の知識を彼の創造性に捧げた」
— ダヴィッド・フロサール(Duft-Tagebuch インタビュー)
2013年には、パリ3区のオー・マレ地区にリキッド パフューム バー(Liquides, bar à parfums)をオープンした。フロサールとディ・メオが構想したこの空間は、厳選されたニッチ香水が高級バーのスピリッツのように金色の真鍮の棚に並ぶ、従来の香水店とは一線を画す体験型ブティックである。
インドの浜辺での覚醒、そしてオブヴィアス誕生
25年以上にわたって業界の内側から見てきたフロサールには、ニッチ香水の世界が次第に本来の精神から逸脱していく姿が見えていた。
「ニッチの業界は20年で大きく変わった。かつては、シンプルなフラコンに入った香りを、目利きの人々だけが買い求めていた。それが今や、価格は跳ね上がり、パッケージはどんどん豪華になり、中国から輸入した巨大なキャップが付いた瓶が毎日のように私の店に届く。地球の状態を考慮しないラグジュアリーなど、ラグジュアリーではない」
— ダヴィッド・フロサール(ELLE Belgium インタビュー)
転機は、インドへの旅で訪れた。チャリティーのトゥクトゥクレース(「楽しそうに聞こえるが、実際には危険な行事」と本人は語る)に参加し、インド北部からボンベイ北方の海岸を目指す長旅の途中のことだった。ようやくたどり着いた浜辺は、プラスチックゴミで埋め尽くされていた。
「パリから遠く離れた、プラスチックだらけの浜辺で、自分自身のリセットの最中に、私は過剰消費の結果をこの目で見た。そして、今の香水業界が止まらない拡大路線——ますます”希少で排他的”を謳い、ブリンブリンを纏い、しばしば消費者を犠牲にして——に気づいた」
— ダヴィッド・フロサール(公式サイト)
その後、COVID-19のパンデミック期間中にさらに内省の時間を得たフロサールは、リキッド・イマジネールの株式の過半数を売却し、ついに自らの名の下にブランドを立ち上げる決意を固める。
「25年にわたってペンハリガン、ラルチザン パフューマー、バイレード、ジュリエット・ハズ・ア・ガン、アトリエ コロン、メモ、パルファム・ド・マルリー、BDKのために働いた後、自分自身のビジョンを表現する正当性をようやく感じた。より気取らない、顧客に近い、複雑なストーリーテリングのない、地球を大切にするブランドという——それが”Obvious(オブヴィアス=明白)”だと思った。名前はそこから来ている」
— ダヴィッド・フロサール(Duft-Tagebuch インタビュー)
ブランド名には、17世紀の哲学者ルネ・デカルトの「明証(évidence)」の概念からのインスピレーションも込められている。「複雑な説明を必要とせずに真理に出会うあの瞬間」のように、美しさもまた自明であるべきだという信念である。
2020年10月、クラウドファンディングサイト「Ulule」でキャンペーンを実施し、同年11月15日にパリのボン・マルシェ百貨店とリキッド パフューム バーにてローンチされた。
ブランドのこだわり
香りの哲学——「嗅覚のクリアライン」
オブヴィアスが掲げるフレグランスの哲学は、「嗅覚のクリアライン(the olfactory clear line)」と呼ぶアプローチに集約される。複雑さは芸術的ビジョンに奉仕するものであって、それ自体が目的ではない。印象派の画家のように自然の一つの「印象」を捉え、シンプルかつ現代的に翻訳する——それがオブヴィアスの創作スタイルである。
「私は長い間、他のブランドのために物語を紡いできた。しかしそのストーリーテリングは狂気的になった。今では香水ひとつ理解するのにほぼ小説を読まなければならない。私は本質に立ち返りたかった。だから最初の香水は、自然のごくシンプルな解釈にした。印象派の画家のように、たとえばオレンジブロッサムという印象をとらえ、私のやり方で翻訳する。大袈裟にする必要はない」
— ダヴィッド・フロサール(ELLE Belgium インタビュー)
「シンプルさとは誠実さである。ダイレクトであるとき、ごまかしや見せかけはできない」
— ダヴィッド・フロサール(Duft-Tagebuch インタビュー)
フロサールにとって、香水とは虚飾のアクセサリーではなく「自己を明かすトーテム」であり、エモーション(感情)であり、記憶への近道である。彼自身が「人生の最良のとき」として挙げるのは、海をセーリングしたり、焚き火の横で星空の下に眠るような自然の中の瞬間であり、それがオブヴィアスの創作のインスピレーション源となっている。
サステナビリティへの徹底的なコミットメント
オブヴィアスの環境配慮は、マーケティング上のポーズではなく、ブランドの存在理由そのものに組み込まれている。具体的な取り組みは以下の通りである。
- 原料:天然原料を優先しつつ、合成素材も排除しない。ただし合成素材は「グリーンケミストリー(環境負荷の低い化学合成)」に由来するものを選択する。たとえばアン ムスク(Un Musc)では「クリーンな」マクロサイクリックムスクを使用している
- アルコール:フランス産小麦を原料としたオーガニック(有機)希釈アルコールを使用
- フラコン(瓶):30%リサイクルガラスから製造され、リフィル(詰め替え)可能かつ無限にリサイクル可能
- キャップ:ワインのコルク栓の製造過程で出る端材を利用したコルク製。プラスチックのインサートは一切使用しない
- パッケージ:リサイクル紙とオーガニックコットン繊維を使用した生分解性素材。セロファン包装なし
- 全体的なリサイクル率:98%
- 原材料の調達:100%ヨーロッパ産の原料、100%フランス国内での製造
- ヴィーガン対応
「持続可能でないラグジュアリーは、ラグジュアリーではない」
— ダヴィッド・フロサール(ELLE Belgium インタビュー)
ボトルとデザインの美学
オブヴィアスのフラコンは、ブランドの哲学をそのまま体現している。飾り気のないストレートなシルエットに、コルクのキャップ。ラベルには香水名がシンプルに記されるのみ——「ユヌ ローズ(Une Rose)」「アン ムスク(Un Musc)」といった具合に、中身がそのまま名前になっている。複雑なネーミングも壮大なストーリーも必要ない。「見たままが、それそのもの(What you see is what you get)」というスタンスである。
適正価格という「アクティビズム」
オブヴィアスのもうひとつの信念は「適正な価格」である。クラシックコレクションは100mlで110ユーロ前後、カプセルコレクションでも130ユーロ前後と、ニッチ香水の中では比較的手が届きやすい価格帯に設定されている。ブランドはこれを「財務的なロジックではなく、アクティビズム」と位置づけている。
「香水が300ユーロもするとき、人々はお金の元を取りたがる。店で『4日間もちますか?』と聞かれることがある。馬鹿げている。香水をただの性能に還元してしまっている、まるでデオドラントのように。本来、香水は感情的な製品であって、機能的なガジェットではない」
— ダヴィッド・フロサール(ELLE Belgium インタビュー)
香水ラインナップ
オブヴィアスのコレクションは大きく3つのカテゴリに分かれている。すべてオード・パルファム(EDP)濃度で、ユニセックスとして展開されている。
クラシック コレクション(Les Incontournables)
ブランドの基盤となる定番ライン。2020年のローンチ時に7つの香りが発表され、その後も追加されている。いずれもパリの香料研究所**フレア(Flair)**によって調香された。自然の素材を一つ取り上げ、それを「印象派的」にシンプルかつ現代的に再解釈するというコンセプトが共通している。
- ユヌ ローズ(Une Rose):ブルガリアンローズを軸に、グレープフルーツやベルガモット、キャラウェイやディルのアニスノートで仕上げた、フレッシュでフルーティなローズ
- ユヌ ヴァニーユ(Une Vanille):マダガスカル産ブラックバニラにトンカビーンを合わせ、グリーンでフローラル、シックで決してベタつかないバニラ
- アン ムスク(Un Musc):やわらかく、親密で、どこか陽だまりのようなムスク。フロサールが「オブヴィアスの完璧な例」と称する一本
- ユヌ フルール ドランジェ(Une Fleur d’Oranger):包み込むようなコクーニング感と、かすかな動物的テンションを持つオレンジブロッサム。スペイン産オレンジエッセンスとマダガスカル産ジンジャーをアクセントに
- アン ポワヴル(Un Poivre):ヴァイオレットとヴェティバーが弾けるようなフレッシュでエレガントな一本。フロサール自身のお気に入り
- アン パチョリ(Un Patchouli):バルサミックで温かく、パチョリ特有の土っぽさは控えめに抑えた仕上がり
- アン ボワ(Un Bois):アンブロキサンの効果で、フレッシュかつ繊細なウッディ
- ユヌ ヴェルヴェーヌ(Une Verveine)(2021年):ベルガモット、ライム、ヴァーベナ、タイムを軸にした爽やかな香り
- ユヌ フィグ(Une Figue)(2022年):コルシカ島のワイン畑に植えられたイチジクの木に着想を得た一本。調香のヒントは「イチジクの木は足を水に、頭を太陽に向けるのが好き」という友人の言葉から。ソルティなウォーターノートとコルシカ産イモーテル(永久花)によるサンスクリーン的なドライダウンが特徴的
- アン ウード(Un Oud)(2022年):瞑想的なウードの解釈
- アン エテ(Un Été)(2023年):夏を封じ込めたフレグランス
- ユヌ ピスターシュ(Une Pistache)(2023年):甘すぎないグルマン路線のピスタチオ
カプセル コレクション(Capsules)
クラシックコレクションよりも実験的・コンセプチュアルなアプローチで展開される限定的なライン。
- ミルク&マッチャ(Milk & Matcha)(2024年):調香師メアヴ・マッカーティン(Meabh McCurtin)による作品。朝、家を出る前にマッチャラテを頼んで一息つく——そのサスペンドされた瞬間を嗅覚的に捉えた香り。抹茶の苦みとマテの油、オレンジブロッサムの甘さ、そしてバニラのまろやかさが絶妙なバランスで調和する。香水としては初めて「旨味(うまみ)」を表現した試みとされる
- スコヴィル(Scoville)(2024年):調香師パトリス・ルヴィヤール(Patrice Revillard)。トウガラシの辣さの単位「スコヴィル値」をタイトルに冠した攻めの一本。レッドチリペッパー、四川ペッパー、アマゾンの先住民シピボ族が婚礼の儀式に用いる聖なるルート「ピリピリ・アムール」を中心に据えたスパイシーウッディ
ハイスタンダード コレクション(High Standards)
2024年に登場した新ライン。調香師はジュリアン・ラスキネ(Julien Rasquinet)。伝説的調香師ピエール・ブルドン(Pierre Bourdon)の弟子であり、フレデリック・マル(Éditions de Parfums Frédéric Malle)やアムアージュ(Amouage)での仕事でも知られる人物である。クラシックコレクションのミニマリズムとは異なり、「自分自身であろうとすることができる隠れ家的な場所」に着想を得た、世界各地への嗅覚的旅がテーマとなっている。
- フリーダズ ソーンズ(Frida’s Thorns):メキシコの画家フリーダ・カーロへのオマージュ。洋ナシ、ラズベリー、ローズ、チョコレート、カカオ、パチョリ、バニラ
- ヒマラヤン スペル(Himalayan Spell):ヒマラヤ山脈の神秘とチベット仏教のスピリチュアリティ。サフラン、ブラックペッパー、ナガルモタ、ジャスミン、スエード、レザー、ウード
- マルファ ウォールズ(Malfa Walls):シチリア島北方の小さな島サリーナにあるマルファ村。マンダリン、オレンジ、フランキンセンス、クラリセージ、ウード、レザー
カキゴオリ コレクション(Kakigori)
2025年夏に発表された最新のトリロジー。日本の「かき氷」文化——かつて富士山の雪を集めて上流階級の納涼としていた伝統——に着想を得た3つの香りが、レイヤリング(重ねづけ)を前提に設計されている。
- ホワイト クラッシュ(White Crush):調香師タンギー・ゲスネ(Tanguy Guesnet)。かき氷の土台である「氷」そのものを表現。ピンクペッパーのスパイス、アイリスのパウダリーな深み、ローズ、ホワイトムスクとトンカビーンのクリーミーなベース
- ドゥルセ・デ・レチェ(Dulce de Leche):調香師メアヴ・マッカーティン。ラテンアメリカの伝統菓子にインスパイアされた、バニラとナッツのグルマンノートにサンダルウッドの余韻
- プラムクリーム(Plum Cream):日本の梅干しから着想を得た、プラムの甘酸っぱさにラム、レザーを重ねたフルーティーレザー
なお、オブヴィアスの全作品に共通する特徴として、フロサールが強調するのがレイヤリングである。すべてのオブヴィアスの香りは互いに重ね合わせることができ、自分だけのシグネチャーを作り出すことが推奨されている。
ちなみに…
- フロサールは哲学者であると同時に、格闘技の達人でもある。タトゥーを入れた髭面の外見は、「香水のクリエイター」というイメージとは良い意味で裏腹であり、Schön! Magazineは彼を「一見するとヒゲとタトゥーの紳士(ちなみにマーシャルアーツのエキスパート)」と描写している。
- オブヴィアスは現在、世界35カ国・400カ所以上で販売されている。東京、マドリード、パリ、ニューヨーク、ソウルなど主要都市に展開する一方、フランスの手仕事にこだわり続けている。日本ではノーズショップ(NOSE SHOP)、ビオトープ(BIOTOP)、トゥモローランドなどで取り扱いがある。
- ユヌ フィグ誕生のきっかけとなった「イチジクの木は足を水に、頭を太陽に向けるのが好き」という言葉は、フロサールの友人でコルシカ島でワイン農園を営む人物が教えてくれたもの。実際にコルシカでは、余分な水分を吸収させるために畑にイチジクの木を植える伝統があるのだという。
- リキッド ソープ(液体石鹸)シリーズも展開しており、アン ムスク、ユヌ フィグ、アン ボワなどの香りでラインナップ。すべてプロヴァンスにて伝統的なマルセイユ石鹸の製法で作られている。
- Phoenix Beauty – Obvious ブランドページ – https://www.phoenixbeauty.co.uk/obvious
- Obvious Parfums 公式サイト – Our History – https://www.obviousparfums.com/en/content/7-our-history
- Obvious Parfums 公式サイト – Our Commitments – https://www.obviousparfums.com/en/content/8-our-commitments
- Duft-Tagebuch – Interview with David Frossard from Obvious Parfums – https://www.alzd.de/en/2022/05/12/interview-with-david-frossard-from-obvious-parfums/
- NOSE SHOP – Obvious – https://noseshop.jp/collections/obvious
- ELLE Belgium – David Frossard, fondateur de Obvious – https://www.elle.be/fr/451143-david-frossard-parfum-obvious.html
- Nez Magazine – David Frossard crée la marque Obvious – https://mag.bynez.com/parfum/david-frossard-marque-obvious-il-est-temps-que-le-parfum-revienne-a-quelque-chose-de-plus-humble-et-de-plus-essentiel/
- Parfumo – The New Kakigori Fragrance Range From Obvious – https://www.parfumo.com/Users/Mikayla/Blog/Article/the-new-kakigori-fragrance-range-from-obvious-a-japanese-summer-ritual
- Schön! Magazine – Interview: David Frossard – https://schonmagazine.com/interview-david-frossard/
- Duft-Tagebuch – Frida’s Thorns by Obvious Parfums – The New High Standards Collection – https://www.alzd.de/en/2024/11/20/fridas-thorns-by-obvious-parfums-the-new-high-standards-collection/
- France Visiting – Obvious Parfums introduces Milk & Matcha – https://francevisiting.com/index.php/2025/05/04/obvious-parfums-milk-matcha/
- Liquides Parfums – About Us – https://www.liquides-parfums.com/gb/content/4-about-us
- Obvious Parfums – Scoville – https://www.obviousparfums.com/en/all-products/32-scoville-by-obvious-100ml-eau-parfum.html
- Himalayan Spell and Malfa Walls by Obvious Parfums – https://www.alzd.de/en/2024/11/21/himalayan-spell-and-malfa-walls-by-obvious-parfums/
- Parfum Muse – About Obvious – https://www.parfum-muse.com/pages/obvious
- Perfume Room Podcast – Ep. 102 with David Frossard – https://podcasts.apple.com/ro/podcast/102-what-made-perfume-get-so-damn-expensive-w-obvious/id1565584690?i=1000620753679
- Beauty Scenario – David Frossard ci parla di Obvious Parfums – https://beautyscenario.com/scent-diary/david-frossard-ci-parla-di-obvious-parfums/
- Envie2Parfum – Liste des parfums Obvious par année – https://www.envie2parfum.fr/obvious/tous-les-parfums-par-annee
- Kakigori collection review – France Visiting – https://francevisiting.com/index.php/2025/07/13/obvious-parfums-kakigori/
- Aromo.ru – Obvious High Standards – https://aromo.ru/news/new/frantsuzskiy-nishevyy-brend-obvious-obyavil-o-vykhode-novoy-serii-high-standards/


