『Louis Vuitton: A Perfume Atlas』

書籍情報

書籍名:『Louis Vuitton: A Perfume Atlas』
著者:ジャック・キャヴァリエ(Jacques Cavallier-Belletrud)、Lionel Pailles
イラスト:オロール・ドゥ・ラ・モリヌリ(Aurore de la Morinerie)
出版年:2022年5月5日
出版社:Thames&Hudson Ltd

書籍レビュー

 まさかの調香師ジャック・キャヴァリエの処女作ここに誕生。調香師で書籍を発表するのは、非常に珍しく、エドモン・ルドニツカ、ジャン=ポール・ゲラン、ジャン=クロード・エレナ、マチルド・ローラン、ドミニク・ロピオンなど数えるほどしかいません。基本的に香水業界は裏側を見せたくないのです。

 今回、キャヴァリエが出すのは、自身の香水に使われる花々がどのように栽培され、どのように抽出され、香水として生み出されるのか。それを明らかにしたそうです。

 さて、著者にキャヴァリエとともに、名を連ねているLionel Paillesは、香水業界専門のジャーナリストであり、過去にシャネル社に招かれ、No.5に使われている香料や農家、抽出法などに関する本を書いた人物であります。かの有名なnoseparisでも香水の紹介をしています。

https://tidd.ly/35vwVIn

 そして、イラストレーターに名を連ねるのは、サンローランやヴァンクリーフ&アーペル、カルティエをはじめとしたラグジュアリーブランドとコラボレーションをしているオロール・ドゥ・ラ・モリヌリです。

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この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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Le Chercheur de Parfum

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