Calone
カロン

 1966年、製薬会社ファイザー(Pfizer)によって発見されたCalone(カロン、キャロン)は、別命ウォーターメロンケトン(Watermelon ketone)といいます。香料としては、マリン、オゾンのニュアンスを与えるために使われ、食べ物のフレーバーとしてはスイカの味や匂いをつけるために使われます。また、ランドリー製品に爽やかさを付け足すためにも使われます。

 香りは、キュウリの浅漬けのような、かなり濃度の濃い塩水の香りがし、わずかにスモーキーさもあります。カキの匂いや嵐の後の湿った空気の香りとも表現されます。
 また、合成のムスクと合わせることで、香りを長持ちさせることができます。

 ちなみに、天然香料でマリンの香りを作るとなると、海藻のアブソリュートが使えますが、かなり高く、しかもかなり濃くなります。

 カロンはリリアル(スズランのような香りがする)に非常に近い構造式を持ちます。2008年時点ではフィルメニッヒ社が商標登録を持っていました。

 最初に香水で使われたのは、ニューウエスト(1988、アラミス、イヴ・タンギーYves Tanguy)です。

①上記の飛び先にいくとすでに対象の香料が選択されているので、他に合わせたい香料があれば、下の方に出てくる香料の中から組み合わせたい香料をタップする。タップもしくはカーソルを合わせると左に「+」マークが出てくるので、それを押すことでそれらの香料を組わせた香水を探すことができる。
②目的の香料を選び終えたら「SEE RECOMMENDATIONS」を押すと、結果が表示される。

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この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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