「美しいということは、必ずしも美しいものである必要はない」(For something to be beautiful it doesn’t have to be pretty.)
── 川久保 玲(レイ・カワクボ)
基本情報
- ブランド設立年:1994年(香水部門。会社としての設立は1993年)
- 創設者:川久保 玲(Rei Kawakubo)/クリスチャン・アストゥグヴィエイユ(Christian Astuguevieille)
- CEO:エイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)
- クリエイティブ・ディレクター:クリスチャン・アストゥグヴィエイユ(2026年2月逝去)
- 本拠地:東京(事実上)/パリ(法人上)
- 公式サイト:comme-des-garcons-parfum.com
- 読み方の注記:フランス語で「少年たちのように」の意。「コム デ ギャルソン」が日本語での一般的な表記。
創設者・ブランドの成り立ち
川久保 玲という存在
コム デ ギャルソン パルファムの物語は、その母体であるファッションハウスの創設者、川久保 玲の生い立ちから始まる。
1942年10月11日、東京に生まれた川久保は、三人きょうだいの長女であった。父は慶應義塾大学の事務職員であり、明治の教育者・福澤諭吉が創設したこの大学は、西洋文化と女性の権利を擁護する精神的土壌を持っていた。
実は、川久保はファッションの正規教育を受けていない。慶應義塾大学で「美学史」を専攻し、アジアおよび西洋の芸術を学んだ後、1964年に卒業。繊維メーカーの旭化成の広告部門に就職し、1967年にフリーランスのスタイリストとして独立した。
「コム デ ギャルソン」の誕生
1969年、川久保は自分が着たいと思える服が見つからないという理由から、自らの手で服を作り始め、「COMME des GARÇONS」というレーベルを立ち上げた。このフランス語の名前は、フランスの歌手フランソワーズ・アルディが1962年に発表した楽曲「Tous les garçons et les filles(すべての少年と少女たち)」の一節、「Comme les garçons et les filles de mon âge(私と同じ歳の少年や少女たちのように)」から着想を得たものである。ブランド名にファッション上の意味はなく、純粋にその響きが川久保の心に留まったのだった。
1973年に法人化し、1975年に東京に最初のブティックを開店。1978年にはメンズライン「オム コム デ ギャルソン」を追加した。
パリ・デビューと「ヒロシマ・シック」
1981年、川久保はパリ・ファッションウィークにデビューする。その時点で日本国内には150以上の店舗を展開していた。彼女がパリで発表したのは、黒一色の、非対称でほつれた縫い目を持つ、当時のどのファッションの美学とも異質なコレクションであった。批評家たちはこれを揶揄して「ヒロシマ・シック」と呼んだ。
しかし、この衝撃は同時に熱狂的な支持も生んだ。川久保のファンは「カラス」と呼ばれ、彼女の服を身にまとった。後に川久保は『ニューヨーカー』誌にこう語っている。
「革命を起こすつもりなど一度もなかった。私が強くて美しいと思うものを見せただけ。ただ、私の考える美が他の皆とは違っていただけのこと」
香水への転回──アストゥグヴィエイユとの偶然の出会い
コム デ ギャルソンが香水の世界に踏み出す契機は、一つの偶然の出会いであった。
1991年(一部資料では1992年)、フランス人アーティストのクリスチャン・アストゥグヴィエイユが、東京のコム デ ギャルソンのオフィスを訪れた。彼の目的は、東京でおすすめのスポットを教えてもらうことだった。アストゥグヴィエイユはすでに彫刻家・家具デザイナーとして知られ、1946年にフランスで生まれ、ロシャスやモリナール、ニナ・リッチ、エルメスなどの名門でアーティスティック・ディレクターを務めてきた人物であった。1980年代には日本の「侘び寂び」の美学と「風呂敷」──布で物を包む技法──に魅了され、綿縄や麻で家具やオブジェを覆う独特の創作で名を馳せていた。
川久保はアストゥグヴィエイユの芸術作品を知っており、その場で東京の青山店でのインスタレーション展示を提案した。オープニングのディナーで、二人は香水について語り合った。アストゥグヴィエイユはモリナールで香りの技法を学んでおり、二人は規範に対するアレルギーという共通点を見出した。
「オープニングのディナーで、私たちは香水について話し始めた。翌日、レイが香水をやりたいと言うので会議を設けた。興味があるかと聞かれ、『はい』と答えた。それがすべての始まりだった」
── クリスチャン・アストゥグヴィエイユ
「アンチ・パフューム」の誕生
1994年、二人のコラボレーションによる最初の香水「COMME des GARÇONS Eau de Parfum」が誕生した。調香師マーク・バクストンが手がけたこの香りに対し、アストゥグヴィエイユは「自分の知らないエキゾチックな場所を想像してほしい。完全に暗いプールで泳いでいて、熱に素晴らしく包まれている感覚」というブリーフィングを行ったという。カルダモン、コリアンダー、ローズ、インセンス、サンダルウッドを軸とした、スパイシーで立体的な香りは、当時主流だった軽いシトラスやフルーティ・フローラルとは一線を画すものであった。
一方、ブランドの精神的支柱となったのは、エイドリアン・ジョフィの存在であった。1987年からコム デ ギャルソンで働き、後に川久保と結婚したジョフィは、パルファム部門のCEOとして、商業性よりも創造性を徹底的に優先する経営を貫いた。
「私たちは服とアクセサリーしか作っていなかった。でも私がレイに『香水をやらないか』と聞いたら、彼女はすぐに『いいわよ』と答えた。香水もまた、彼女が自分の価値観を表現するもう一つの手段だったから」
── エイドリアン・ジョフィ
「レイは言った。『私たちらしいやり方でやるなら、コム デ ギャルソンのDNAに沿ってやるなら、いいわ』と」
── エイドリアン・ジョフィ
こうして、アストゥグヴィエイユの指揮のもと、「アンチ・パフューム」──既成の香水の概念を解体する香り──という独自の哲学が確立されていく。1998年に登場した「Odeur 53(オドゥール 53)」はその集大成であった。53種の合成分子のみで構成され、酸素の新鮮さ、風に干された洗濯物、セルロイドの人形、焼けた岩、マニキュアといった「ノート」が並ぶ。IFF(インターナショナル・フレーバーズ&フレグランシズ)社の調香師マルティーヌ・パリックスとアンヌ=ソフィ・シャピュイが、「抽象」というブリーフィングをもとに調香した。
「アンチ・パフュームを、香水の対極にあるものを作りたいと宣言した。レイは大して驚かなかった。彼女はただこう言った。『やりなさい(Go for it)』」
── クリスチャン・アストゥグヴィエイユ
オドゥール 53は「perfume(香水)」ではなく「odeur(匂い)」と名付けられた。まさに業界の常識を覆す宣言であった。
アストゥグヴィエイユの遺産
2026年2月13日、クリスチャン・アストゥグヴィエイユは79歳でパリ近郊のヴィルジュイフにて逝去した。30年以上にわたり119点を超える香水の創作を指揮し、現代のニッチ香水の道を切り拓いた人物であった。
「私の仕事のすべては、五感を体験する新しい方法を創り出すこと。それが香水であろうと縄であろうと」
── クリスチャン・アストゥグヴィエイユ
コム デ ギャルソンは彼の死に際し「深い悲しみ」を表明した。彼が残したのは、単なる香水のカタログではなく、「匂いは哲学となり、芸術的行為となり、知覚の実験となりうる」という可能性そのものである。
ブランドのこだわり
香りづくりの哲学──「存在しなかったものを創る」
コム デ ギャルソン パルファムの哲学の核心は、「まだ存在しない香りを創る」ことにある。マーケットリサーチも、承認テストも、主流の嗜好への迎合もない。ジョフィは語る。
「服と同じように、私たちはかつて存在しなかった香水を、素材を異なる組み合わせで使って創ろうとしてきた。この長い旅を31年間続けてきたことを誇りに思う」
アストゥグヴィエイユの創作プロセスは独特であった。彼自身は「ノーズ(調香師)」ではなく、「嗅覚のインタープリター(通訳者)」と自らを位置づけた。コンセプトをごく短いシンプルな言葉にまとめ、長年の信頼関係のある調香師たちに伝える。彼が「赤」と言えば、調香師たちはそれがどんな「赤」なのか──ビーツの赤なのか──を即座に理解した。
「ノーズたちに『長い間ガレージに停めっぱなしだった車の匂い』と頼むと、彼らは私を狂人だと思った」
── クリスチャン・アストゥグヴィエイユ(ル・フィガロ紙)
香水は成功・不成功にかかわらず生産が継続される。ジョフィは「香水は芸術作品と同じで、時代より先を行っていることがある。だから後で成功するかもしれない」と語っている。2015年時点で、パルファム部門はブランド全体の売上高2億ドルの約5%に過ぎなかった。商業的成功より創造の純度を選ぶ──それがこのブランドの根幹にある。
ボトルとパッケージのデザイン
コム デ ギャルソン パルファムにおいて、ボトルは単なる容器ではなく、香りの世界観を補完するオブジェである。
最初の「Eau de Parfum」のボトルは、川久保自身がデザインした横倒しの丸い小石(ペブル)型で、海に長い時間磨かれたような有機的な形状をしている。ジョフィによれば、「既存にないやり方でやると決めたので、専門のガラス職人のところへ行き、美しい自然の一片に見えるボトルを作ってもらった」という。この「ペブルボトル」はブランドのアイコンとなり、コッパーなど後続の香水にも継承されている。
2017年の「コンクリート」では、本物のコンクリートでガラス瓶を覆い、ひとつひとつ手仕上げで不規則な表面を持つボトルを実現した。バブルラップ(気泡緩衝材)に包まれた状態で提供され、「不規則性を称える」というブランドの姿勢を体現していた。
コラボレーション香水では、パートナーがボトルとパッケージのデザインを担当し、最終的な香りはアストゥグヴィエイユが承認するという分業体制をとっていた。ファレル・ウィリアムスとの「GIRL」ではアーティストのカウズ(KAWS)がボトルをデザインし、帽子デザイナーのスティーヴン・ジョーンズとのコラボではミニチュアの帽子箱に香水を収めた。
香水ラインナップ
コム デ ギャルソン パルファムは30年以上にわたり119点を超える香水を生み出してきた。すべてを列挙することは難しいが、主要なラインとコレクションの構造を紹介する。
シグネチャー(メインライン)
ブランドの顔となる単独リリース作品群。
オドゥール・シリーズ(Odeur)──「アンチ・パフューム」
従来の香水の概念を覆す、合成分子を主軸にした実験的ライン。
- Odeur 53(1998年):53種の非伝統的な合成ノート。酸素、焼けた岩、風に干された洗濯物、マニキュア
- Odeur 71(2000年):71のノート。熱い電球の上の埃、ほこりっぽい道──日常のインダストリアルな匂いを高級芸術へ昇華
シリーズ・コレクション
アストゥグヴィエイユは「シリーズ」という形式を導入し、一つのテーマを複数の香りで掘り下げるアプローチを展開した。
- Series 1: Leaves(リーヴス)(2000年):Tea, Calamus, Mint, Lily, Shiso──葉と植物の多面性を探究
- Series 2: Red(レッド):Harissa, Sequoia, Palisander, Carnation, Rose──「赤」の嗅覚的解釈
- Series 3: Incense(インセンス)(2002年):Avignon, Jaisalmer, Kyoto, Ouarzazate, Zagorsk──世界各地の宗教的・精神的なインセンスの旅
- Series 5: Sherbet(シャーベット)(2003年):Rhubarb, Peppermint, Cinnamon──甘さとスパイスの戯れ
- Series 6: Synthetic(シンセティック):Garage, Soda, Dry Clean, Tar, Skai──最も挑戦的なシリーズ。ガレージの匂い、クリーニング店の匂いなどを調香師ナタリー・フェイスタウアーらが具現化した
アストゥグヴィエイユがシンセティック・シリーズについて語ったエピソードは興味深い。
「リーヴス、インセンス、レッドのシリーズを終えた後、”狂ったシリーズ”をやろうと提案した。レイ・カワクボは『どうぞ(Oui, allez-y)』と言った。まず、ガレージの匂い──これを調香師のナタリー・フェイスタウアーに依頼したら、すぐに”まさにガレージ”が出来上がった。次に発泡錠剤のグラスの真上に顔を近づけた瞬間の匂い、クリーニング店の匂い。すべてが自然発生的に、ものすごく速く生まれた」
コラボレーション・コレクション
2008年以降、ジョフィの主導でさまざまなクリエイターやブランドとのコラボレーション香水が展開されている。
- Monocle(モノクル):雑誌『モノクル』との協業。第1弾「Scent One: Hinoki」(2008年)は日本の風呂の匂いにインスパイア。2025年の第5弾「Syros」まで継続
- Stephen Jones(スティーヴン・ジョーンズ)(2008年、2014年):帽子デザイナーとのコラボ。ミニチュア帽子箱入り
- Pharrell Williams × KAWS「GIRL」(2014年):ファレルが調香プロセスに深く関与し、カウズがボトルをデザイン
- Serpentine Gallery × Tracey Emin(2014年):トレイシー・エミンがボトルと箱をデザイン
- ERL「Sunscreen」(2021年):カリフォルニアの太陽と肌を香りに
- KAWS「Mirror」(2021年):カウズの「コンパニオン」をフィーチャーしたボトル
ジョフィはコラボレーションの条件について、こう明言している。
「私たちに近づいてくる人に最初に聞く質問は、『あなたはお金を稼ぎに来たのか?』ということ。なぜなら私たちはそのビジネスをしていないから。私たちが求めているのは、友人たちと何かを創るプロセスと楽しさだ」
ちなみに…
- ブランド名の意外なルーツ:「COMME des GARÇONS」の名は、フランソワーズ・アルディの1962年のデビュー曲に由来する。この曲はフランスで50万枚を売り上げた大ヒット曲であった。19年後、川久保はこの曲が書かれたパリからわずか10マイルほどの場所で、初のコレクションを発表することになる。
- ダフネ・ギネスの偏愛:ギネス家の令嬢であり、香水への深い造詣で知られるダフネ・ギネスは、コム デ ギャルソンとのコラボ香水「Daphne」を数年おきに2,000本発注し、そのうち約1,800本を自分用に購入するという。
- アストゥグヴィエイユとカウズは一度も会わなかった:2021年の「Mirror」の制作において、アストゥグヴィエイユとカウズは対面せず、すべて手紙のやり取りだけで香りを完成させた。カウズが言葉を送り、アストゥグヴィエイユがそこからインスピレーションを得て8種ほどのサンプルを郵送するというプロセスであった。
- 川久保のユーモア:アストゥグヴィエイユがオドゥール 53の企画を持ちかけた際、川久保の反応は「あなたは本当にクレイジーね(You are really crazy)」だったという。ただし、それは肯定の意であった。
- 2002年のプッチ契約:コム デ ギャルソン パルファムは2002年にスペインの香水大手プッチ(Puig)とライセンス契約を結んだが、流通と生産の権利は自社で維持している。
- Goodhood Store, “The Art of Scent: How Comme des Garçons Redefined Modern Perfumery” – https://goodhoodstore.com/blogs/features/the-art-of-scent-how-comme-des-garcons-redefined-modern-perfumery
- MECCA Memo, “Three Decades of Defying Fragrance Conventions: A Comme des Garçons Parfums Retrospective” – https://www.mecca.com/en-nz/mecca-memo/fragrance/comme-des-garcons-parfums/
- Parfumo, “Comme des Garçons All Perfumes & Information” – https://www.parfumo.com/Perfumes/Comme_des_Garons
- NSS Magazine, “Farewell to Christian Astuguevieille, the nose behind Comme des Garçons’ anti-perfumes” – https://www.nssgclub.com/en/beauty/44311/
- AnOther Magazine, “Adrian Joffe on 30 Years of ‘Anti-Fragrance’ Invention at Comme des Garçons Parfums” – https://www.anothermag.com/fashion-beauty/16463/
- W Magazine, “A Deep Dive Into Comme des Garçons’ Most Unexpected Scents” – https://www.wmagazine.com/story/a-deep-dive-into-comme-des-garcons-most-unexpected-scents
- AnOther Magazine, “Seven Comme Des Garçons Devotees on the Brand’s 30th Anniversary” – https://www.anothermag.com/fashion-beauty/16066/
- Wikipedia, “Comme des Garçons Parfums” – https://en.wikipedia.org/wiki/Comme_des_Garçons_Parfums
- Wikipedia / Wikiwand, “Rei Kawakubo” – https://www.wikiwand.com/en/articles/Rei_Kawakubo
- Highsnobiety, “How COMME des GARÇONS Got Its Name” – https://www.highsnobiety.com/p/how-comme-des-garcons-got-its-name/
- Now Smell This, “Comme des Garcons Odeur 53 ~ fragrance review” – https://nstperfume.com/2007/08/08/comme-des-garcons-odeur-53-fragrance-review/
- New York Times, “Christian Astuguevieille, 79, Dies” (2026年3月) – https://www.nytimes.com/2026/03/04/arts/design/christian-astuguevieille-dead.html
- Artsy, “Christian Astuguevieille Biography” – https://www.artsy.net/artist/christian-astuguevieille
- Le Figaro, Avis de décès de Christian Astuguevieille – https://carnetdujour.lefigaro.fr/annonce/print/620543659/
- Le Figaro, “Christian Astuguevieille raconte trente ans de parfums Comme des Garçons” – https://www.lefigaro.fr/style/
- LAB Scent, “Interview avec Christian Astuguevieille” – https://lab-scent.com/interview-avec-christian-astuguevieille/magazines/2014/03/
- Now Smell This, “Comme des Garcons Concrete ~ fragrance review” – https://nstperfume.com/2017/08/21/comme-des-garcons-concrete-fragrance-review/
- Dezeen, “Comme des Garçons celebrates concrete with latest perfume” – https://www.dezeen.com/2017/07/19/comme-des-garcons-celebrates-concrete-latest-perfume-bottle-design/
- Paper Magazine, “Tyler Mitchell Shot Comme Des Garçons’ New Campaign” – https://www.papermag.com/comme-des-garcons-copper-campaign
- NSS Magazine, “Françoise Hardy: A Fashion Icon Who Inspired Comme des Garçons” – https://www.nssmag.com/en/fashion/39943/
- BeautyMatter, “Comme des Garçons Parfums’ 30 Years of Fragrance Disruption” – https://beautymatter.com/articles/comme-des-garcons-parfums
- Business of Fashion, “Rei Kawakubo Profile” – https://www.businessoffashion.com/people/rei-kawakubo/
- FizzyMag, “Comme des Garçons Says ‘Zero’ Perfume for All” – https://fizzymag.com/articles/comme-des-garçons-says-zero-perfume-for-all
- Now Smell This, “Comme des Garcons Concrete ~ new fragrance” – https://nstperfume.com/2017/07/04/comme-des-garcons-concrete-new-fragrance/
- NSS Magazine, “Six times Rei Kawakubo anticipated fashion” – https://www.nssmag.com/en/fashion/11125/
- Solebox Blog, “Read to Wear: Comme des Garçons” – https://blog.solebox.com/mbcy-read-to-wear-comme-des-garcons/
- The Week, “Adrian Joffe: How Comme Des Garcons turned retail into an art form” – https://theweek.com/82267/
- Rikumo Journal, “Rei Kawakubo: An In-Between Life” – https://journal.rikumo.com/journal/rei-kawakubo-comme-des-garcons
- Now Smell This, “Perfume Houses: Comme des Garcons” – https://nstperfume.com/perfume-houses-c/comme-des-garcons/
- Inspiring Quotes, “Rei Kawakubo famous quotes” – https://www.inspiringquotes.us/author/4113-rei-kawakubo


