『調香師の手帖 香りの世界をさぐる』

書籍情報

書籍名:『調香師の手帖ー香りの世界をさぐる』
著者:中村祥二
出版年:2008年
出版社:朝日新聞出版社

書籍レビュー

 著者は、40年近く資生堂で調香師として働き、資生堂リサーチセンター香料研究部部長やチーフパフューマーとして活躍していた人物です。大企業での経験豊富な知識から書かれる専門的な内容は、得られるものが多く、日本で調香師(香水というよりも香り全般)には役に立つと思います。

 文章は、平易ではなく、専門的な内容かつ冗長(決して難しいわけではないが)なので、入門書にはオススメしませんが、香水業界の道を考え、化学を勉強しようとしている方にはオススメです。具体例とともに、より香りの世界が分かってくると思います。

購入情報

この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

Rootをフォローする
香水の書籍・映画
ルシェルシェアする
Rootをフォローする

コメント