Q. 香水はどれくらいの期間で使いきる必要がありますか?また、どのように保管すればいいですか?

A. 香水の使用期間は製品や保管状態によって異なり、一律に何年とは決められません。まずは製品の表示やメーカーの案内を確認してください。

 香りの変化を抑えるには、保管場所と容器の扱いが大切です。シャネルの公式FAQでも、熱・空気・光を避け、ふたをしっかり閉めることが勧められています。保管次第で香りを長く楽しめる場合はありますが、香りが残っていることだけで、肌に使える状態かどうかまでは判断できません。古い香水や状態の変化が気になるものは、メーカーに確認しましょう。

 家庭で保管する際は、次の2点を意識しましょう。

①光と高温を避け、温度の変化が少ない場所で保管します。直射日光や暖房などの熱が届かない、引き出しやクローゼットの中が候補になります。

②容器を適切に閉じておきます。ふた付きのボトルはしっかり閉め、明るい場所に置く場合は元の箱などで光を遮りましょう。

 では、「12℃で保管する」という数字はどう考えればよいでしょうか。香水保存機関オスモテックの公式案内では、暗所・12℃の一定温度・アルゴン雰囲気での保管と、調香師による定期的な評価を組み合わせています。アルゴンは、香水が空気に触れるのを抑えるために使うガスです。文化的な資料として香りを保存する専門的な管理であり、家庭でも12℃にすれば同じように保存できるという意味ではありません。

 2011年の公式会報では、創設者ジャン・ケルレオが、この方法で20年以上保存された香水の例を紹介しています。同時に、永遠に保存できるわけではないとも述べています。こうした例から、家庭での使用期限や、古い香水を肌につける際の安全性を一律に判断することはできません。

香水は生きています。そして、進化し、変化し、移ろっています。しかし、最もダメなものは光と熱です。私のアドバイスはとても簡単です。あなたの香水を光と熱から遠ざけて下さい。

クリスティーヌ・ナジル

シャンパンのボトルを太陽の下に絶対に置かないでしょ?そういうことだよ。

フランシス・クルジャン

 身近な置き場所では、光や高温、温度変化の影響を受けやすい次の場所に注意してください。

置いちゃダメ

湯気や熱のこもるお風呂場・洗面所、直射日光の当たる窓際

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