レモン
lemon

香料ま行や行ら行わ行

 誰もが知り、様々に使用されるレモンは、フランス語でシトロン(Citron)と呼ばれ、ラテン名をCitrus limonと言います。柑橘類の例に漏れず、圧搾法で抽出しなければ香料としての質が落ちてしまうデリケートな原料になります。水蒸気蒸留でも抽出はできますが、基本的には冷圧搾法によって新鮮な香りを抽出します。おおよそ250kgのレモンから1kgの精油が取れます。

 残念なことに、今ではレモンの香りを洗剤や清掃製品と結びつけないことは難しい。これは1949年、P&Gがジョイと言う名の食器洗剤を生み出したときに遡る。(中略)香りは、スキンケアや美白によく使われていたレモンが選ばれた。(中略)
 今日では、60%近くの食器洗剤の香りはレモンのような香りであるため、これらを思い出させないようなレモンの香水を生み出すことは難しいのである。私が思い浮かぶ数少ない素晴らしいレモンの香りは、ルバンのジンフィズ(1955)とエルメスのシトロンノワール(2018)である。

ジャン=クロード・エレナ

 瑞々しく爽やかなレモンを上手く使用した香水と言えば、ドルチェ&ガッバーナのライトブルー(2001、オリヴィエ・クレスプ)です。リモンチェッロを思わせるジューシーさと洗い立てのシャツを思わせるムスクの清潔感がこの上ない気持ち良さを生み出します。

①上記の飛び先にいくとすでに対象の香料が選択されているので、他に合わせたい香料があれば、下の方に出てくる香料の中から組み合わせたい香料をタップする。タップもしくはカーソルを合わせると左に「+」マークが出てくるので、それを押すことでそれらの香料を組わせた香水を探すことができる。
②目的の香料を選び終えたら「SEE RECOMMENDATIONS」を押すと、結果が表示される。

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この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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