『Aphorisms of a perfumer』

書籍情報

書籍名:『Aphorisms of a perfumer』
著者:ドミニク・ロピオン(Dominique Ropion)
出版年:2018年
出版社:Nez Editions
言語:フランス語、英語

香水とは、美に関する一種のメッセージである。香水によって、とても深く、とても感情的に感動することができるし、つけている香水で自身を表現することもできる。自身のアイデンティティやパーソナリティの一部にもなる。香水を纏おうと思ったなら、それは自分の一部になることであり、それを纏っているとき、それは他の人に何かを言おうとしているということなのである

ドミニク・ロピオン

書籍レビュー

 日本語訳にすると『調香師の格言』という名の本書は、ジバンシィのイザティスでデビューし、40年弱香水業界で素晴らしい香りを作り続け、フレデリック・マルをして現代調香師界で最も素晴らしい調香師の1人と言わしめるドミニク・ロピオンによって書かれました。フレデリック・マルはドミニク・ロピオンと20年に渡りタッグを組み、様々な香りを作り続けており、本書の序文も担当しています。

 格言という名がつく通り、ドミニク・ロピオンが自身の調香師人生において書きしたためていた覚え書きを元に15のチャプターに分けて、自身の学生時代から調香した香水の背景まで幅広く書いています。

昔の香水のフォーミュラを学ぶ前に、何とかそれらの香りを完璧に真似をすることで、それらの錬金術・構造を理解することができ、なぜジャーマン・セリエのバンディやフラカのような香りがとても有名になり得たのかが分かる。

ドミニク・ロピオン

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この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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