Rosewood
ローズウッド

ローズウッド 香料ま行や行ら行わ行

 ローズウッドは一般に、家具やギター、チェスの駒などに使われる木材ですが、香水業界で使われるのは特にブラジリアンローズウッドとして知られるものです。それはフローラルで、ローズ調の香りがし、温かく柔らかさがあります。複雑なのは、木材として使われるローズウッドの場合、マメ科のローズウッド(紫檀)が使われるのですが、香料としてローズウッドが使われる場合、クスノキ科のローズウッドが使われるという点になります。

 いずれにせよ、ローズウッドは、その名の通り、材木にかすかなバラの芳香を持ち、加工過程で出る粉塵には、その芳香がより感じられます。そして、その芳香には、気持ちをなだめ、不安を和らげる力があるとされています。

  ローズウッドは、1925年に植物学者たちに発見されて以降、ブラジル、アマゾンの熱帯雨林で主に採取されてきました。しかし、サンダルウッドと同じように過剰な伐採により(主に家具や香りのため)、ブラジルはローズウッドを伐り、エッセンスを抽出することを禁じ、絶滅危惧種に分類することになります。芳香の92%がリナロールという物質のため、幸いにも香水業界では合成香料によって表現できましたが、その香りは天然とは比べ物になりません。

 2016年、フレデリック・レミーの設立した会社フローラルコンセプトが、ペルーの協会と協力し、アマゾンの中心にローズウッドを育て、1つ1つにシリアルナンバーをあて、切り取る量も定めることで、ローズウッドの精油を再び香水業界に呼び戻しました。

<ローズウッドを含む代表的な香水>

H24(Hermes)、Oud Rosewood(Dior)

ジッキー、クリスタル(シャネル)、ディオリッシモ(Dior)、エメロード(コティ)

この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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Le Chercheur de Parfum

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