A. 香水の用語は、多くが音楽の言葉に由来します。ノートやアコードもその一つです。音楽では、ノートは音階を意味し、アコードは和音を意味します。音楽はすべて、7つの音階を組み合わせることで作られます。
ノート
香調のことで、伝統的な分類に応じて、フローラルノートやアンバーノートなどいくつかあります。単体でベルガモットノートという場合もありますが、基本的に複数の香料が混ざり合い作られた香りだと認識すると良いでしょう。例えば、シトラスノートと言った場合、ベルガモットとレモンなど、複数の香料が組み合わさってできた香りのまとまりを意味します。
アコード
2つ以上のノートの組み合わせが上手く働き、ハーモニーを奏でるような香りが生まれるとき、それをアコードと呼びます。例えば、トリュフアコードというものがあれば、それはいくつかのノートが組み合わさり、トリュフを思わせる土っぽさと芳醇な香りが生み出されるノートのまとまりになります。
香水のアコードにおいては、1+1+1は=3ではなく、=1であり、1つの新しい香りになります。
シルベーヌ・ドラクルト
コメント