『香りの創造』(エドモン・ルドニツカ)

書籍情報

書籍名:『香りの創造』(原題は『Le Parfum』)
著者:エドモン・ルドニツカ
出版年:1985年(日本語訳は1988年。現在は絶版)
出版社:Que Sais-Je(日本語訳は白水社

書籍レビュー

芸術とは本能的に感動させるか、あるいは知性の面で感動させるので、ある時には両方で感動させるがそうなればすばらしい。

エドモン・ルドニツカ

 20世紀最も素晴らしい調香師と評されるエドモン・ルドニツカの唯一の日本語訳の本になります。香りに関わる感覚や知覚の専門的な話から、ルドニツカが熱く取り組んだ香水の著作権問題、そして香水の芸術性に関する考察、と幅広く香水業界の裏側が書かれています。
 著者の香水・調香に対する哲学を学ぶこともでき、調香師になりたいと考えている人は必須で、最も読むべき本だと考えます。また、香水を愛する人・販売する人にとっても、香水業界や香水の知識を包括的に得るために最も良い本でもあります。

調香師にとっては、単純さとは単に物の特徴を決める1つの性質にとどまらず、技術上の極致でそして確実な道でもある。

エドモン・ルドニツカ

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この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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