「私たちは、人々が服に対して、それを作った個人やグループの印象ではなく、自分自身の趣味やスタイルを通じて反応することを望んでいる」
── メゾン マルタン マルジェラ
基本情報
- 設立年: 1988年
- 創設者: マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、ジェニー・メイレンス(Jenny Meirens)
- 本拠地: フランス・パリ
- 現クリエイティブ・ディレクター: グレン・マーテンス(Glenn Martens)(2025年1月就任)
- 親会社: OTBグループ(イタリア、レンツォ・ロッソ創設)
- フレグランスライセンス: ロレアル(L’Oréal)グループ ラグジュアリー・プロダクツ部門
- 公式サイト: maisonmargiela.com / maisonmargiela-fragrances(フレグランス専用)
創設者・ブランドの成り立ち
少年時代 ── テレビが開いたファッションへの扉
マルタン・マルジェラは1957年4月9日、ベルギー・リンブルフ州ヘンク(Genk)に生まれた。ポーランド人の父とベルギー人の母を持つ家庭で育ったとも伝えられている。彼がファッションに目覚めたのは少年時代のこと。テレビで1960年代の先鋭的デザイナー、アンドレ・クレージュ(André Courrèges)とパコ・ラバンヌ(Paco Rabanne)の特集を見たのがきっかけだった。
1983年のインタビューで、マルジェラはこう語っている。
「テレビのニュースを見ていたら、ラバンヌとクレージュの特集があった。彼らのデザインを見た瞬間、”すごい、自分がやりたいことをやっている人たちがいる”と思った」
── マルタン・マルジェラ
ティーンエイジャーになると、蚤の市で見つけた古着を組み合わせて安くてスタイリッシュな装いを作り始める。この「プレウォーン(着用済み)」の服への愛着は、のちにデザイナーとしての彼の根幹を成すことになる。ベルギー・ハッセルト(Hasselt)のシント=ルーカス美術学校で3年間学んだあと、1977年にアントワープ王立芸術アカデミーのファッション科に入学。1979年に卒業した。翌年にはあの「アントワープ・シックス」(ドリス・ヴァン・ノッテン、アン・ドゥムルメステールら)が同校を巣立つことになるが、マルジェラは一年先輩にあたる。しばしば「シックスの一員」と誤解されるが、実際にはそうではない。
ジャン=ポール・ゴルチエのもとで ── 「最高のアシスタント」
卒業後、マルジェラは5年間フリーランスのデザイナーとして活動したのち、1984年にパリへ渡る。フランスのファッション界の「アンファン・テリブル(恐るべき子供)」と呼ばれたジャン=ポール・ゴルチエのデザインアシスタントとなった。
ゴルチエのアトリエを訪れたマルジェラは「あなたのもとでアシスタントとして働きたい」と申し出た。ゴルチエは「君にアシスタントは必要ない。素晴らしいデザイナーになれる才能をすべて持っている」と答えたが、マルジェラはこう返した。
「才能はあるかもしれない。でも、ファッションハウスがどう動くのか、僕はまだ知らない。まずそれを学びたい。自信がついたら、自分のメゾンを始める」
── マルタン・マルジェラ(ドキュメンタリー映像より)
この3年間のゴルチエでの経験が、のちのメゾン運営における実践的な知識の基礎となった。ゴルチエはのちにこう述べている。
メゾン創設とジェニー・メイレンス ── 白い革命の始まり
1988年、マルジェラはパリで自身の名を冠したブランド「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」を設立する。このとき不可欠なパートナーとなったのが、ジェニー・メイレンスである。ブリュッセルでデザイナーズ・ブティック「Crea」を経営し、ヨウジ・ヤマモトやコム デ ギャルソンなど先鋭的なブランドをいち早く扱っていたメイレンスは、1983年にゴールデン・スピンドル賞の審査員としてマルジェラの才能に出会い、「私がこれまで見た中で最も才能ある若きデザイナー」と評した。
メイレンスの功績として最も語り継がれるのが、あの「白紙のラベル」のアイデアである。1988年、イタリア・マントヴァの小さなバーで、二人はブランドの商標について話し合っていた。メイレンスは確信を持ってこう言った。
「”マルタン・マルジェラ”と書かれたラベルを出すべきではない──出してはいけない。人々がショップに入ってきて、名前のない力強い服を見れば、もっと好奇心を持つはずだ」
── ジェニー・メイレンス
マルジェラは最初ためらったが、最終的に一つの条件をつけて同意した。裏地のない服の外側に見える4本の白い仮縫いのステッチを加えること。この4つの白いステッチが、やがてブランドの最も象徴的なアイデンティティとなる。
「弁護士は信じられないという顔をした。”空白”に商標権は主張できないからだ。私たちは彼に嘘をついて、裏面にマルタン・マルジェラと印刷すると言った。でも結局、一度もそうしなかった」
── ジェニー・メイレンス
伝説のデビューショー ── 1989年、パリ20区の廃墟の遊び場
メゾンの存在を世界に知らしめたのは、1989年秋のスプリング/サマー1990コレクションの発表だった。会場はパリ20区、北アフリカ系住民が暮らす地区にある荒れ果てた子どもの遊び場。凹凸のある地面をランウェイに見立て、モデルたちは意図的によろめきながら歩いた。座席指定はなく、先着順。フロントロウには近所の子どもたちが座り、ショーの招待状は地元の学校の子どもたちが手描きで作ったものだった。
パワードレッシング全盛の時代に、ほつれた裾、裂かれた袖、生々しい仕上げ──そしてあの足袋(タビ)ブーツ。批評家の一部は酷評したが、業界は熱狂した。若き日のラフ・シモンズもこのショーを観て、建築の道を進むかファッションの道を選ぶか迷っていた心を決めたと語っている。
エルメスとの意外な邂逅 ── 1997〜2003年
1997年、マルジェラはエルメスのウィメンズ・レディ・トゥ・ウェアのクリエイティブ・ディレクターに就任する。前衛の旗手が保守的なラグジュアリーメゾンのトップに立つという人事は、業界を驚かせた。きっかけは、エルメスCEOジャン=ルイ・デュマの娘サンドリーヌ・デュマが90年代にマルジェラのモデルを務めた縁で、父に推薦したことだった。たった一度のランチで、両者は「リラックスと快適さこそファッションである」というビジョンを共有していることに気づいたという。
マルジェラはエルメスで12シーズンにわたり、1920年代のスポーツ・レジャーウェアに着想を得たタイムレスなワードローブを生み出した。ロザンジュ(菱形スカーフ)やケープ・コッドの二重巻きストラップなど、現在もエルメスのベストセラーに数えられるアイテムを残している。2003年、自身のレーベルに集中するためエルメスを離れた。
マルジェラの退場とジョン・ガリアーノの時代
2002年にレンツォ・ロッソ率いるOTBグループ(旧ディーゼル・グループ)がメゾンの過半数株式を取得。マルジェラはクリエイティブ・ディレクターとして残ったが、2008年末に実質的にデザインから手を引き、2009年12月に正式に退任した。後任は指名されず、デザインチームが集団体制でメゾンを運営した。
2014年、ジョン・ガリアーノがクリエイティブ・ディレクターに就任。かつてジバンシィとクリスチャン・ディオールを率いた天才クチュリエは、2011年の反ユダヤ的発言により業界を追放されていた。マルジェラ本人がガリアーノに伝えたとされる言葉がある。
「メゾンのDNAから好きなものを取り、自分自身を守り、自分のものにしなさい」
── マルタン・マルジェラ(ガリアーノへの助言)
ガリアーノは10年間にわたり「デコルティケ(décortiqué=層を剥がす)」と名付けた独自の技法でメゾンのクチュールを率い、2024年1月のアルティザナル・コレクションは歴史的傑作と評された。2024年12月に退任し、2025年1月にベルギー人デザイナー、グレン・マーテンスが後任に就いている。
ブランドのこだわり ── 香りづくりの哲学
「ノーロゴ」を香水に翻訳する
メゾン マルジェラの根幹にあるのは「匿名性」と「脱構築」の哲学である。スタッフ全員が白衣を着用し、ロゴを排し、服のラベルは白紙に4つのステッチ。ナンバリングで各コレクションラインを識別する──0から23までの数字に黒い丸を添えるだけのシステムだ。
フレグランスにおいてもこの哲学は貫かれている。2008年にロレアルとフレグランスライセンス契約が結ばれた際、メゾン側はこう声明を出した。
「新しい表現と創造を常に追い求める中で、香水をデザインしたいという思いは自然な帰結だった。この香水は私たちの姿そのものでなければならない──私たちのすべてを蒸留したエリクサーでなければならない」
── メゾン マルタン マルジェラ
ボトルとパッケージのデザイン
レプリカ・コレクションのボトルは、クラシックなアポセカリー・ジャー(薬局の保存瓶)をモチーフにしたミニマルなデザインである。首元にはロープが巻きつけられ、メゾンのアルティザナル精神を体現している。最大の特徴は、ボトルに貼られたコットンのラベル。これはレプリカのファッションラインで衣服やアクセサリーに使用されるタグを模したもので、各フレグランスの「記憶」──場所と年代──が記されている。外箱にはポラロイド写真風の画像がプリントされ、その香りが呼び起こす情景を視覚的にも示唆する。
初の香水「(untitled)」(アンタイトルド)のボトルデザインは、著名アートディレクターのファビアン・バロンが手がけ、19世紀のガラス栓付きボトルに着想を得ている。手作業で結ばれたコットンの糸が、メゾンの象徴である4つのステッチを想起させる。
2018年のミューティニー(Mutiny)では、ガリアーノのデコルティケ技法がボトルにも応用され、ガラスの内部構造が透けて見えるような造形が採用された。
2024年に再始動したレプリカ・オードパルファム(Replica Fantasies)コレクションでは、オードトワレの「白」の世界観に対し、「黒」を基調としたグラデーションボトルで「夜」と「幻想」を表現している。
調香の思想 ── 「クリエイティブ・コレクティブ」
メゾン マルジェラは特定の専属調香師を置かず、各フレグランスのテーマに最もふさわしい調香師(ノーズ)を選ぶ「クリエイティブ・コレクティブ」のアプローチを取っている。
- (untitled)(2010年): ダニエラ・アンドリエ(Daniela Andrier) ── イヴ・サンローラン「リヴ・ゴーシュ」やプラダのフレグランスを手がけた名匠
- Beach Walk(2012年): ジャック・キャヴァリエ・ベルトゥリュ(Jacques Cavallier Belletrud)とマリー・サラマーニュ(Marie Salamagne)── フィルメニッヒ社
- At the Barber’s(2014年): ルイーズ・ターナー(Louise Turner)
- Mutiny(2018年): ドミニク・ロピオン(Dominique Ropion) ── IFF社のマスターパフューマー
ロピオンはミューティニーの創香に6年、1,000回以上の試作を要した。ガリアーノのデコルティケ手法を香りに応用し、伝統的にフェミニンとされるチュベローズを「壊し、砕き、構造だけを残した」と語る。
「6年かけて1,000回以上試した。壊した。砕きもした。構造だけを残して、あとはすべて取り除いた。まさにガリアーノ氏がメゾン マルジェラでやっていることと同じだ」
── ドミニク・ロピオン
香水ラインナップ
(untitled) ── フレグランスN°1(2010年)
メゾン初の香水。ロレアルとの提携発表から約2年の開発期間を経て2010年1月に発売された。名前はメゾンの「ノーラベル」精神をそのまま反映した「無題」。ウッディ・グリーン・フローラルの香調で、主要素材にはガルバナム(galbanum)という希少な樹脂を使用している。ボックスウッド、レンティスク(乳香樹の一種)、インセンス、ビターオレンジの苦味と滑らかさが層を成す。世界で400店舗未満という限定的な流通で、パリのコレット(Colette)でのワールドプレミアを皮切りに展開された。
公式サイトには次のように記されている。
「(untitled)──直接的で、プラグマティックで、独特。感情を排し、本質的なものだけを主張する。白紙のページ、すべての始まり」
── メゾン マルジェラ フレグランス公式
REPLICA(レプリカ) ── 記憶の香りコレクション(2012年〜)
レプリカ・コレクションは、メゾンのフレグランス事業を世界的な成功へと導いたコアラインである。2012年に発表され、現在までに20種以上のオードトワレが展開されている。
コンセプトの源流 ── ファッションの「レプリカ」ライン
「レプリカ」という名前は、1994年秋冬コレクションで公式に始動したアパレルラインに由来する。マルジェラは世界中から見つけ出したヴィンテージの衣服を、オリジナルのプロポーションや「不均衡」まで含めて忠実に再現した。大きな四角いコットンラベルに、元の衣服の種類・産地・年代を印刷して付ける独自のタグシステムが特徴である。マルジェラは1993年にこう語っている。
この「既存のものを忠実に複製し、新しい文脈で提示する」というレプリカの思想が、2012年にフレグランスへと拡張された。各香水は特定の時代と場所に紐づく記憶を香りで再現することを目指し、ボトルには「場所、年代」が記されたラベルが貼られる。
代表的な香り
レプリカが大衆的人気を獲得した背景には、ロレアルの戦略的な流通拡大がある。セフォラ(Sephora)を筆頭とする大手リテーラーや空港免税店、ECプラットフォームへの積極展開が行われ、TikTokをはじめとするSNSでの口コミ爆発とも相まって、「バイ ザ ファイヤープレイス」や「ジャズ クラブ」がバイラルヒットとなった。
Mutiny(ミューティニー)── ガリアーノ初の香り(2018年)
2018年9月、パリ・グランパレでのSS19コレクション発表と同時にローンチされたオードパルファム。ガリアーノがクリエイティブ・ディレクターとして手がけた最初の香水であり、開発に3年以上を費やした。
ガリアーノのデコルティケ技法を香りに翻訳し、伝統的にフェミニンとされるチュベローズの花を3つの異なるクオリティ(チュベローズ・アブソリュート、MDチュベローズなど)で使用。レザー、バニラ、ウードのニュアンスが立ち上がる、ジェンダーを超えた香りに仕上がっている。
「香りには、創造性と同じく、国籍もジェンダーも信条もない。普遍的な言語を話す。創造性こそが、私たちのミューティニー(反逆)だ」
── メゾン マルジェラ
6人の「ミューティニスト」(ウィロー・スミス、プリンセス・ノキア、テディ・キンリヴァン、ハンネ・ガビー・オディール、サシャ・レイン、モリー・ベア)がアンバサダーに選ばれ、多様性と個性を体現するキャンペーンが展開された。
REPLICA Fantasies(レプリカ ファンタジーズ)── 幻想のオードパルファム(2024年〜)
レプリカ・オードトワレが「記憶(メモリー)」──実際に存在した過去の瞬間──を香りで再現するのに対し、レプリカ・ファンタジーズ(オードパルファム)は「空想(ファンタジー)」──存在しない夢の世界──を香りで具現化するコレクションである。
各香水の核には「シュレアル・イングリーディエント(超現実的素材)」と呼ばれる、調香師の想像力から生まれた架空のアコードが置かれている。たとえば「フライング(Flying)」には「オゾニック・クラウド」という空想素材が使われ、空へ飛び立ち雲を突き抜ける感覚を表現している。
ボトルデザインはオードトワレの「白(昼)」に対し「黒(夜)」を基調とし、幻想が広がる夜のイメージをグラデーションで表現。首元にはブラックのロープ、シルバーのラベルが煌めく。
現在のラインナップは、「ソウル オブ ザ フォレスト」「フライング」「ダンシング オン ザ ムーン」(2024年)に加え、2025年8月に「アイディアル ワン」「セレスティアル ウィスパー」が追加され、全5種で構成されている。
ちなみに…
- マルジェラは一度も記者の前に姿を現したことがない。 ファッションショー後の挨拶(「ボウ」)を一切行わず、メディアとのやり取りはすべてFAX、のちにメールで行われた。集合写真では彼の席だけが空のまま残されたという。
- タビ・ブーツの由来は日本の足袋。 1989年のデビューショーで衝撃を与えた二股に分かれたブーツは、日本の伝統的な足袋にインスパイアされたもので、マルジェラの最もアイコニックなアイテムとして今も販売され続けている。
- GAT(ジャーマン・アーミー・トレーナー)の再現。 レプリカ・ラインのファッション側では、1996年にオーストリアのスリフトショップで発見されたドイツ軍のトレーニングシューズを忠実に再現したスニーカーが伝説的なアイテムとなっている。
- マルジェラは2008年にファッション界を去ったあと、アーティストに転身。 2021年にパリのラファイエット・アンティシパシオンで初の個展を開催し、シリコンの球体に人毛を貼り付けた作品や、塵の粒子を描いた大型絵画などを発表した。
- ガリアーノの退任メッセージ。 2024年12月のインスタグラムでの声明で、ガリアーノは「翼を修復してもらい10年。今日、私はソーバー(断酒)14年目を迎えた」と綴り、ロッソとマルジェラに感謝を表した。
- Martin Margiela – Wikipedia – https://en.wikipedia.org/wiki/Martin_Margiela
- Jenny Meirens: The woman behind the Maison Margiela label – The Irish Examiner – https://www.irishexaminer.com/lifestyle/fashionandbeauty/arid-20446646.html
- Jenny Meirens Martin Margiela Story – Hypebeast – https://hypebeast.com/2017/2/jenny-meirens-martin-margiela-story
- Martin Margiela, Designer of Intelligent Fashion – Agnautacouture – https://agnautacouture.com/2015/07/05/martin-margiela-designer-of-intelligent-fashion/
- Maison Margiela’s Replica Fragrance Line – Detail Digest – https://detaildigest.substack.com/p/maison-margielas-replica-fragrance
- L’Oréal signs deal with Maison Martin Margiela – Moodie Davitt Report – https://moodiedavittreport.com/loreal-signs-deal-with-maison-martin-margiela-110408/
- Maison Martin Margiela’s ‘Untitled’ Fragrance – Hypebeast – https://hypebeast.com/2010/1/maison-martin-margielas-untitled-fragrance
- Maison Martin Margiela launches first fragrance – The Independent – https://www.independent.co.uk/life-style/fashion/news/maison-martin-margiela-launches-first-fragrance-5517224.html
- Maison Margiela Mutiny Fragrance Collection – Les Façons – https://lesfacons.com/2018/12/13/maison-margiela-mutiny-fragrance-collection/
- Maison Margiela unveils its first perfume by John Galliano – Cosmetics Business – https://cosmeticsbusiness.com/maison-margiela-unveils-its-first-perfume-by-john-galliano-147607
- Six defiant faces launch John Galliano’s debut Margiela fragrance – Hero Magazine – https://hero-magazine.com/article/133826/six-defiant-faces-launch-john-gallianos-debut-margiela-fragrance
- John Galliano exits Maison Margiela – Los Angeles Times – https://www.latimes.com/entertainment-arts/story/2024-12-12/john-galliano-leaves-maison-margiela-dior-renzo-rosso
- Designer John Galliano leaves Maison Margiela after 10 years – CNN – https://www.cnn.com/2024/12/11/style/john-galliano-leaves-maison-margiela
- Glenn Martens succeeds John Galliano at the head of Maison Margiela – Entrevue – https://entrevue.fr/en/glenn-martens-succede-a-john-galliano-a-la-tete-de-maison-margiela/
- Maison Margiela Fashion House – 公式サイト – https://www.maisonmargiela-fragrances.us/fashion-house.html
- Maison Margiela – Wikipedia – https://en.wikipedia.org/wiki/Maison_Margiela
- OTB Group – Wikipedia – https://en.wikipedia.org/wiki/OTB_Group
- Remembered: The Game-Changing Martin Margiela Show of 1989 – Business of Fashion – https://www.businessoffashion.com/articles/fashion-week/remembered-the-game-changing-martin-margiela-show-of-1989/
- Maison Margiela’s SS90 Runway Show – Doverflies – https://doverflies.com/blog/maison-margiela-ss90
- When Martin Margiela was the creative director of Hermès – NSS Magazine – https://www.nssmag.com/en/fashion/31681/hermes-margiela
- Margiela, the Hermès Years – Exhibiting Fashion – https://fashionexhibitionmaking.arts.ac.uk/margiela-the-hermes-years/
- “Replica” suit, Martin Margiela – Palais Galliera – https://www.palaisgalliera.paris.fr/en/work/replica-suit-martin-margiela
- Maison Martin Margiela – Interview Magazine – https://www.interviewmagazine.com/fashion/maison-martin-margiela
- John Galliano’s transformative Margiela show – i-D – https://i-d.co/article/john-galliano-maison-margiela-spring-summer-19/
- Martin Margiela Working For Jean Paul Gaultier – YouTube – https://www.youtube.com/watch?v=szMGRDAT_Rs
- Maison Margiela Replica Beach Walk – The Fragrance Foundation – https://fragrance.org/award/maison-margiela-replica-beach-walk/
- Martin Margiela – Lafayette Anticipations – https://www.lafayetteanticipations.com/en/artiste/martin-margiela
- メゾン マルジェラ フレグランス 新作レプリカ オードパルファム – cosme.net – https://www.cosme.net/feature/I0023645/
- Martin Margiela on Anonymity – Instagram – https://www.instagram.com/p/DL-Wkjaxlwx/
- Maison Margiela Replica – 各香水公式ページ – https://www.maisonmargiela-fragrances.us/
- Maison Martin Margiela – whisking us through time and space – The Perfume Society – https://perfumesociety.org/maison-martin-margeila-transporting-us-through-time-and-space/
- Maison Margiela’s Revolutionary Use of Anonymity – Fashion Law Journal – https://fashionlawjournal.com/the-allure-of-the-unknown-maison-margielas-revolutionary-use-of-anonymity-in-luxury-fashion/
- REPLICA Bubble Bath – Maison Margiela公式 – https://www.maisonmargiela.com/en-us/replica-bubble-bath-eau-de-toilette-S33YX0087S11972961.html
- REPLICA Afternoon Delight – Maison Margiela Fragrances – https://www.maisonmargiela-fragrances.us/fragrances/replica-eau-de-toilette/replica-afternoon-delight/MM159.html
- Ranking ALL Maison Margiela Replica Fragrances – YouTube – https://www.youtube.com/watch?v=fQ_Bukh4SEM
- Replica Fantasies Flying Eau de Parfum – Nordstrom – https://www.nordstrom.com/s/maison-margiela-replica-fantasies-flying-eau-de-parfum/4599699
- John Galliano: ‘I Feel Much Freer’ – Business of Fashion – https://www.businessoffashion.com/articles/news-analysis/conversation-john-galliano-maison-margiela/
- Maison Margiela Replica By the Fireplace – 公式サイト – https://www.maisonmargiela-fragrances.us/fragrances/replica-eau-de-toilette/replica-by-the-fireplace/MM005.html


