書籍情報
書籍名:『香水-香りの秘密と調香師の技』
(原題:仏語 Le Parfum、英語 Perfume:The Alchemy of Scent)
著者:ジャン=クロード・エレナ(Jean-Claude Ellena)
出版年:2010年
出版社:Que sais-je?(日本語は、白水社)
調香師がつくらなければならないのは、ひとつの欲望の表現である。ひとつのものに対して欲望を持つからこそ、人はそれを美しい、魅力的だと思うのだ。
ジャン=クロード・エレナ
書籍レビュー
真に創造と呼べる香水だけが、動揺を引き起こし、予期せぬものを与えることができる。そして顧客が疑問を抱き、習慣を捨てるきっかけとなる。創造的な香水は、顧客の知覚能力を広げるのだ。
ジャン=クロード・エレナ
文才のあるエレナは、友人であり、自身に大きな影響を与えたエドモン・ルドニツカの意志を継ぎ、今まで明かされることの少なかった香水業界の裏側を伝えようと常に努力をしています。
前回の読みやすい『調香師日記』とは一転、香水業界や調香師という職業について専門的に明らかにした本書は、一歩進んだ内容です。決して難しすぎるわけではなく、エレナの思考回路、調香の取り組み方など興味がそそられることが盛り沢山!香水の世界の裏側を知りたいという方にオススメです。
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