『うず潮』(Le Sauvage)

映画情報

映画名:『うず潮』(原題:Le Sauvage)
公開:1975年
監督:ジャン=ポール・ラプノー
出演者:イヴ・モンタン、カトリーヌ・ドヌーヴ

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映画レビュー

 オリビア・ジャコベッティフランシス・クルジャンが調香師になったきっかけの1つとしてあげている本作は、原題(Le Sauvage)が「野生」「野蛮人」を意味し、野蛮に見えるギャング映画ようなストーリーから次第に香水が中心のストーリーとなっていきます。

 美しきカトリーヌ・ドヌーヴが演じる身勝手かつ野蛮な性格のネリーとワイルドな見た目で孤島で自給自足をしている調香師のマルタンが、ネリーの事情による様々な障害を乗り越えながら、最終的に惹かれ合う物語です(よくある話ですよね)。マルタンの魅力は、ただの八百屋で、孤島に暮らすだけの人物かと思いきや、凄腕の調香師という事実を隠し、世俗から離れた生活を送っている人物であったという点です。3分の2あたりから展開が変わってきますが、この面白さはぜひ、ご自身の目で。

この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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