フレグランスークレオパトラからシャネルまでの香りの物語

書籍情報

書籍名:フレグランスークレオパトラからシャネルまでの香りの物語
著者:エドウィン・T・モリス
監修:中村祥二
翻訳:マリ・クリスティーヌ、沼尻由起子
出版年:1992/11/1(英語版は1985年)
出版社:求龍堂

書籍レビュー

香水の香りをもっとよく嗅ぎ取りたいと思えば、クンクン嗅ぐことだ。鼻をクンクン鳴らして息を吸い込めば、空気の渦巻きが上昇し嗅上皮を横切っていく。

エドウィン・モリス

 本書は、「クレオパトラからシャネルまでの香りの物語」という副題ではあるが、香水に関する全方位解説系の書籍である。歴史や研究を通して、香りや匂いの謎、香料の歴史、香水業界、ネーミングについてなど独特な内容もあり、興味深い内容が多い。少し古い時代の書籍のため、ところどころ読み方が今と異なるものもあるが、さして問題ではない。ロジャー・ダヴの『香水の歴史』を読んで、さらに追求したい人は購入の価値あり!古いからと侮るなかれ。

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この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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