調香史
私たちは世界を変えようとは思っていません。ただ自分たちが楽しみ、自分たちが幸せになるようにしており、他の人にその幸せをシェアしたいと思っているだけなのです。
ジャン・ギシャール
フランスのグラースで生まれたジャン・ギシャールは、家族が何世代にもわたり香水産業の花の栽培農家でありました。
元々は国際取引に興味があったそうですが、偶然、調香師という職業に興味を持ち、ロベルテ社に入社することになりました。1984年には、ルール社(現ジボダン社)に入社し、ジャン・アミックと仕事をしたことで、カルバンクラインのオブセッション、ディオールのプワゾン、キャシャレルのルウルウなどの多くの名香を生み出すことになりました。2000年には、初代のフランソワコティ賞を受賞しています。2004年からはジボダンパフューマリースクールでディレクターに就任し、入学者の選抜も担当しています。
ちなみに、息子のオーレリアン・ギシャール(Aurelien Guichard)も現在、調香師として活躍中です。また、彼のもとで学んだ調香師・業界人には、フレデリック・マル、アントワーヌ・リー、クエンティン・ビスクらが名を連ねます。
良い調香師というのは、良い鼻を持っている人ではありません。市場が何を望んでいるのか?を創造し、考えだすことができる人なのです。
ジャン・ギシャール
調香作品
それぞれの時代には、偉大な香水があり、偉大な映画監督がいて、偉大な音楽家がいて、ファッションがある。偉大な調香師というのは、その時代の精神を表現し、自分が好きなことをしながら時代を体現できなければならない。
ジャン・ギシャール
Year | Brand | Name | With |
1985 | Calvin Klein | Obsessikon | |
1985 | Paco Rabanne | La Nuit | |
1985 | Dior | Poison | Edouard Flechier |
1987 | Cacharel | LouLou | |
1992 | Fendi | Asja Fendi | |
1994 | Cacharel | Eden | |
1994 | Nina Ricci | Deci Dela | |
1994 | Donna | Trussardi | |
1995 | Cartier | So Pretty | |
2001 | Celine | Celine | Christiane Plos |
2004 | Hermes | Concentre d’Orange Verte |