「香りが好きだから香りにまつわる仕事をしたい!」「香りに関わる業界で転職を考えているけど、どう探したらいいか分からない。。。」そんな方のために、色々な求人をまとめてみました。
香水販売員という職業
香水業界では、他の業界と同じで、現場で働く香水販売員以外にも、営業やマーケティング含めた様々なポジションがありますが、最も多い求人であり、花形になるのは香水販売員です。もしブランドが店頭販売をしているのであれば、販売員の声に耳を傾けるべきなのが、オフィス職です。なぜなら、どんなに大変なことがあっても、店頭で自社の製品を力いっぱい紹介してブランディングの最前線に立ち、お客様の声を最も聴いているのが販売員だからです。
前述の通り、香水の販売員は、最もお客様に近く、最も喜びを感じることができる職種です。専門知識は必要なく、香水への愛と接客力があればお客様はどんどんあなたの元へ。一方で、百貨店や店舗の入る館のルールを覚えたり、一日中立っていないといけなかったり、給料もそこまで高くはなかったりとデメリットもあります。
次の求人情報では、香水販売員もオフィス職も含め、求人および会社を紹介していきたいと思います。
求人情報(2023年7月更新)
注:各社、求人情報のあったサイト情報に飛ぶようにしていますが、求人が無い場合や求人サイトをブランドが変更している場合もありますので、ご了承ください。
ブルーベルジャパン
全国各地のデパートやモールに入っているラトリエデパルファムを運営する外資系企業。日本では数十の有名なファッションフレグランスブランドやメゾンフレグランスブランドを取り扱う他、マノロブラニクなども扱っている。色々な香水を取り扱えるという強みは、最近のフレデリックマルやキリアン、メゾンクリヴェリの加入によって凄さを増し、1年働くだけでも相当な知識が身につく可能性がある。
最近は長年働いていたスタッフの離職が多い印象があるため、数年でチーフクラスになれる可能性もゼロではない。男性スタッフが最近増えているのも興味深い。ただ、販売員の給料や休みは、他の化粧品大手に劣る。
エスティローダーグループ
ELCジャパン株式会社という正式名称で、様々なブランドをポートフォリオに抱えるのがエスティローダーグループになります。エスティローダー、ジョーマローン、トムフォード、MAC、クリニーク、ルラボ、ドゥラメール、アヴェダなど、百貨店でも最も多い面積を誇るのが特徴です。何と言っても、ブルーベルジャパンと同じで、社割はすべてのブランドに適用されるため、化粧品&香水好きにとってはたまらない会社になります。
フィッツコーポレーション
1990年に創業したフィッツは、主に輸入販売や化粧品の製造販売を事業としている日系の会社で、アバクロやアリアナグランデ、クリロナの香水などを扱っています。主にドラッグストアや5000円程度で購入できる香水ブランドが多いかと思います。
インターモード川辺
ブルーベルジャパンと並んで、百貨店のコスメフロアに昔から香水売り場を構えているのが川辺フレグランスになります。ブルーベルと同様、香水の輸入だけではなく、服飾の輸入も行っております。香水については、ミラーハリスやエルメティカなどのメゾンフレグランスをはじめとし、フェラガモやヴェルサーチなどのファッションフレグランスを扱っています。
ノーズショップ(Nose Shop)
香水の取り扱い数だけで言えば、ブルーベルジャパンをも凌ぐ、ここ数年、香水販売業界で最も熱いのがノーズショップ。ニコライやイストワールドゥパルファムといったニッチフレグランスの重鎮だけでなく、Bdkパルファムやタウアーパルファムといった注目されてきているブランドも早くから取り扱っています。最近ではアムアージュを日本で初めて販売するという偉業もノーズショップだからこそ成せたことでしょう。
販売員がSNS上で商品を紹介したり、香りのラジオを行ったり、百貨店への進出、自社ブランド(KO-GU)の制作、香水ガチャ、と次々と新しいことに挑戦しているノーズショップには頭が上がりません。そんなノーズショップでは、販売員もオフィス職も募集しており、望めばこの黎明期で様々な挑戦ができることはまちがいありません。ただし、輸入販売による収益は低いのか、給料はやや低めです。
カラリア
2023年現在、最も勢いのある香水業界の会社はカラリアでしょう。香水業界において最もSNSを成功させ、サブスクにおける地位を確立させ、ITに疎いこの業界でシステムエンジニアを多く採用し、最先端を走ろうとしている姿は評価に値します。
ただし、気になるのが、多くのSEを以前から採用し、会社の社員数も増えているにも関わらず、事業自体にあまり大きな変化が見られず、賛否両論のインフルエンサーマーケティングに頼り続けている部分です。まだまだ若い会社なので、マーケティングや会社の方向性に賛成できる人は、一緒に成長していけるのではないでしょうか。
セレス
カラリアと並び、香水サブスクの両雄となるのがセレスです。ベンチャーのばりばりキャリア積みます系のイメージがあるカラリアに比べ、少数精鋭でじわじわとリピーターを獲得しているイメージになります。カラリアよりはゆったりした雰囲気がよければ、こちらの方がいいかもしれません。同じなのは、これからの会社になるため、自身のアイデアを生かしながら、一緒に成長できるという部分です。
エディット
公式サイトでは募集していませんが、代表のインスタにて、時折募集されるようです。気になる方はフォローやDMをしてみてもいいかもしれません。エディットがどのようなブランドか知りたい方はこちら。