『パルファム紀行』

パルファム紀行 香水の書籍・映画

書籍情報

書籍名:『パルファム紀行ー香りの源泉を求めてー』
(原題:The Scent Trail)
著者:セリア・リッテルトン(Celia Lyttelton)
出版年:2008年
出版社:原書房

いま求められているのは、商品化されていない自分自身の香り。その人だけの秘密の処方でつくられた「ビスポーク=カスタムメイドの」香りなのである。
私自身もそんな香りが欲しかった。だからこそ、オーダーメイドに応えてくれる調香師アナスタシア・ブロッツラーのもとを訪れたのだ。香りの旅は、そのアナスタシアの鏡張りの客間から始まった。

『パルファム紀行』より

書籍レビュー

 オーダーメイドで自分だけのための香水を作ってもらうために、ロンドンにいる調香師アナスタシア・ブロッツラーの元に訪れた著者は、カスタムメイドの香水を作ってもらいました。そして、自身の香水に使う香料の1つ1つの産地に、栽培している人や調香師たちに会いに行くことにします。この本は、そんな彼女の香りを求める旅の物語。

 面白いことに、本書では、香料に関する裏側が分かるだけではなく、著者が話をしに行ったフレデリック・マルやセルジュ・ルタンスの言葉も載っています。香水に限らない様々な分野の知識から香料を知ることができる、これはなかなか面白い。

私の香水は、時間を溶解し思い出に火をつける、旅の記録保管所だ。遥かな土地を封じ込めたその香りは、いくつもの物語で織り成されている。
私の旅はこの香水のなかでいつまでも生き続ける。

『パルファム紀行』より

購入情報

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この記事を書いた人

香りの学び場「ルシェルシェパルファム」の運営者。
元香水販売員で、現在はとあるIT企業の管理職。
香水への愛が抑えきれず、自身の学んだことをはきだすサイトを作ってしまう。エルメス・フレデリックマルを主に愛用。

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