香りの科学

汗のようなにおいへの敏感さに、「偽遺伝子」の働く型が関わる?

イソ吉草酸への高い感度は、OR11H7Pの働く型と関連していました。細胞での応答と、四つのにおいに共通する感度も調べた研究から、嗅覚の個人差を考えます。
香りの科学

目で思い浮かべなくても、名前は香りの快さを変える

早期失明、後期失明、晴眼の人を比べた研究では、どの群でも音声の名前が香りの快さを変えました。視覚的な想像を必須としない、言葉と嗅覚の結び付きを見ます。
香りの科学

桃の香りを「食べ物」と呼ぶか、「ローション」と呼ぶか

同じ香料を由来の名前と用途の名前で説明すると、前帯状皮質の応答が異なりました。快さや強さの評点は変わらなかった研究から、香りと言葉の関係を見ます。
香りの科学

白ワインを赤くすると、香りの言葉まで赤くなる?

専門家のワイン評の語彙分析と、醸造学部生54人の着色ワイン実験。白を赤くすると赤ワインの記述語が使われやすくなる研究から、色と香りの言語化を考えます。
香りの科学

硫黄系の成分が、ワインのカシスらしさを引き出す

単独では硫黄系に香るDMSが、赤ワインの果実香モデルではカシスらしさを強めました。検出閾値と香調を調べた研究から、混ざることで変わる成分の役割を解説します。
香りの科学

二つの香りを混ぜたら、快さはどちらに寄る?

198種類の二成分混合物では、快さは多くの場合、強く感じる成分の評価へ寄りました。バニリンの例外と、集団平均・個人の予測の違いからブレンドの仕組みを見ます。
香りの科学

チーズにも嘔吐物にも。名前で変わるにおいの感じ方

同じにおいでも、チーズか嘔吐物かという名前で快さが変わります。言葉、脳画像、嗅ぐ量と身体反応を調べた三つの原著から、香りと解釈の関係をたどります。
香りの科学

レモンで隠した悪臭は、消えたことになる?

レモン様のシトラールで不快臭を覆うと、二択では区別しにくくても質の評定と脳活動には差が残りました。報酬フィードバックによる訓練結果も紹介します。
香りの科学

一部の香りに慣れると、ブレンドの別の顔が見える

5秒の順応で、既存の成分を識別しにくくなり、追加成分が相対的に目立つ。チェリーの優位と、二成分に共通する煙様の香調も調べた研究です。
香りの科学

気づきにくい成分を足すと、香りが見つけやすくなる

ごく薄い酢酸や酪酸を加えると、メープルラクトンの混合物が予測以上に検出されやすくなりました。17人の実験から、相乗作用の意味と濃度による違いを見ます。