香りの科学

洗濯の仕上がり、見た目よりにおいで判断する?

米国2000人の調査では、洗濯の仕上がりに「清潔なにおい」を挙げる回答が見た目を上回りました。家庭用品の香りを、機能・使用体験・感情の三つから考えた研究を紹介します。
香りの科学

においはわかるのに、違いがわからない? 鏡像分子を嗅ぐマウスの研究

鼻の背側の嗅覚神経細胞を欠くマウスでは、においを検出できる濃度でも鏡像分子を識別しにくくなりました。敏感な受容体からの入力の役割を探る研究です。
香りの科学

人とハエでは、フルーツ香の「似た者同士」が違う?

人の分類とハエの交差順応を比べると、においの強弱には共通点がある一方、似た香りのまとまりには違いがありました。二つの行動測定と受容体欠失の実験も紹介します。
香りの科学

アンブロキシドの快さは、香りの強さとは別に違う?

アンブロキシドに反応するOR7A17を同定した研究。日本人31人の解析では、機能型を持たない群は快さと木質感を低く評価し、検出閾値・強さには有意差が見られませんでした。
香りの科学

同じ分子が、汗のようにもバニラのようにも感じられる理由

アンドロステノンの強さや不快感の個人差の一部は、嗅覚受容体OR7D4の型と関連していました。細胞実験と391人の知覚評価をつないだ研究を解説します。
香りの科学

スモーキーな香りの感じ方は、鼻の受容体でも変わる?

嗅覚受容体の型による働きの違いを広く調べた研究。OR10G4の反応が弱い型は、グアイアコールを弱く快く感じる方向と関連しましたが、バニリン類では同じ関連が出ませんでした。
香りの科学

ムスクに敏感な鼻が、別の香りにも敏感とは限らない

ムスクに反応するOR5AN1の型は、一部のムスクの強さやムスコンの検出閾値と関連。βイオノンに反応する別の受容体遺伝子との連鎖も、香りの個人差を結びつけていました。
香りの科学

汗のようなにおいへの敏感さに、「偽遺伝子」の働く型が関わる?

イソ吉草酸への高い感度は、OR11H7Pの働く型と関連していました。細胞での応答と、四つのにおいに共通する感度も調べた研究から、嗅覚の個人差を考えます。
香りの科学

目で思い浮かべなくても、名前は香りの快さを変える

早期失明、後期失明、晴眼の人を比べた研究では、どの群でも音声の名前が香りの快さを変えました。視覚的な想像を必須としない、言葉と嗅覚の結び付きを見ます。
香りの科学

桃の香りを「食べ物」と呼ぶか、「ローション」と呼ぶか

同じ香料を由来の名前と用途の名前で説明すると、前帯状皮質の応答が異なりました。快さや強さの評点は変わらなかった研究から、香りと言葉の関係を見ます。