香料解説
フトモモ科に属するティーツリーは、ケモタイプと呼ばれる化学種(簡単に言えば、環境によって成分に大きな差がある)が存在し、産地によって成分に差があります。先住民族アボリジニが使用してきたオーストラリアでは、品質規格が存在するくらいで、含有量による基準があります。香りは、塩素とミントを混ぜたような、清涼感と医療感を感じさせる香りです。
アロマテラピーではよく使用されるティーツリーオイルですが、香水で使用されているものは極端に少なく、滅多にお目にかかれません。理由は定かではありませんが、安定供給が関係しているかもしれません。
香水ではどう香る?
ティーツリー精油は、Melaleuca alternifoliaの葉などを水蒸気蒸留して得る天然香料です。香水では、シャープな薬草感に、木、スパイス、松葉、樟脳を思わせる清涼感が重なり、アロマティックな構成をきりりと引き締めます。主にterpinen-4-olを特徴とする精油ですが、産地や保存状態によって組成と香りが変化します。真正なM. alternifolia油は、別種のMelaleucaから得る精油や混和品とは区別されます。
ティーツリーの香水を選ぶときのポイント
すっと抜けるハーブの香りに、花の柔らかさも欲しいなら、ラベンダーやゼラニウムを伴う香水があります。ユーカリやジュニパーとの組み合わせは清涼感を楽しみたい人に。木を重ねた香水では、涼しい香りの後に残る乾いた余韻も楽しめます。
ティーツリーを用いた香水の例
エッセンシャルセンツ 06 TASTE THE AIR(THREE、2024年発売)
ティーツリーをラベンダー、ゼラニウムと組み合わせ、ジュニパー、ユーカリ、オレンジを重ねたオードトワレ。ハーブの清涼感に花の柔らかさを添えています。2024年発売時の「06」で、「R06 WIND TELLER」とは名称・香りの内容が異なります。
ティーツリーの好みから、次の一本へ
香りの好みからほかの候補も探したいときは、当サイトの香水診断へ。トップ画面の「好きな香水・香料から」を選び、「好きな香料」の欄で気になる香料名を検索します。表示された候補から好きな香料を選び、「次へ」を押してください。好きな香水がまだなくても、香料を手掛かりに始められます。



