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title: "香水秘話 ジョーマローン ウッドセージ&#038;シーソルト"
description: "ストーリー 序章..."
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date: 2023-08-11
modified: 2023-08-11
author: "Root"
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categories: ["マニア向け記事"]
type: post
lang: ja
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# 香水秘話 ジョーマローン ウッドセージ&#038;シーソルト

## ストーリー

### 序章

　ほんのり甘いムスクと鼻腔をくすぐる潮風のようなイメージがあるこの香水は、実は曇天の冬にイギリスの断崖絶壁に打ち付ける波飛沫と、海藻や流木が漂着した寂寥感ある浜辺にインスパイアされています。

　ウッドセージには、創業者ジョー・マローンは絡んでいません。なぜなら彼女は2006年に同ブランドを去っているからです。 ではいかにして、この香水が誕生したのか？ それはジョマロの重ね付けを生み出したセリーヌ・ルーと現エルメスの専属調香師クリスティーヌ・ナジルの出会いまで遡ります。
　2009年3月、新たなクリエイティブディレクターとして任命されたセリーヌ・ルーは、自身の最初の香りを生み出すために、巨匠ミシェル・アルメラックの元で学び、当時カルティエ、ナルシソロドリゲス、ゲランから引っ張りだこであったクリスティーヌ・ナジルでありました。そして、今や人気No.1のイングリッシュペアー&フリージアを世に発表するのです。言うまでもなく、世界的にジョーマローンの名を知らしめた本作だけでなく、不動の人気No.3、ウッドセージ&シーソルトを2014年に生み出したのも彼女なのです。 しかし、ローマは一日にして成らず。 2012年の3月に物語は動き始めます。

### インスピレーションの源は寒いビーチ

　ナジルとルーは、まだ寒さ残る3月に、イギリスの南、キャンバー・サンズビーチに訪れていました。霧がたちこめ、風が吹き、雨が頬を打ち付ける。高波がそり立つ崖とぶつかり、飛沫と共に磯の香りが漂う。海藻や流木が漂着し、人は1人もいない。 普通に想像するビーチとは真逆でありました。

> 霧が立ちこめる寒い日で、潮の香りがし、崖に打ちつける波の音が聞こえました。さまざまなハーブが生い茂り、子供の頃を思い出しました。海の塩を味わい、浜辺の長い草や流木を見ることができ、これが私にとっての物語の始まりでありました。
> クリスティーヌ・ナジル

　ナジルはこの3月に行った英国の海岸から、柔らかい色、輝度の低いグレーよりの青を想像していました。こういう理由から、太陽の照りつける海を想起させるアクアティックなノートではなく、太陽を遮る雲を感じさせるような全く新しいアクアティックノートが生み出されたのです。
　ナジルが英国の海岸を訪れること2年。彼女はこの香水に使う2つの主な香りを「塩」と「セージ」に決めました。 「塩味の感覚は私たちにとってとても馴染み深いものですが、香水ではより繊細でなければなりません。」 と彼女が言うように、ウッドセージ&シーソルトは、海というより潮風のようです。
　そして、興味深いのは、通常フゼア系のようなアロマティックの香りに使われるセージが官能深いウッディな香りとして使われていることです。これが流木の寂寥感と清楚なエロティックさを醸し出しているのです。

### 生まれたアンドロギュヌス的香水

　こうして完成した作品は、トップノートのグレープフルーツに、ハイビスカス科の植物である希少なアンブレットシードを加えることで質感とフレッシュさが生まれ、ミントのようなブチュの葉が予期せぬ驚きを生み出しています。ハートノートには、プラムとドライフルーツが女性性を感じさせています。
　そして、ベースノートには、流木とミネラル感を表現するガイアックウッドとセージが使われ、全体を霧のように包み込む大量のムスクが使用されています。 興味深いのは、セージ以外にフローラルを使用しておらず、これにより、両性具有のような、アンドロギュヌス的な抽象的香水が完成したのです。

　この香水のアイデアを反映した広告の写真は、英国のファッション・フォトグラファー、ティム・ウォーカーによってノースアンバーランドで撮影されました。 多くの人が想像するような夏の海ではなく、ナジルとルーが行った曇った空の下に広がる無機質で植物が自生する海岸で撮影されました。

　私は特にこの時代のジョーマローンの香水を大きく評価しています。多くのファッションフレグランスが後付けのちゃっちい物語や誰もがつければセクシーになれるかのような広告を出すのに対し、ジョーマローンは等身大の自分を表現し、調香師をリスペクトしたような起用を行っているからです。

　かくして、2014年9月に発売されたこの香水は大きな成功をおさめ、イングリッシュペアーの成功と共にその名を確固たるものとしたクリスティーヌ・ナジルは、2016年1月から正式にエルメスの2代目専属調香師となるのでした。 ちなみに、2014年3月から見習いのような契約期間がありました。

## コンバイニングのすすめ

　さて、ここでオススメのフレグランスコンバイニング（重ね付け）を紹介しましょう。

　クリスティーヌ・ナジルのオススメは、
・ピオニー&ブラッシュスエード（これもナジルの作品でめっちゃ良いです）
・ライムバジル&マンダリン（ジョー・マローン自身が調香した香り。）

　公式のオススメするコンバイニングは、
・より爽やかがいい…イングリッシュオーク&ヘーゼルナッツ
・より温かみのある…ジャスミンサンバック&マリーゴールド、ミルラ&トンカ です。

　個人的なオススメは、 ボディ&ハンドウォッシュのライムバジルもしくはウッドセージを使ったあとに香水。

　ジョマロの楽しみはやはりライン使いでしょう。 香水沼人だと思っている方の中にはジョマロを避ける人も多いかもしれませんが、私は大のジョーマローン好きです。 ウッドセージは初めて買ったジョマロの香水で、なぜか最初のボトルが捨てられません。 ボディ&ハンドウォッシュも最高です。特にハンドウォッシュについては、ウッドセージとライムバジルが個人的な推しです。 バスオイルも外せません。ここはレッドローズで、お風呂にバラを咲かせるというのはどうでしょうか？
　そして、お風呂を上がったなら、電気を消して、キャンドルで就寝前のリラックスタイム。キャンドルでオススメしたいのは、ウード&ベルガモットですね。 軽やかなウードで、お寺や仏壇のにおいが好きなら、ぜひ使ってみてほしい、瞑想しちゃいそうな香りです。 黒のパッケージも美しく、使用せずに飾るだけでもテンションは爆上がり。
　ジョーマローンはすべてがシンプルなパッケージながら、ちゃんとラインごとに美しいフォルムになっているので、ミニマリストや揃えるのが好きという方にはとても推したい。 セリーヌ・ルーのディレクションは最高ですし、今でもジョマロならではの提案がとてもあいくるしい。例えば、ジョマロは、誕生日の際に、素敵なギフトをくれたり、丸の内店ではたしかシャンパンかワインを出してくれたはずです。 ウェディングでは、香りの演出をしてくれる「センテッドウェディング」があります（現在は要問い合わせ）。 ホリデーシーズンにはカリグラフィーを書いてくれる店も。

　ファッションフレグランスじゃ物足りない、ニッチフレグランスはお金がかかって疲れる、それならジョーマローンに行こう。

参考文献
・colognoisseur.com

・fashion.telegraph.co.uk

・madame.lefigaro.fr

・www.cafleurebon.com

・(http://www.fragrantica.com)

・www.jomalone.co.uk

・www.modiereport.com
