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title: "MONTALE（モンタル）― 東洋と西洋を結ぶ、秘密のウード大使"
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date: 2026-03-25
modified: 2026-03-25
author: "Root"
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# MONTALE（モンタル）― 東洋と西洋を結ぶ、秘密のウード大使

> 「ウードは、人間と神聖なものをつなぐ橋として語られることがある。だから私は、単なる嗅覚的な快楽を超えた香りを作りたかった―本当に感覚的で、感情的な体験を提供できる香りを。」
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> ― ピエール・モンタル（Le Parfum Magazine, 2024）[](https://www.leparfummagazine.com/2024/10/30/exclusive-montale-interview/)​

## 基本情報

**設立年：** 2003年
**創設者：** ピエール・モンタル（Pierre Montale、本名：ピエール＝ルイ・レプラン / Pierre-Louis Reppelin）[](https://officialbespoke.co/the-mastermind-behind-montale-perfume-is-one-of-the-industrys-best-kept-secrets/)​
**本社・旗艦店：** 68, rue Pierre Charron, 75008 Paris（シャンゼリゼ通り隣接）
**公式サイト（日本）：** (http://www.montale.jp/)
**公式サイト（米国）：** (https://montaleparfums.us/)

## 創設者・ブランドの成り立ち

### 北フランスの美容室から始まった香りへの眼差し

ピエール・モンタルの香りへの関心は、幼少期の環境によって自然に育まれた。彼の母親はフランス北部で美容サロンを営んでおり、幼い頃からビューティプロダクトや香りの世界に身を置いていた。[](https://www.leparfummagazine.com/2024/10/30/exclusive-montale-interview/)​

ピエール・モンタルの異父姉（half-sister）は、フランスのニッチフレグランスブランドとして名高いコントワール・スード・パシフィック（Comptoir Sud Pacifique）の創設者、**ジョゼ・フルニエル**であった。つまり、香りは彼にとって家族の文脈そのものでもあった。[](https://officialbespoke.co/the-mastermind-behind-montale-perfume-is-one-of-the-industrys-best-kept-secrets/)​

> 「私の情熱は、ごく幼い頃から始まった。母が美容サロンを営んでいたことが、私を香りの世界に引き込んだ最初のきっかけだった。そして異父姉がコントワール・スード・パシフィックを所有していた時期に、私はヨーロッパではまだほとんど知られていなかったモノイ（Monoï）の香りを紹介する機会を得た。」
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> ― ピエール・モンタル（Le Parfum Magazine, 2024）[](https://www.leparfummagazine.com/2024/10/30/exclusive-montale-interview/)​

### アラビアへの旅―運命との邂逅

モンタルの調香師としての軌跡を決定的に変えたのは、中東への旅であった。彼はサウジアラビアで過ごした時間の中で、何世紀もの歴史を持つアラビアの香りの伝統に触れ、王族を通じてのみアクセスできる希少な原料の数々を知ることになる。

この滞在中、彼はサウジアラビア王族や著名人のために香りを作り、ウード、フランキンセンス、アンバー、ムスクといった中東固有の素材がいかに奥深く、精神的な意味を帯びているかを体感した。

> 「中東とその深く根付いた香りの伝統が、しばしばエリートの円の中でしか触れられないような、希少で貴重な素材との出会いを与えてくれた。私は王族メンバーや著名人のためのカスタムフレグランスを作る機会を得た。」
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> ― ピエール・モンタル（Le Parfum Magazine, 2024）[](https://www.leparfummagazine.com/2024/10/30/exclusive-montale-interview/)​

この体験の中で彼が最も魅了されたのが「[ウード（Aoud）](https://lechercheurdeparfum.com/agarwood/)」――アガーウッド（沈香）から採れる樹脂状のオイルであった。アラビア諸国では古来より王族のみが使用を許されたとも伝えられる貴重な香料であり、モンタルはそのウードが持つ「煙のような、木質の、そして時にアニマリックな」無限の組み合わせの可能性に夢中になった。[](https://www.leparfummagazine.com/2024/10/30/exclusive-montale-interview/)​

> 「ウードは豊かさ、複雑さ、そして比類なき深みで私をすぐに虜にした。それは強烈で、ほとんど精神的な感情さえも呼び起こす。最初に私がウードを使った作品を発表したとき、反応は……驚くべきものだった。最初のクライアントの一部は、それが強すぎる、あるいは圧倒的だ、時には不快な香りさえ連想させると感じていた。しかしその後、ウードは私の作品の核心となっていった。」
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> ― ピエール・モンタル（Le Parfum Magazine, 2024）[](https://www.leparfummagazine.com/2024/10/30/exclusive-montale-interview/)​

### 2003年、パリへの帰還とブランド誕生

サウジアラビアでの探究と調香経験を携え、ピエール・モンタルはパリへと戻る。2003年、彼はエポニマスな（自らの名を冠した）フレグランスハウス「モンタル」を立ち上げ、パリの威信ある場所に旗艦店を構えた。当初はプラス・ヴァンドーム（Place Vendôme）に店を置いていたが、その後2015年5月にシャンゼリゼ通りに隣接するリュー・ピエール・シャロン68番地（68, rue Pierre Charron）へと移転している。

モンタルがこの時代に果たした役割は、香水業界においてきわめて先駆的なものだった。フランスの調香師として、彼は本物のウードを西洋の香水に正式に紹介した最初の人物とされている。それはただの「素材の輸入」ではなく、アラビアの精神的・文化的文脈ごと西洋のパルファムに持ち込む試みであった。

### 2008年、新たな章――マンセラの誕生

2008年、ピエール・モンタルはもう一つのニッチフレグランスハウス、マンセラ（Mancera）を創設する。これはピエールと娘のアメリー・モンタル（Amélie Montale）による家族的なコラボレーションとして始まり、2017年にアメリーがマンセラのアーティスティックディレクターに就任したことで、父と娘の「四つの手による家族のソナタ」として本格的に展開した。

モンタルとマンセラは異なるコンセプトを持つが、いずれもピエールの哲学――「東洋から西洋へ、旅の記憶を香りに閉じ込める」――を中心に据えている。

## ブランドのこだわり

### 香りは「生きた創造物」である

モンタルは、香水を静的な製品としてではなく、時間とともに成熟し続ける「生きた組成物」として捉えている。公式サイトに記されたピエール・モンタル自身の言葉がこの哲学を端的に表している。

> 「香りは自然で生きた素材の組み合わせであり、瓶に詰められた後もマセレーションが続く。あなたが今日買った香水は、保存とともに時間をかけて強さと丸みを増していく。時間とマセレーション――それが高貴なエリクシルの秘密だ。」
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> ― ピエール・モンタル

マセレーション（maceration）とは、油分やアルコールなどの成分が時間をかけて混ざり合い、香りが熟成されていくプロセスのことである。モンタルのボトルには160mlの容量があるが、あえて100mlしか充填しない。残余の空気がマセレーションを促進するという、意図的な設計である。[](https://montaleparfums.us/blogs/blog/the-magic-of-maceration)​

### アルミボトル――機能と美の融合

モンタルの最も象徴的なデザイン要素は、ゴールドのディテールを配したアルミニウム製フラコン（香水瓶）である。このアルミボトルの採用は単なる美的選択ではなく、機能に基づいた判断だ。

- 光を完全に遮断し、香料の劣化を防ぐ

- アルミニウムの軽量性が携帯性を高める[](https://www.nishikawa-net.com/archives/brand-list/montale)​

- グラスよりも堅牢で、旅行時にも詰め替えが不要[](https://www.nishikawa-net.com/archives/brand-list/montale)​

- 適切に保存された香水は少なくとも10年間、品質を維持できるとされる[](https://officialbespoke.co/the-mastermind-behind-montale-perfume-is-one-of-the-industrys-best-kept-secrets/)​

アルミ容器はグラースの調香師たちが香料濃縮液の保存に昔から使ってきた実用的な素材であり、モンタルはそれをラグジュアリーなニッチパルファムのボトルへと昇華させた。また、このアルミボトルはかつてコントワール・スード・パシフィックが使っていた金属製パッケージへの暗黙のオマージュでもあると言われる。

ブランドのロゴは「四角の中の四角」が星を形成するデザインであり、香りの精神的次元を想起させるものとして意図されている。[](https://montale.gr/en/)​

### 素材へのこだわり――高濃度・天然素材

モンタルは、できる限り天然の高品質素材を高濃度で使用することをブランドの基本原則としている。主な素材へのアプローチは以下の通りだ。[](https://montaleparfums.us/pages/the-brand)​

- **ウード（Aoud）：** ブランドの象徴的素材。アクアリア（ジンチョウゲ科の木）が寄生菌の感染に対して自己防衛として分泌する樹脂から得られる。千年来の秘法で採取・蒸留される「香りのダイヤモンド」とも呼ばれ、金の価格を超えることもある希少素材。モンタルはウードを題材にした百を超える作品を生み出したとされる。

- **ローズ（Rose）：** フランス、ブルガリア、トルコ、インド、サウジアラビアなど世界各地のバラを調香に取り入れ、多様な表情を引き出す。[](https://montaleparfums.us/pages/the-brand)​

- **バニラ（Vanilla）：** マダガスカル産バニラにこだわり、バニラをベースにした30種以上の作品を展開。[](https://montaleparfums.us/pages/the-brand)​

- **パチュリ（Patchouli）：** インドネシア・マレーシア原産。コレクションの約95%に使用されている。

### 広告なし、パフューマー名非公表――「秘密」という戦略

モンタルはフランス国内では一切広告宣伝を行わないという方針を貫いている。さらに、ブランドとしては異例の選択として、調香師（パフューマー）の存在をほとんど表に出さない姿勢を長年保ってきた。その理由はこう記されている――「先入観を持たずに、探し求めた自分の香りに出会う時の感動を大切にしたいから」。

この「秘密」の文化は、ブランドの神秘性を高め、結果的に口コミによる自然な広がりを生んできた。2016年時点での記事によれば、ピエール・モンタル本人に関してはネット上にほぼ情報がなく、写真一枚もインタビューも見当たらないほど謎に包まれていた、と報告されている。なお、ピエール・モンタルの本名がピエール＝ルイ・レプランであるという情報は、英国のライター、ジョアンナ・リードによる調査報道で明らかにされた。ただし、この点についてのモンタル本人による公式確認は、筆者が確認できた範囲では見つかっていない。

## 香水ラインナップ

モンタルのコレクションは、大きくカテゴリー別に整理されており、Rose（ローズ）、Aoud（ウード）、Spice（スパイス）、Flower（フラワー）、Wood（ウッド）、Fruits（フルーツ）、Amber（アンバー）、Sea（シー）、Musk（ムスク）などのシリーズが存在する。ラインナップは100種類を超えると言われ、年に最大9作品ほどの新作が加わるとも報告されている。

また、全体の約80%がユニセックス（男女問わず使用できる設計）であることも、モンタルの特徴として頻繁に挙げられる。[](https://officialbespoke.co/the-mastermind-behind-montale-perfume-is-one-of-the-industrys-best-kept-secrets/)​

### 代表的な作品・シリーズ

**ウード（Aoud）シリーズ**
ブランドの核心をなすシリーズで、ウードを中心に据えた多様な作品群が展開する。代表的な一作として「ブラック・ウード（Black Aoud）」が挙げられる。ローズ、アガーウッド、パチュリを軸にした骨格のある香りで、ロングセラーの地位を確立している。

ピエール・モンタル自身がインタビューで語っている通り、ブラック・ウードはもともと「中東の砂漠の神秘と深みにインスパイアされ、ビジネスと文化の著名な人物のために作られた」作品であった。[](https://www.leparfummagazine.com/2024/10/30/exclusive-montale-interview/)​

**ローズ（Rose）シリーズ**
ローズ系最大のベストセラーが「ローズ・ムスク（Roses Musk）」だ。露に濡れたバラとクリーンなムスクがシンプルかつ力強く絡み合う構成で、公式ウェブサイトでは「完璧さをあえて飾らない、ソリテール（一粒ダイヤ）のような香り」と表現されている。なお「インテンス・ローズ・ムスク（Intense Rose Musk）」は、フランス王妃マリー・アントワネットの生誕250周年を記念して作られた作品であることが日本公式サイトに記されている。

**インテンス・カフェ（Intense Café）シリーズ**
ウードを中心とするラインとは異なる顔を見せるシリーズで、2013年リリースの「インテンス・カフェ」が代表作。フローラルのトップノートから、コーヒーとローズのハートノートへ移行し、バニラ・アンバー・ホワイトムスクのベースで締めくくるオリエンタル・バニラの香りである。ウードが苦手なユーザーにも親しみやすい作品として、幅広い層に支持されている。

### 20周年記念作品「インフィニティ（Infinity）」

2023年、ブランド創立20周年を記念して発売されたのが「インフィニティ（Infinity）」だ。ブラック・チェリー、プラム、サフランといった官能的なトップノートから、ウード・レザー・インディアン・ローズの心臓部、バニラ・アンバー・タバコ・トンカビーンのベースへと流れる、複雑で重厚なオリエンタル・フルーティーの構成である。ユニセックス設計のオードパルファムとして発売され、ルパルファン・マガジンのエクスペリエンスボックスにも採用された。

## ちなみに……

- 「モンタルの香水を買うとき、あなたは自分だけがその香りをまとっているとわかる」——これは、パリのフラッグシップストアのスタッフが顧客に語った言葉だという。マスマーケットとの意図的な距離感を保ち、広告に頼らずにグローバルな顧客基盤を築いたモンタルの哲学を端的に表すエピソードである。[](https://officialbespoke.co/the-mastermind-behind-montale-perfume-is-one-of-the-industrys-best-kept-secrets/)​

参考文献

1. Pierre Montale & Amélie Montale インタビュー – Le Parfum Magazine (2024) – (https://www.leparfummagazine.com/2024/10/30/exclusive-montale-interview/)
2. “The Mastermind Behind Montale Perfume is One of the Industry’s Best-Kept Secrets” – Official Bespoke (2016, Joanna Reid) – (https://officialbespoke.co/the-mastermind-behind-montale-perfume-is-one-of-the-industrys-best-kept-secrets/)
3. “The Brand” – Montale Parfums 公式サイト – (https://montaleparfums.us/pages/the-brand)
4. “The Magic of Maceration” – Montale Parfums 公式ブログ (2025) – (https://montaleparfums.us/blogs/blog/the-magic-of-maceration)
5. モンタル日本公式サイト（T Company） – (http://www.montale.jp/)
6. “Montale History” – Khrisha Perfumery (2025) – (https://khrishaperfumery.com.au/blogs/news/montale-history)
7. “The Montale Perfume Edit” – Escentual (2025) – (https://escentual.com/blogs/editorial/is-montale-a-luxury-perfume)
8. “Perfumer of the Day: Pierre Montale” – VPerfumes Blog (2025) – (https://blog.vperfumes.com/perfumer-pierre-montale/)
9. Infinity フレグランス情報 – Perfumeria Laura – (https://perfumerialaura.com/en/montale-paris/infinity-montale-paris.html)
10. Roses Musk 公式ページ – Montale Parfums – (https://montaleparfums.us/products/roses-musk)
11. About Mancera – Mancera Parfums 公式サイト – (https://manceraparfums.us/pages/about-mancera)
