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title: "ロジーヌパリ（LES PARFUMS DE ROSINE PARIS ）— バラだけが語れる香りの物語"
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date: 2026-03-20
modified: 2026-03-20
author: "Root"
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# ロジーヌパリ（LES PARFUMS DE ROSINE PARIS ）— バラだけが語れる香りの物語

> 「ローズ・エッセンスとローズ・アブソリュは、偉大な香水をつくるための、最も美しい原材料だと思っています。バラの香りは無限で、バラの香りをかぐと幸せになれるんです」
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> — マリー・エレーヌ・ロジョン（レ・パルファン・ドゥ・ロジーヌ創設者）[](https://www.theworldc.com/interview-madame-marie-helene-rogeon-from-les-parfums-de-rosine/)​

## 基本情報

- **設立年：** 1991年

- **創設者：** マリー・エレーヌ・ロジョン（Marie-Hélène Rogeon）

- **公式サイト：** (https://www.les-parfums-de-rosine.com/)

- **ブティック：** 105 Galerie de Valois, 75001 Paris（パレ・ロワイヤル回廊内）[](https://thegourmetgazette.com/2020/09/19/in-the-name-of-the-rose/)​

## 創設者・ブランドの成り立ち

### ポール・ポワレとロジーヌ誕生——1911年の革命

ブランドの物語は、20世紀初頭のパリにさかのぼる。当時ファッション界に旋風を巻き起こしていたクチュリエ（高級仕立て服デザイナー）、ポール・ポワレ（Paul Poiret、1879–1944）は、1911年、107 rue du Faubourg-Saint-Honoréにおいて、香水・化粧品会社「レ・パルファン・ドゥ・ロジーヌ」を設立した。 名前の由来は、彼の長女ロジーヌ（Rosine）。同年、二女マルティーヌ（Martine）の名を冠した室内装飾会社「レ・ザトリエ・ドゥ・マルティーヌ」も設立しており、ポワレはファッション、香水、インテリアを一体として提案する「ライフスタイル・ブランド」という概念を初めて実現した人物として現在も評価されている。

ポワレがこの着想を得たのは、ウィーンの総合芸術工房「ヴィーナー・ヴェルクシュテッテ（Wiener Werkstätte）」を訪問したことがきっかけとされている。帰国後、彼はパリの邸宅ルー・コリゼの数部屋を香水の実験室に充て、友人たちが購入を希望し始めたことで、本格的な商品化に踏み切ったという。 ポワレにとって香水の成功は、香りそのもの・名前・パッケージという三要素が等しく重要であり、その包装は女性たちが多く働く専用アトリエで制作された。シルクスクリーンで印刷された箱や手描きのボトルなど、いずれも贅を尽くした仕上がりであった。[](https://blog.fitnyc.edu/materialmode/2017/09/11/les-parfums-de-rosine/)​

ロジーヌの最初の香水「ラ・ローズ・ドゥ・ロジーヌ（La Rose de Rosine）」のボトルとパッケージは、当時ポワレと親交のあった挿絵画家ポール・イリブ（Paul Iribe）がデザインしたもので、これはポワレ自身のブランドのエンブレムともなった。 また、詩人ロジェ・ブーテ・ドゥ・モンヴェル（Roger Boutet de Monvel）がこの香水のために詩を書き下ろしたと伝えられており、ポワレが香水を単なる嗜好品ではなく文化的な表現媒体として位置づけていたことがうかがえる。[](https://poiretperfumes.blogspot.com/2013/05/la-rose-de-rosine-by-rosine-c1912.html)​

設立当初から数十種の香水が発売されたが、正確な創作数についての記録はほとんど残っていない。 1918年頃から調香師[アンリ・アルメラス（Henri Alméras）](https://lechercheurdeparfum.com/henri-almeras/)が多くの作品を手がけたとされるが、それ以前の作品の詳細な記録も公には公開されていない。 ポワレの栄華は第一次世界大戦をはさんで衰え、その後台頭したシャネルなどの新しいスタイルの前に、ファッションハウスは凋落。香水事業も世界恐慌とともに終焉を迎え、1929年〜1930年ごろには生産が停止した。

### 祖先の記憶と家族の遺産

ブランドを再び蘇らせることになるマリー・エレーヌ・ロジョンは、香水職人の家系に生まれた。その曽祖父ルイ・パナフュー（Louis Panafieu）は、ナポレオン3世御用達のオーデコロンを製造し、「ポマード・デ・ムスケテール（Pommade des Mousquetaires）」——ムスケテール（銃士）たちが口髭を整えるために使ったとされる有名なポマード——も手がけた調香師であった。

また、彼女の祖父はポール・ポワレのために香水の製造を担当しており、ロジョン家とロジーヌの名は彼女が生まれる以前から深く結びついていた。

幼い頃、マリー・エレーヌは祖父のアトリエの屋根裏に眠る古いボトル、箱、タッセル（房飾り）、ラベルを手にとって遊んだ。[](https://surrendertochance.com/parfums-de-rosine-les/)​

> 「祖父母のアトリエの屋根裏に、ラベルや古いボトルが保存されていました……残念ながら香水は売れてしまっていて、ラベルしか残っていませんでしたが」
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> — マリー・エレーヌ・ロジョン[](http://perfumeshrine.blogspot.com/2009/07/les-parfums-de-rosine-fragrance-history.html)​

彼女はまた、調香師が当時の香水にゼラニウムを積極的に用いたことに深く感銘を受けたとも語っている。 こうした幼少期の経験が、後にブランドを再興する動機の核心となっていく。[](http://perfumeshrine.blogspot.com/2009/07/les-parfums-de-rosine-fragrance-history.html)​

### キャリアの積み重ね、そして独立

名だたる香水メゾンで要職を歴任したマリー・エレーヌは、業界の深部でフレグランス創作の本質を学んでいった。 その経験を経て彼女が感じ取ったのは、商業香水に飽き足らず、本当に物語のある香りを求める女性たちの声であった。

### 1991年——パレ・ロワイヤルでの復活

1991年、マリー・エレーヌはパリのパレ・ロワイヤル（Palais Royal）の回廊に小さなブティックを開き、レ・パルファン・ドゥ・ロジーヌを現代に復活させた。 その際、オリジナルの処方は一切残っておらず、彼女はゼロから新たなバラの香水のコレクションをつくり上げることとなった。 ただ一つの例外として「ラ・ローズ・ドゥ・ロジーヌ」だけは、古い文献にその香りの描写が残っており、それをもとに調香師フランソワ・ロベール（François Robert）とともに再構築することができた。

当時のパレ・ロワイヤルには既にセルジュ・ルタンス（Serge Lutens）のブティックが存在し、ロジーヌはその隣に並ぶ形でニッチ香水の聖地の一角をなすこととなった。 1991年は奇しくも、ニッチ・フレグランス（ニッチとは「特定の需要に応える」という意味で、ここでは大量生産品とは一線を画した独自性の高い香水を指す）の市場が黎明期を迎えた時代でもある。[](http://perfumeshrine.blogspot.com/2009/07/les-parfums-de-rosine-fragrance-history.html)​

### 息子ルイへの継承、そして創設者の逝去

その後、マリー・エレーヌは息子ルイ・ロジョン（Louis Rogeon）とともにブランドを育て続けた。ルイはアーティスティック・ディレクターに就任し、ストリートアートの感性を持ち込んで、新世代向けのコレクション「レ・エクストラヴァガン（Les Extravagants）」などの現代的な路線を牽引した。

2021年、マリー・エレーヌ・ロジョンは68歳でこの世を去った。フランス・フレグランス財団のオマージュには、「ニッチ香水界の偉大な女性が逝った」と記されている。

彼女の最後の創作となった「ローズ・グリオット（Rose Griotte）」は調香師ニコラ・ボンヌヴィル（Nicolas Bonneville）が手がけたもので、さくらんぼの花と果実、そしてバラが調和した作品であった。 創設者なきあとも、息子ルイがブランドを率いている。

## ブランドのこだわり

### 香りづくりの哲学——バラに宿る「無限の多様性」

レ・パルファン・ドゥ・ロジーヌのすべての香水には、例外なく「バラの香り」が含まれている。これは単なるテーマの統一ではなく、バラというものが持つ無尽蔵の表情——フルーティーなものからシトラス系、スパイシー、パウダリー、グリーン、アニマリックなものまで——を探究し続けるという宣言でもある。 バラに使われる天然素材はブルガリア、トルコ、グラース（Grasse）産が中心である。

マリー・エレーヌがピカルディー（Picardie）の庭園で大切に育てたバラの品種は、300種以上にのぼっていた。 コレクションの多くは、この庭園で出会った品種からインスピレーションを受けて生まれている。 「バレリーナ（Ballerina）」コレクションもその一例で、庭に咲く「バレリーナ」という名のバラの品種から着想されている。

> 「香りは、バラについてだけではありません。私はバラが好きなんです。バラ園で、ミントやサフランや、コリアンダーと組み合わせて……その可能性は無限です」
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> — マリー・エレーヌ・ロジョン[](https://www.scmp.com/article/643621/brand-story-les-parfums-de-rosine)​

香りの素材については、天然香料の使用にこだわり続けている。すべての成分が肌の上での香りの変化のなかで識別できるほど「読みやすく」あることを理念としており、それは調香師との共同作業においても変わらぬ指針となっている。[](https://frenchperfumeryhouse.com/pages/history)​

### ボトル・パッケージのデザイン

1991年のブランド再出発にあたり、ボトルのデザインはゼロから設計された。丸みを帯びたシルエット——「柔らかく、丸く、角のない」フォルム——は「香水との最初の接触」として意図されたものであり、マリー・エレーヌ自身がその形状の普遍性を誇りにしていた。[](https://www.theworldc.com/interview-madame-marie-helene-rogeon-from-les-parfums-de-rosine/)​

> 「1991年にこのボトルをデザインして以来、同じ形を使い続けています。この形がどれほど現代的に見えるか、自分たちでも驚かされることがあります。色やフィニッシュを変えても——パウダリーにも、グロッシーにも——ちゃんと映える」
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> — マリー・エレーヌ・ロジョン[](https://www.theworldc.com/interview-madame-marie-helene-rogeon-from-les-parfums-de-rosine/)​

ボトルにはオーガンジーやシルク製のポンポン（房飾り）が施されており、ブランド創設当初から続く象徴的な装飾である。 すべての香水ボトルは、出荷前にカラフルなティッシュペーパーで丁寧に包まれてから箱に収められる。 こうした手仕事のディテールは、職人仕事へのこだわりをそのまま体現している。

## 香水ラインナップ

レ・パルファン・ドゥ・ロジーヌの現行ラインナップは、大きくいくつかのコレクションに整理されている。 ​

### クラシックス（Les Classiques）

ブランドの根幹をなす定番ライン。「ラ・ローズ・ドゥ・ロジーヌ（La Rose de Rosine）」はその筆頭であり、1991年にフランソワ・ロベールが手がけた、トルコ・ブルガリア・グラース産のバラを用いたパウダリーなローズフローラルである。

マリー・エレーヌ自身が「一番のお気に入り」として繰り返し挙げていた作品でもある。 「ビュル・ドゥ・ローズ（Bulle de Rose）」や「ローズ・デ・ネージュ（Rose des Neiges）」「ローズ・ニュ（Rose Nue）」「ヴィーヴ・ラ・マリエ（Vive la Mariée）」なども、定番として位置づけられている。

### バレリーナ・コレクション（La Collection Ballerina）

マリー・エレーヌのバラ園に咲く「バレリーナ」という品種にインスパイアされた、フェミニンかつ手頃なラインとして展開されている。 バレリーナNo.1〜No.5まで現在展開されており、それぞれ異なるバレエのイメージ（少女・プリマドンナ・黒鳥など）が与えられている。 No.1（2014年、調香：デルフィーヌ・ルボー/Delphine Lebeau）はピーチとバラを軸にしたフルーティーフローラル、No.3は黒バラとウードを組み合わせたリッチウッディフローラルである。

### レ・エクストラヴァガン（Les Extravagants）

息子ルイ・ロジョンのアイデアで生まれた、ミレニアル世代・ジェンダーレスを意識したコンテンポラリーライン。 ボトルはビビッドなラッカー仕上げで、「ボワ・フューシャ（Bois Fuchsia）」「ブルー・アビス（Bleu Abysse）」「エロージュ・デュ・ヴェール（Eloge du Vert）」「ヴァニーユ・パラドックス（Vanille Paradoxe）」の4種から構成される。 調香は[ミシェル・アルメラック（Michel Almairac）](https://lechercheurdeparfum.com/michel-almairac/)とデルフィーヌ・ルボーが担当し、バラは中心的な役割というよりも「ひと触れ」として添えられている。

> 「ルイのアイデアです。私たちはユニセックスのライン、若い世代向けのものを作りたかった。ミシェル・アルメアラックとデルフィーヌ・ルボーの偉大な才能が、私たちに革新的な香りを与えてくれました」
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> — マリー・エレーヌ・ロジョン[](https://www.fragrancefoundation.fr/2021/06/hommage-a-marie-helene-rogeon-des-parfums-de-rosine/)​

### ロジーヌ・フォー・ルスノブ（Rosine for LeSnob）

マロキナリー（革製品）ブランド「ルスノブ（LeSnob）」とのコラボレーションによる3作品。ユニセックスで、それぞれ異なるバラの解釈を持つ。No.Iではゴムの香りという意外な組み合わせ、No.IIは1970年代ヴィンテージ調のバラ、No.IIIは赤バラの深みが表現されている。[](https://www.snobismes.fr/articles/lesparfumsderosine)​

### ローズ・グリオット（Rose Griotte）

マリー・エレーヌが着想しニコラ・ボンヌヴィルが調香した、現時点での最新作（2021年発売）。桜の花・さくらんぼ・バラを組み合わせたフルーティーフローラルで、彼女の最後の創作への関与として多くのメディアで紹介されている。

## ちなみに……

- **世界初のデザイナーズ・フレグランス**として、ポール・ポワレとレ・パルファン・ドゥ・ロジーヌはギネス世界記録にも認定されている。ココ・シャネルが「シャネルNo.5」を発売したのが1921年であるのに対し、ポワレはその10年前に既に香水ビジネスを始めており、「最初のデザイナー香水を作ったのはシャネルではなくポワレである」という評価は現在の香水史の通説となっている。[](https://www.guinnessworldrecords.com/world-records/683977-first-designer-perfume)​

- また、マリー・エレーヌがブティックを開いたパレ・ロワイヤルは、ニッチ香水の聖地として知られる場所だ。彼女は1991年に、のちにカルト的な人気を誇ることになるセルジュ・ルタンスよりも先にパレ・ロワイヤルへ出店したとされており、フランス・ニッチ香水シーンの先駆者としての存在感は小さくない。[](http://perfumeshrine.blogspot.com/2009/07/les-parfums-de-rosine-fragrance-history.html)​

参考文献

1. Brand history of Les Parfums de Rosine – (https://frenchperfumeryhouse.com/pages/history)
2. Les Parfums de Rosine – brand overview (MYSKINO) – (https://www.myskino.com/les-parfums-de-rosine/)
3. Brand story: Les Parfums de Rosine (South China Morning Post, 2008) – (https://www.scmp.com/article/643621/brand-story-les-parfums-de-rosine)
4. Hommage à Marie-Hélène Rogeon (Fragrance Foundation France, 2021) – (https://www.fragrancefoundation.fr/2021/06/hommage-a-marie-helene-rogeon-des-parfums-de-rosine/)
5. Interview: Madame Marie-Hélène Rogeon, from Les Parfums de Rosine (The World C) – (https://www.theworldc.com/interview-madame-marie-helene-rogeon-from-les-parfums-de-rosine/)
6. Parfums de Rosine (Les) – brand history and fragrances (Surrender to Chance) – (https://surrendertochance.com/parfums-de-rosine-les/)
7. Les Parfums de Rosine: fragrance history (Perfume Shrine, 2009) – (http://perfumeshrine.blogspot.com/2009/07/les-parfums-de-rosine-fragrance-history.html)
8. Parfums de Rosine, Paul Poiret and Les Ateliers de Martine (Perfume Projects) – (https://www.perfumeprojects.com/museum/marketers/Rosine.shtml)
9. Les Parfums de Rosine – Material Mode (FIT NYC, 2017) – (https://blog.fitnyc.edu/materialmode/2017/09/11/les-parfums-de-rosine/)
10. La Rose de Rosine by Rosine c1912 (Poiret Perfumes Blog) – (https://poiretperfumes.blogspot.com/2013/05/la-rose-de-rosine-by-rosine-c1912.html)
11. Paul Poiret (Metropolitan Museum of Art) – (https://www.metmuseum.org/essays/paul-poiret-1879-1944)
12. First designer perfume (Guinness World Records) – (https://www.guinnessworldrecords.com/world-records/683977-first-designer-perfume)
13. In the Name of the Rose (The Gourmet Gazette, 2020) – (https://thegourmetgazette.com/2020/09/19/in-the-name-of-the-rose/)
14. Du jardin au flacon — interview with Louis Rogeon (Snobismes, 2021) – (https://www.snobismes.fr/articles/lesparfumsderosine)
15. Les Parfums de Rosine Rose Griotte new perfume (Now Smell This, 2021) – (https://nstperfume.com/2021/02/05/les-parfums-de-rosine-rose-griotte-new-perfume/)
16. バラ専門フレグランスメゾンの新香水（MODE PRESS WATCH, 2014） – (https://www.afpbb.com/articles/watchespress/3023841)
17. The world of Les Parfums de Rosine (Rafinad Parfumerie) – (https://www.rafinadparfumerie.com/the-world-of-les-parfums-de-rosine)
