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title: "ジャルダン デクリヴァン（JARDINS D&#8217;ÉCRIVAINS）—崇高な文学を香りに落とし込む「作家たちの庭」"
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date: 2026-03-25
modified: 2026-03-25
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# ジャルダン デクリヴァン（JARDINS D&#8217;ÉCRIVAINS）—崇高な文学を香りに落とし込む「作家たちの庭」

> 「香水ノートは言葉の力を持っている。」— アナイス・ビギーヌ（Anaïs Biguine）[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

## 基本情報

**設立年：** 2011年

**創設者：** Anaïs Biguine（アナイス・ビギーヌ）

**公式サイト：** (https://www.jardinsdecrivains.com/)

**パリ直営店：** 15 rue des Tournelles, 75004 Paris（マレ地区）[](https://www.jardinsdecrivains.com/en/fabricants)​

## 創設者・ブランドの成り立ち

### 多彩な顔を持つ「語り部」

アナイス・ビギーヌは、一言で肩書きを語れない人物である。アーティスティック・ディレクターとして美容業界に長年携わり、マーケティング・ブランディング・コミュニケーションの領域を渡り歩いた。
同時に350名の俳優を擁するタレント事務所を経営し、ファッション・ビューティー・スティルライフを専門とする写真家としても活動を続けた。こうした多方面にわたるキャリアの背景にあったのは、仕事への情熱というより、「表現する」こと自体への飽くなき欲求だったといえるだろう。

そして彼女の家庭には、もうひとつの強固な柱があった。文学である。「スポーツに情熱を注ぐ家族がいるように、私の家族は文学と文学的な言及への愛情に満ちていました」と、ビギーヌは語っている。子どもたちは幼いころから本を読み、世界中の美術館を連れ回された。彼女自身も、19世紀のフランス文学——サンド、ユゴー、モーパッサン、ワイルド——を愛し、作家の人生を深く研究する読者であり続けた。[](https://www.olfactif.com/blogs/blog/8601551-stories-in-scent-a-conversation-with-anais-biguine-of-jardins-decrivains)​

### ガーンジー島の「恩寵の瞬間」

転機は、ある旅の日に訪れた。

ビギーヌが2人の娘を連れてイギリス海峡に浮かぶガーンジー島を訪れたのは、2010年から2011年頃のことである。目的地は、ヴィクトル・ユゴーが亡命中に暮らした邸宅「オートヴィル・ハウス（Hauteville House）」。ユゴーが自ら室内装飾を手がけたこの家は、単なる歴史的建造物ではなく、ひとつの芸術作品そのものだった。

> 「そこに行って、その場所にすっかり魅了されてしまいました。ノルマンディーの邸宅に戻ると、自分に言い聞かせました——『偶然ここに来たわけじゃない。何かが聞こえる』と。それは何らかの芸術的表現だとわかっていました。でも、どんな形で？まだわからなかった。」[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

庭で娘たちを眺めながら、「この瞬間を何かに刻みつけなければ」という衝動を覚えた彼女は、ノルマンディーの自邸に戻るとすぐに行動を起こした。まず「蝋職人（waxworker）」を呼び寄せ、キャンドル制作を始めることを決めた。カレン・ブリクセンやシュテファン・ツヴァイクの「住んだ場所」を語りたかったのである。

### キャンドルから香水へ——独学という選択

キャンドル制作のために、年老いた供給業者と出会い、制作プロセスを何時間もかけて聞き込んだ。そしてグラースのラボと協力関係を結び、最初のキャンドルを完成させた。[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

> 「手を汚せることが嬉しかった。なぜなら私はガーデニングも料理も、素材や質感を扱うことも大好きだから。私の手はいつも動いていたいんです。」[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

次の飛躍をもたらしたのは、デザイナー香水の展開に携わってきた流通業者、ダヴィド・フロサール（David Frossard）との出会いだった。BDKやミラー＆ハリスといったブランドを手がけてきた彼は、ビギーヌの世界観を見て「あなたには香水を発明できる素質がある」と確信し、ミラノのニッチ香水見本市「エクサンス（Excense）」へ連れ出した。そこで彼女はすべての疑念を消し去り、最初のフレグランス制作に踏み出した。[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

> 「私はまったくの独学者！でも、文学という非常に特定のコンテキストのなかで、雰囲気を描写することを目的とした香水を、制約やコンプレックスなしに作っています。このような文脈を離れると、私は香水を作れないかもしれません。」[](https://chemistinthebottle.wordpress.com/2013/11/08/interview-anais-biguine-of-jardins-decrivains/)​

### 最初の香水「ジョルジュ」の誕生

ビギーヌが最初に選んだ題材は、19世紀フランスの作家ジョルジュ・サンド（George Sand）だった。

> 「ずっとジョルジュ・サンドを研究し続けてきた気がします。ノアンを手のひらのように知っていて、彼女の小さな墓地のそばで何時間も過ごせる。訪問できないノアンの場所まで知っています。この香水を作るとき、私は身を任せました。時代に合った香水を作ることにまったく興味がなかった。彼女の気性を表現したかった。少し夜のノアン、『ノアンの良き女主人』ではなく、葉巻をふかし、コーヒーを飲み、ハンモックでくつろぐジョルジュ・サンド——そして書くんです。」[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

2012年、初の香水「ジョルジュ（George）」は、パリのニッチ香水店「ジョヴォワ・カスティリオーネ（Jovoy-Castiglione）」で発売された。当時の香水批評家アレクシス・トゥブランクは、この香水を「生意気な（cheeky）フレグランス」と評した——それはビギーヌにとって、まさに意図したものだった。こうしてジャルダン・デクリヴァンは誕生した。[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

## ブランドのこだわり

### 「ラ・プレイヤード」の精神

ジャルダン・デクリヴァンのブランド哲学を語るうえで欠かせないのが、フランスの出版社ガリマールが刊行する高級文学全集「ラ・プレイヤード（La Pléiade）」との精神的な呼応である。植物タンニン（vegetal tanning）加工の革製ケースに収められ、コンパクトで精緻な装丁で知られるラ・プレイヤードは、フランス語圏において「文学的権威の象徴」として親しまれている。[](https://fr.wikipedia.org/wiki/Biblioth%C3%A8que_de_la_Pl%C3%A9iade)​

ジャルダン・デクリヴァンの香水ボトルもまた、植物タンニン加工の革製ケースに収められている。この革はフランスの16世紀創業の名高い製革所から調達されており、一点一点が手作業で仕上げられる。香水と書物——ともに「手に持ち、開き、別世界へ連れていくもの」としての意匠が、そこには込められているようだ。

### 「ナラティブ・フレグランス」という哲学

> 「私はナラティブな香りの専門家です。歴史と物語にとても傾倒しています。」[](https://volatilefiction.wordpress.com/tag/anais-biguine/)​

ビギーヌが繰り返し強調するのは、「文学はトレンドの道具ではない」という信念である。

> 「文学に取り組むとき、私のアイデアは文学という高貴な題材の責任をすべて引き受けることでした。それほど崇高なテーマを、安っぽい副産物にして利益を得るなんてことは論外です。」[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

創作プロセスは、徹底した研究から始まる。題材となる作家の生涯・作品・住んだ場所を隅々まで知り尽くしたうえで、その「気性（temperament）」をノートに落とし込んでいく。グラースから原材料を取り寄せ、構成を組み上げてからラボに送り、化学的なバランスの調整を依頼する。そのやり取りは、いわば原稿の校正に似ている——「強すぎる、リズムが平板だ、ヘッドノートをもう少し持続させて」と修正指示を送りながら、作品を仕上げていく。[](https://www.olfactif.com/blogs/blog/8601551-stories-in-scent-a-conversation-with-anais-biguine-of-jardins-decrivains)​

> 「流行しているもの、私にとってはすでに時代遅れです。」[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

こうした姿勢が生み出すのは、時間軸を自在に行き来する香水群だ——エピクロスの古代哲学的な庭から19世紀のパリ、ビート・ジェネレーションのサンフランシスコまで、そのラインナップは一切の制約を拒む。[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

## 香水ラインナップ

全作品をアナイス・ビギーヌ本人が調香しており、外部の調香師への外注は行っていない。以下では代表的な作品とコレクションの構造を紹介する。

### 創業期コレクション（2012〜2015年）

ブランドの礎を築いた初期7作品は、19世紀の文豪たちと耽美的なキャラクターたちを香りに封じ込めたシリーズである。

- **ジョルジュ（George, 2012）**：ジョルジュ・サンドに着想した記念すべき第1作。葉巻の煙、コーヒー、タバコ、ミルラが絡み合い、夜のノアンの「夜型の女主人」の強烈な個性を体現する。

- **ラ・ダム・オ・カメリアス（La Dame aux Camélias, 2012）**：アレクサンドル・デュマ・フィスの小説「椿姫」に着想した香水。フルーティなフローラルブーケで、夜の香りとして位置づけられている。[](https://www.flintcollection.com/blogs/news/13953377-the-perfumes-of-jardin-decrivains)​

- **ジジ（Gigi, 2012）**：コレットの小説キャラクター「ジジ」に着想。切り草、オレンジブロッサム、チュベローズ、ジャスミン、ブラックカラントを組み合わせた、春の野原のような清潔感のある白いフローラル。

- **ワイルド（Wilde, 2013）**：オスカー・ワイルドのダンディズムを香りにした作品。当時の同性愛の象徴であったカーネーション、ブドウ（サロメへの言及）、フィグ、オークモスなど。

- **オーランド（Orlando, 2013）**：ヴァージニア・ウルフの同名小説の両性具有のキャラクターに着想。スパイシーな出だしがインセンスのベースへと変容し、ジェンダーを超えた複雑さを表現している。[](https://kafkaesqueblog.com/category/all-other-perfume-houses/_perfume-houses-d-h/jardins-decrivains/)​

- **ジャンキー（Junky, 2014）**：ウィリアム・S・バロウズの自伝的小説に着想した挑戦的な一作。麻の植物的なグリーン感、ガルバナム、イリス、ウッドが、「贖罪的でない視点」で薬物依存の世界を描く。[](https://cafleurebon.com/new-perfume-review-jardins-decrivains-junky-william-s-burroughs-a-man-within-draw/)​

- **マーロウ（Marlowe, 2015）**：エリザベス朝時代の劇作家クリストファー・マーロウに着想。チュベローズ、オスマンサス、ミルラ、革、シプレという「密度の高い、頽廃的で劇場的な」構成。[](https://kafkaesqueblog.com/2015/04/15/review-en-bref-jardins-decrivains-marlowe/)​

### 詩人コレクション（2018〜2020年代）

2018年前後を境に、ジャルダン・デクリヴァンはより幅広いジャンルへと領域を広げ、特に詩と20世紀文学への深化が目立つようになった。[](https://www.parfumo.com/Perfumes/Jardins_dEcrivains)​

- **エグジル（Exil, 2018）**：詩人サン=ジョン・ペルスの同名詩集に着想。「わが名に宿らん（I will live in my name）」というテーマに沿い、ユーカリ、タイム、クローブ、アンバー、ムスク、シダーが根源的な沃野を想起させる。

- **ハウル（Howl, 2018）**：アレン・ギンズバーグの詩「吠える」に着想したビート世代のフレグランス。ラヴァンジン、タイム、ゼラニウム、シナモン、パチュリ、ムスクが「自由への狂おしい渇望」を表す。

- **アルコール（Alcools, 2018）**：ギョーム・アポリネールの詩集に着想。アルテミシア（ニガヨモギ）、バーチ、リラック、トンカビーン、ベンゾイン、スチラックスによる「革のマセレーション（浸漬）の霊薬」。[](https://zgoperfumery.com/products/jardins-decrivains-alcools-eau-de-parfum)​

- **ロワ（Loy, 2019）**：英国の前衛詩人ミナ・ロイ（1882〜1966）に着想。ローズ、ジャスミン、サフラン、ヴェティヴェール、サンダルウッドによるフローラルウッディ。

- **モリス（Morris）**：ウィリアム・モリスに着想した作品。ウィンターグリーンの轟くような爽やかさが特徴的で、「ナルニアのクローゼットの奥」のような異世界感を表現している。[](https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)​

### 「オー・ド（L’Eau de）」シリーズ

2018年前後から展開されているこのシリーズは、作家・詩人の名前を冠したよりライトな構成のフレグランス群で、レオパルディ、カクゾウ（岡倉覚三）、ブリクセン、マルスリーヌ（デボルド＝ヴァルモール）、タイピ（メルヴィル）など多様な文化圏の書き手へのオマージュが揃う。[](https://www.parfumo.com/Perfumes/Jardins_dEcrivains)​

### 個性的な単品作品

- **アジャール（Ajar, 2017）**：ロマン・ガリーの覆面作家ペンネーム「エミール・アジャール」に着想。インセンス、オーキッド、ベルガモット、サンタルによる「光と影のゲーム」。[](https://www.parfumerie-lehembre.fr/jardins-d%C3%A9crivains)​

- **ゾルバ（Zorba, 2021）**：ニコス・カザンザキスの「その男ゾルバ」に着想。クレタ島の野草——カロブ、海の波、ガリーグ（南仏の灌木地帯）、セージ、シクラメン、キャストリウムが「冒険への飢え」を描く。

- **ポー・ダーヌ（Peau d’Âne, 2022）**：ペロー童話「ロバの皮」に着想した限定版。パイン、小麦粉、スエードという一風変わった構成で、超自然的な幻想を醸し出す。[](https://www.parfumo.com/Perfumes/Jardins_dEcrivains)​

## ちなみに…

- アナイス・ビギーヌは、ジャルダン・デクリヴァン以外にも複数の香水ブランドを手がけており、そのすべてが異なる「語り口」を持っている。グリ＝グリ（Gri-Gri）はタトゥーの歴史と皮膚の記憶を題材にしたライン、レ・ココット・ドゥ・パリ（Les Cocottes de Paris）は19世紀パリの名娼婦たちに着想した官能的なシリーズ、チャペル・ファクトリー（Chapel Factory）は、聖堂とお香の世界観を追求するラインである。「ビトウィーン・シー・アンド・フォレスト（Between Sea & Forest）」は彼女の故郷ノルマンディーの自然を主題にしたキャンドルシリーズだ。

- ブランド名「ジャルダン・デクリヴァン（Jardins d’Écrivains）」——「作家たちの庭」——という命名自体に、ビギーヌの哲学が凝縮されている。彼女が何より大切にするのは、作家が生きた「場所」であり「空間」だ。「作家たちの多くにとって、庭は非常に重要な存在でした。私は家と庭に深く愛着を持っている」と彼女は語っている。ジョルジュ・サンドのノアンの庭、ヴィクトル・ユゴーのオートヴィル・ハウスの庭——そうした「場所の記憶」をまとった言葉と香りが、ジャルダン・デクリヴァンという「もう一つの図書館」を形成している。[](https://chemistinthebottle.wordpress.com/2013/11/08/interview-anais-biguine-of-jardins-decrivains/)​

- また、ジャルダン・デクリヴァンが最初に棚を置いてもらった「ジョヴォワ・パリ（Jovoy Paris）」は、当時開店したてのニッチ香水の聖地だった。そこに最初から並んでいたという事実は、このブランドが香水コミュニティの内側からいかに早く認められたかを物語っている。現在、アメリカではニューヨークのプランタン（Printemps New York）が独占小売パートナーとなっており、世界40ヶ国以上のニッチ香水店に展開している。

参考文献

1. Stories in Scent: A Conversation with Anaïs Biguine of Jardins d’Écrivains – (https://www.olfactif.com/blogs/blog/8601551-stories-in-scent-a-conversation-with-anais-biguine-of-jardins-decrivains)
2. Anaïs Biguine, perfumes and literature – ALL-I-C（Valérie Donchez によるインタビュー）– (https://all-i-c.com/en/anais-biguine-perfumes-and-literature/)
3. Interview – Anais Biguine of Jardins d’Ecrivains – Chemist in the Bottle – (https://chemistinthebottle.wordpress.com/2013/11/08/interview-anais-biguine-of-jardins-decrivains/)
4. CREATOR（公式サイト：ブランドストーリー）– (https://www.jardinsdecrivains.com/en/content/6-anais-biguine-creator)
5. Jardins D’Ecrivains ブランド概要 – L’Apothiquaire – (https://lapothiquaire.vn/en/brand/jardins-d-ecrivains)
6. Jardins d’Écrivains – Zorba – MYSKINO – (https://www.myskino.com/jardins-d-ecrivains-zorba-niche-perfume/)
7. Jardins d’Écrivains – All Perfumes & Information – Parfumo – (https://www.parfumo.com/Perfumes/Jardins_dEcrivains)
8. JARDINS D’ECRIVAINS ブランド紹介 – ZGO Perfumery – (https://zgoperfumery.com/pages/brand/brand-jardins-d-ecrivains)
9. Jardins d’écrivains – Printemps New York（米国独占パートナー）– (https://us.printemps.com/shop/brands/jardins-d)
10. Maison address – (https://www.jardinsdecrivains.com/en/fabricants)
