---
title: "Handhandhand（ハンドハンドハンド）｜三つの「手」が、香りを感情のかたちに変えるまで"
description: "..."
url: https://lechercheurdeparfum.com/handhandhand/
date: 2026-10-11
modified: 2026-10-11
author: "Root"
image: https://i0.wp.com/lechercheurdeparfum.com/wp-content/uploads/2026/10/handhandhand-brand-1200x800-20261011.webp?fit=1200%2C800&ssl=1
categories: ["ブランド創業者"]
type: post
lang: ja
---

# Handhandhand（ハンドハンドハンド）｜三つの「手」が、香りを感情のかたちに変えるまで

> 「香りは、想像力なしには何ものでもない。香りとは何よりもまず、感情の体験だと信じています」
> ――沈至倫（Chinlun Shen）、創設者兼クリエイティブディレクター（筆者訳）

上海で生まれたHandhandhand（ハンドハンドハンド、中国語名：叁手香氛）は、香水を化粧品の一分野というより、色、形、手触り、空間までを結ぶデザインとして扱うブランドである。始まりは香水ではなく、創設者たちが日常的に灯していた香りのキャンドルだった。そこからホームフレグランス、ハンドケア、ボディケア、そしてオードパルファムへと領域を広げてきた。

## 基本情報

**ブランド名**：Handhandhand（ハンドハンドハンド）
**中国語名**：叁手香氛
**拠点**：中国・上海
**始動**：2016年。香りの製品を本格的に発売した年は2017年である
**創設者**：沈至倫（英語表記：Chinlun Shen）と、長年仕事を共にしてきた2人のデザイナー
**公式サイト**：[http://handhandhand.com/](http://handhandhand.com/)

「Hand」が3回続く名前は、まず3人のデザイナーが手を携えたことを示す。それと同時に、手は作り手の発想を物へ変え、使い手の感覚へ手渡す媒体でもある。単なる人数の記号から始まった名前が、やがてブランド全体の方法論になったのである。

## 創設者とブランドの成り立ち

### 広告とファッションの現場から

中心人物である沈至倫は、台湾の広告会社でアートディレクターを務めた後、2009年に上海のオグルヴィでファッション領域のクリエイティブディレクターとなった。展示会Ontimeshowの略歴によれば、2011年には個人デザインスタジオ「handhandhand」を立ち上げ、エド・ハーディー、ベル、バラバラなどのブランドに、ビジュアルやブランドイメージの仕事を提供していた。

つまり、Handhandhandの母体は調香研究所でも化粧品会社でもなく、ファッション広告とブランドデザインの現場にあった。商品をつくる以前から、沈はグラフィック、広告キャンペーン、ウェブ、VI（ビジュアル・アイデンティティ）、パッケージ、写真を横断していた。 後の製品が「香りだけ」で完結せず、瓶、ラベル、写真、店舗まで一つの世界として設計されるのは、この前史を知れば自然に見えてくる。

### 一つのキャンドルが市場を示した

沈はもともと香りの愛好家であり、香りのある生活を欠かせないものとしていた。2016年当時、中国には国産香水ブランドは存在したものの、広く認知された国産ホームフレグランスブランドはまだ少ないと感じていたという。そこで自ら調整した香りのキャンドルを仕事仲間へ贈ると評判になり、購入を希望する声まで集まった。

> 「香りの製品は、私の暮らしに欠かせないものでした。この素晴らしい体験を、すべての消費者へ届けたいと思ったのです」
> ――沈至倫（筆者訳）

個人的な愛好が、まだ十分に満たされていない市場と交わった瞬間であった。沈は長く協働してきたデザイナー仲間2人とブランドを始動。2017年、天然ソイワックスとコットン芯を使った香りのキャンドル、さらにルームスプレーを発売し、翌2018年にはリードディフューザーへ展開した。その後、サシェ、ハンドクリーム、リキッドソープなど、香りを生活へ入り込ませる製品を増やしていった。

### 「三つの手」に込めたもの

沈によれば、「三つの手」は3人の友人の協働を表すだけではない。デザイナーが手で思想を形にし、消費者が自分の手で触れ、使うことでブランドを理解する――その往復までを名前に織り込んでいる。

> 「デザイナーの手を通して、あなたの手へ。香りも色もデザインも、言葉を介さず心から心へ渡される、秘密の感情の交換です」
> ――Handhandhand ブランドステートメント（筆者訳）

公式の言葉では、デザインは「心に始まり、頭を動かし、手によって形になる」意識的・無意識的な衝動の連鎖である。手は五感を接続し、抽象的な発想を、匂い、質感、形として触れられるものへ変える。 ブランド名が反復されているのは奇抜さのためではなく、発想、制作、使用という連鎖を絶えず思い出させるため、と捉えるとその輪郭が見えやすい。

### セレクトショップから街へ

Handhandhandは創業初期から、大量広告よりも実際に触れて香りを試せる場所を選んだ。最初に開拓したのはファッション系のセレクトショップであり、その後、2018年にライフスタイルショップ「Little B」、2020年にビューティーセレクトショップ「HARMAY 話梅」、2021年に上海の蔦屋書店と天猫へ進出した。

この順序には、広告出身者らしい逆説がある。広告量で認知を先につくるのではなく、ブランドの空気に合う売場へ製品を置き、小さな層から都市生活者へ輪を広げていったのである。2021年末から2022年初頭には、約1年をかけて準備した初の直営体験店を上海・永福路に開いた。選定から内装、陳列までを自社チームで設計し、香りを空間ごと体験させる場所とした。

現在の公式店舗案内には、上海の西岸中環、新天地東台里、永福路、北京の三里屯、杭州の湖浜in77が並ぶ。かつてセレクトショップの棚で始まったブランドが、自ら空間を持つまでになったのである。2022年の創設者取材では、HARMAYから出資を受けつつ、製品とデザインを軸に独立運営を保つ姿勢が紹介されている。

## ブランドのこだわり

### 理屈より先に動く感情

Handhandhandの公式ステートメントは、香りを「分子の化学式」、色を「赤・緑・青の組み合わせ」、デザインを「点・線・面の幾何学」といったん突き放す。そこへ想像力、第六感、ミューズが介入したとき、はじめて人の心を動かすものになるという。

ここでいう「手感美学（The Touch by Hand）」は、単なるハンドメイド礼賛ではない。数値化しにくい微差を、手と感覚で選び取る態度である。沈が「香りは想像力なしには何ものでもない」と語るのも、香料の構成だけでは香水が完成せず、記憶や物語を受け取る人の側で初めて体験になる、という考えからである。

### 香りを色と形へ翻訳する

ブランドは一つの香りに、固有の色、感情、形を与える。 パッケージではファッションの布タグを思わせるラベルや、柄とコードを備えた布袋を採用し、香りを視覚と触覚の側からも記憶させてきた。

ホームフレグランスのディフューザーには真鍮のパーツが使われた。真鍮は時間とともに色が変わるため、置かれた空間に「時間の流れ」そのものを残す素材となる。 新しさを保つことより、使う時間が外観に積もることを選ぶ姿勢は、のちの香水シリーズ「時間の香り」にも通じている。

### 調香師との協働

2024年に発表されたオードパルファム・コレクション「The Spectrum of Scents（香りのスペクトラム）」では、IFFのタンギー・ゲスネ、ジボダンの[ヤン・ヴァスニエ](https://lechercheurdeparfum.com/yann-vasnier/)とアカツ・リョウコという国際的な調香師を招いた。デザイナー側が色と感情の構想をつくり、調香師の技術によって香りへ変換する体制である。

これは、伝統的な「メゾンと専属調香師」の物語とは少し違う。Handhandhandでは、調香もグラフィックや素材設計と同じく、総合的なデザイン工程の一部に置かれている。そのため香名は香料を直接説明するより、ブラック シープ、ホワイト ライ、フラッシュ オブ ブルーのように、人物の状態や言葉の含みを先に提示する。

## 香水ラインナップ

### 香りのスペクトラム

「The Spectrum of Scents」は4作品で構成され、色を媒介に、言葉だけでは明確に表せない感情を香りへ変えるシリーズである。本国名「OUT OF BLUE」は日本では「フラッシュ オブ ブルー」として紹介されている。以下では、日本取扱がある作品は国内の商品名を用いる。

- **ブラック シープ**：レンティスクとラブダナムから、インセンス、バルサムファー、ユーカリ、シダー、アンバーグリスへ。花や果実の定型から外れ、群れの中で自分の場所を守る一本の木を描く。
- **ホワイト ライ**：ベルガモットとマンダリン、バジル、フリージア、ピンクペッパー、ウッディノート、ムスク。すべてを語らない「善意の嘘」を、白い光の中に潜む色のスペクトルへ重ねる。
- **フラッシュ オブ ブルー**：フィグ、ガルバナム、ピンクペッパーに、ベンゾイン、ガイアックウッド、ベチバー、パチョリ、シダー。突然訪れる着想を、青空を横切る小さな流星や、春の新芽になぞらえたグリーン・ウッディ調である。
- **ファースト・ブラッシュ**：ベルガモットと紅茶、トルコ産ローズアブソリュート、干し草、レザー、ウード、ガイアックウッド、パチョリ。初めて大きな恋に触れたときの確信と不安を、湯気を上げる紅茶と五月の薔薇園で描く。

### 時間の香り

2025年に発表された「The Scent of Time（時間の香り）」は、時間が記憶、肌、感覚を通り抜けたあとに残す断片を主題とする3作品である。

- **アッシュ・トゥ・アッシュ**：ピンクペッパーとタイム、インセンスとサイプレス、ベチバー、フランキンセンス、オークモス。消えかけた熾火のように、匂いによって突然戻る記憶を表す。
- **サンタル ナイツ**：ベルガモットとフリージアに、コリアンダー、ジンジャー、サンダルウッド、ムスク、シダーウッド。霧の森、道を外れた旅人、異国の市場という、終わりの書かれていない『千夜一夜物語』を歩く。
- **レーベル ベージュ**：ラベンダー、サイプレス、ローズマリーから、抹茶、アイリス、スズラン、ワームウッド、アンバー、ムスク、オークモスへ。穏やかさを服従とせず、抑制の内側にある反抗を、淡いベージュで示す。

前シリーズが色によって感情を屈折させたのに対し、こちらは時間によって記憶が薄れ、なお残るものへ焦点を移した。共通するのは、甘美さを前面に押し出すより、木、煙、苔、薬草、革といった乾いた素材で、感情に輪郭を与える姿勢である。

### 新しい三つの輪郭

公式サイトではさらに、**ミスター・タム**、**ティー・ローズ**、**バウンドレス**が掲載されている。ミスター・タムはフィグウッド、カシミアウッド、インセンスが肌の近くで静かにほどけるウッディ・フローラル。ティー・ローズは薔薇から甘さや象徴性を削ぎ、セージとピンクペッパーで植物としての透明な輪郭を引き出す。バウンドレスはセージ、ヨモギ、干し草、オリス、フランキンセンスによって、目的地ではなく「まだ定義されていない状態」を描く。

この3作では物語がさらに短く、抽象度が高い。肌の近くに留まることや、強く拡散させずに状態そのものを示すという説明には、Handhandhandが初期から掲げてきた「形にできない感覚を、手で形にする」試みの成熟が表れている。

## ちなみに…

Handhandhandは、香水専業ブランドになったわけではない。キャンドル、ディフューザー、ハンドクリーム、ハンドウォッシュ、ボディケア、ホームスプレー、車用フレグランス、サシェまでを現在も扱っている。 香水を身体だけの装飾とせず、寝室、書斎、車内、ホテルといった生活空間の連続上に置いているのである。

また、アーティストやイラストレーター、書店、ファッション、音楽、菓子ブランドとの協業を重ねてきた点も特徴的である。2024年にはADA Cosmeticsとの提携により、初の中国ブランドとして同社の国際的なホテルアメニティのポートフォリオに加わった。 作り手の手から使い手の手へ、という思想が、個人の部屋から公共の滞在空間へ広がった例といえる。

Handhandhandを試すなら、最初に「好きな香料」を決めすぎない方がよいかもしれない。ブラック シープの孤立、ホワイト ライの沈黙、アッシュ・トゥ・アッシュの記憶、レーベル ベージュの静かな反抗――このブランドが先に差し出すのは、香料表ではなく人間の状態だからである。そこに自分の記憶を重ねたとき、三つの手でつくられた香りは、ようやく身につける人のものになる。

## 補足

ブランドの開始年には、2016年と2017年の二つの表記がある。創設者インタビューでは2016年に3人でブランドを始動し、2017年にキャンドルとルームスプレーを発売したとされる一方、提携先や取扱店の紹介では2017年創業と記されることが多い。創設者取材で語られるのは、2016年の立ち上げから2017年の製品発売へ進んだという流れである。

参考文献

1. ADA Cosmetics「Handhandhand – ハンドハンドハンド」創設者コメント – [https://ada-cosmetics.com/ja/house-of-brands/handhandhand/](https://ada-cosmetics.com/ja/house-of-brands/handhandhand/)
2. CBO化粧品財経在線「入驻茑屋和話梅，买手圈走出来一个香氛品牌」創設者・沈至倫インタビュー – [https://www.sohu.com/a/544648615_120166458](https://www.sohu.com/a/544648615_120166458)
3. 愛范兒「现在的年轻人，为什么会对气味上瘾？」製品展開と真鍮素材 – [https://www.ifanr.com/1451380](https://www.ifanr.com/1451380)
4. Ontimeshow「“感官系”设计师品牌─handhandhand叁手香氛」創設者略歴 – [https://www.ontimeshow.com/zh-hans/brand/10174](https://www.ontimeshow.com/zh-hans/brand/10174)
5. Handhandhand公式「Brand Story / The Touch by Hand」 – [http://handhandhand.com/about.php?id=10](http://handhandhand.com/about.php?id=10)
6. Handhandhand Design Workshop「About」デザインスタジオ概要 – [http://workshop.handhandhand.com/List.asp?ID=1002&About.html](http://workshop.handhandhand.com/List.asp?ID=1002&About.html)
7. BSelection「handhandhand香氛」初期製品と素材 – [https://www.bselection.com/pages/handhandhand](https://www.bselection.com/pages/handhandhand)
8. Handhandhand公式「Stockist」店舗・取扱先 – [http://handhandhand.com/about.php?id=19](http://handhandhand.com/about.php?id=19)
9. ADA Cosmetics「Handhandhand home fragrance is a designer brand」ブランドカード – [https://ada-cosmetics.com/wp-content/uploads/2025/10/LXB-HHV-002MKBRC-01-SalesSupport-BrandCard-EN-2026-01-HRes.pdf](https://ada-cosmetics.com/wp-content/uploads/2025/10/LXB-HHV-002MKBRC-01-SalesSupport-BrandCard-EN-2026-01-HRes.pdf)
10. 風傳媒「獨立設計師香氛品牌handhandhand 叄手香氛」パッケージと協業 – [https://www.storm.mg/article/4862636](https://www.storm.mg/article/4862636)
11. 美粧頭条「透过气味的光谱，探索handhandhand全新香水系列」調香師とシリーズ構成 – [https://mztoutiao.com/index/index/kuaixun_detail.html?id=4134](https://mztoutiao.com/index/index/kuaixun_detail.html?id=4134)
12. NOSE SHOP「フラッシュ オブ ブルー」 — [https://noseshop.jp/products/had-pf-ob](https://noseshop.jp/products/had-pf-ob)
13. NOSE SHOP「ホワイト ライ」 — [https://noseshop.jp/products/had-pf-wl](https://noseshop.jp/products/had-pf-wl)
14. Handhandhand公式「Black Sheep」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=123](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=123)
15. Handhandhand公式「White Lie」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=122](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=122)
16. Handhandhand公式「Out of Blue」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=121](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=121)
17. Handhandhand公式「First Blush」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=120](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=120)
18. PR Newswire Asia「handhandhand 叁手香氛发布全新香水系列『时间的香气』」 – [https://www.prnasia.com/story/502388-1.shtml](https://www.prnasia.com/story/502388-1.shtml)
19. Handhandhand公式「Ash to Ash」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=128](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=128)
20. Handhandhand公式「Santal Nights」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=129](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=129)
21. Handhandhand公式「Rebel Beige」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=127](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=127)
22. NOSE SHOP「レーベル ベージュ」 — [https://noseshop.jp/products/had-pf-rb](https://noseshop.jp/products/had-pf-rb)
23. Handhandhand公式「Mr.TAM」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=141](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=141)
24. Handhandhand公式「Tea Rose」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=142](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=142)
25. Handhandhand公式「Boundless」 – [http://handhandhand.com/product.detail.php?id=143](http://handhandhand.com/product.detail.php?id=143)
26. Handhandhand公式サイト（製品カテゴリー） – [http://handhandhand.com/](http://handhandhand.com/)
27. ADA Cosmetics「World premiere of exclusive partnership between handhandhand and ADA Cosmetics」 – [https://ada-cosmetics.com/ada-cosmetics-at-hotel-shop-plus-shanghai-in-hotel-amenities/](https://ada-cosmetics.com/ada-cosmetics-at-hotel-shop-plus-shanghai-in-hotel-amenities/)
