---
title: "女性の脇のにおいを調査。毛の処理回数との関係は？"
description: "男女169人の脇のにおいを比較。女性では剃毛頻度や脱毛経験による強度差は見つからず、皮膚からの水分蒸散量との関連が見られました。"
url: https://lechercheurdeparfum.com/female-axillary-odor-characteristics/
date: 2026-10-13
modified: 2026-10-13
author: "Root"
image: https://i0.wp.com/lechercheurdeparfum.com/wp-content/uploads/2026/10/thumbnail-1200x800-161.png?fit=1200%2C800&ssl=1
categories: ["香りの科学"]
tags: ["食べ物・暮らしの香り"]
type: post
lang: ja
---

# 女性の脇のにおいを調査。毛の処理回数との関係は？

脇のにおいは、毛を処理する回数と関係するのでしょうか。日本人女性82人を調べた研究では、剃る頻度やサロン・医療機関での脱毛経験による、においの強さの明確な差は見つかりませんでした。一方、皮膚から蒸散する水分量が多い人ほど、においが強いという関連が見られました。

2017年のこの研究の目的は、女性の脇のにおいの特徴を男性と比較し、年齢、耳垢の状態、毛の処理、皮膚の状態、出産経験との関係を調べることでした。処理の効果を実験するのではなく、人による違いと日頃の習慣を照らし合わせた調査です。

## 男女169人を、洗浄から24時間後に評価

参加したのは近畿圏から募集した健康な日本人169人で、女性82人は20〜50代、男性87人は20代と40代でした。評価は2014年と2015年の7〜8月、大阪市内の環境試験室で実施されました。

評価の7日前から制汗デオドラントや香りのある製品を使わず、指定の無香料洗浄料を使用しました。評価の約24時間前に全身を洗い、綿100％のシャツを着用。室温21℃、相対湿度50％の部屋で20分間過ごした後、臭気判定士を含む4人以上の専門パネルが脇を直接嗅いで評価しました。解析には右脇のデータを使っています。

においの強さは0〜5を0.5刻みにした尺度で、質はミルク様、酸っぱい、カビ様、カレースパイス様など、既存の8タイプで表しました。一人のにおいを一つの型に決めるのではなく、混ざっている各タイプの割合を10％刻みで評定する方法です。

## 女性は同年代の男性より弱く、香調の構成も異なった

20代の平均強度は女性2.3、男性2.9、40代は女性2.1、男性2.6でした。どちらの年代でも、女性は男性より低い評定でした。男性では20代が40代より強かった一方、女性の20〜50代の間には統計的に明確な差がありませんでした。これは年代の異なる人を比較した結果で、同じ人の加齢変化を追ったものではありません。

香調の構成を20代と40代で比べると、男女ともミルク様が中心で、その割合は女性で高くなっていました。男性ではミルク様に次いで酸っぱい香調やカレースパイス様が多いのに対し、女性ではこれらが少なく、特に酸っぱい香調の割合が低い結果でした。著者らは、女性では男性より香調の多様性が小さいとまとめています。

ここでの「ミルク様」などは、評価者が感じたにおいの表現です。対応する化学成分や菌の種類を、この研究で特定したわけではありません。

## 耳垢との関係は、男女で同じではなかった

耳垢については、「溶けたキャラメル状」「少し湿っていて黄色い」「乾燥している」の三つから本人に選んでもらいました。男性では、キャラメル状と答えた群の脇のにおいが、ほかの二群より強くなっていました。

女性では乾燥した耳垢の群が平均でやや低かったものの、三群間に有意差はありませんでした。該当する人数が少ない群もあるため、女性で関係がまったくないと確定した結果ではありません。著者らも、耳垢の状態だけで女性の脇のにおいを判断することには慎重です。

## 毛の処理頻度より、皮膚からの水分蒸散と関連

女性の剃毛頻度は、高頻度20人、中頻度28人、低頻度33人に分けました。においの平均強度はそれぞれ2.3、2.5、2.4で、有意差はありませんでした。高頻度はほぼ毎日〜2、3日に1回、低頻度は月1回以下に当たります。

サロンや医療機関での脱毛経験は、人数が比較的そろった20代の経験あり14人、なし15人で比較し、両群とも平均強度は2.3でした。全年代の比較でも、原著に記載された経験あり20人と経験なし55人の間に有意差はありませんでした。剃毛頻度や脱毛経験の解析人数は設問ごとに異なり、女性82人全員が各比較に含まれるわけではありません。

もう一つ測ったのが、**経表皮水分蒸散量（TEWL）**です。皮膚から蒸発して失われる水分を捉える指標で、におい評価後に改めて洗浄し、30分間環境に慣れてから測定しました。女性全体では脇のTEWLとにおい強度に正の相関があり、相関係数は0.40でした。

耳垢の群別では、乾燥した耳垢の群で相関係数0.57という関連が見られ、ほかの二群では有意ではありませんでした。また、剃毛頻度や20代の脱毛経験によるTEWLの有意差も見つかりませんでした。したがって、今回の結果を「毛の処理で皮膚が傷つき、そのためににおいが強くなる」という単純な説明に結びつけることはできません。

## 出産経験も調べたが、仕組みはまだ分からない

出産経験については、年齢の影響を小さくするため、経験あり9人、なし7人がいる30代に限って比較しました。においの平均は2.8対2.4でしたが、有意差はありませんでした。一方、TEWLは脇と上腕の内側の両方で、出産経験のある群が高くなっていました。

著者らは、皮膚の状態や体の変化がにおいと関わる可能性を考察しています。ただし、月経周期やホルモン、汗の成分などは今回調べていません。TEWLとにおいの関連が何によって生じたのか、TEWLを変えるとにおいも変わるのかは、次の研究で確かめる問いです。

今回の調査は夏の近畿圏の参加者に限られ、習慣も自己申告です。同じ人が毛を処理する前後を比べた試験ではないため、「処理には効果がない」という結論や、特定のケア方法の推奨にはつながりません。著者らは、男性との違いが生じる理由をさらに調べ、女性に合うケアを考える基礎資料としています。

## まとめ

調査した女性の脇のにおいは、同年代の男性より弱く、ミルク様の香調の割合が高く、酸っぱい香調は少なくなっていました。男性で見られた年齢や耳垢との関係は、女性では同じようには現れませんでした。

女性では毛を剃る頻度や脱毛経験による強度差は見つからず、皮膚からの水分蒸散量とにおいの強さに関連が見られました。脇のにおいの違いを理解するには、毛の処理だけでなく、においの質や皮膚の状態など複数の側面を調べることが大切だと示した研究です。

**研究の所属：**研究当時、著者7人は全員マンダムに所属していました。独立した研究資金・利益相反の申告欄は確認できませんでした。

**参考文献**

久加亜由美、前田霞、澤田彰子、ほか．現代日本人女性の腋臭特性とその考察．*日本化粧品技術者会誌*．2017;51(2):147–152．[doi:10.5107/sccj.51.147](https://doi.org/10.5107/sccj.51.147)
