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title: "Chypres Family<br>シプレー系"
description: "シプレーとは..."
url: https://lechercheurdeparfum.com/chypres-family/
date: 2021-10-23
modified: 2022-04-27
author: "Root"
categories: ["香調"]
type: post
lang: ja
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# Chypres Family<br>シプレー系

## シプレーとは

　シプレ（Chypres）系の香水は、フランソワ・コティが1917年に発表した「Chypre」という香水から始まります。それは、地中海に浮かぶキプロス島（Cyprus）に名前を由来します。ちなみに、コティ以前から、ピエール・フランソワ・ルバンがロシアの皇帝アレクサンドル1世に捧げたオードゥシプレー（1821）やゲランのChypre（1850）、Chypre de Paris（1909）などキプロスの名を冠する香りはありましたが、コティの香水が非常に成功したため、ほとんどの場合、コティのシプレが最初の香水として挙げられます。

　シプレの特徴は、まず強烈なシトラスノート（特に[ベルガモット](https://lechercheurdeparfum.com/bergamot)）から始まり、フローラルのアブソリュート（[ジャスミン](https://lechercheurdeparfum.com/jasmine)、[ローズ](https://lechercheurdeparfum.com/rose)、[イランイラン](https://lechercheurdeparfum.com/ylangylang)など）が現れ、最後に、最も重要な[ラブダナム](https://lechercheurdeparfum.com/labdanam)のスウィーティで深みのあるウッディな香りがする点です。ラブダナムは、オードゥシプレーの時代から特徴的な香料として使われていたようです。しかし、面白いのは、ラブダナムはアンバー系（オリエンタル系）の重要な香料でもあるということです。

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![](https://i0.wp.com/lechercheurdeparfum.com/wp-content/uploads/2021/10/flower-g7f8c60460_1280-1.jpg?fit=1200%2C710&ssl=1)
Labdanum ラブダナムシスタスラブダナムとかシスタス（Cistus）、シストとも呼ばれ、岩に咲くバラが近縁にあるため、別名ロックローズとも呼ばれます（バラの仲間ではない）。地中海に生育し、ノバラのような美しい花を咲かせます。夏は、生育地域が猛暑のため、厳しい気候...![](https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://lechercheurdeparfum.com/labdanum/)lechercheurdeparfum.com](https://lechercheurdeparfum.com/labdanam)

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![](https://i0.wp.com/lechercheurdeparfum.com/wp-content/uploads/2021/10/bark-g315ce1eb6_1280-1.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
Oakmoss
オークモス中央から南ヨーロッパに自生するオーク（樫）の木の幹や枝に育つ苔であるオークモスは、正確にはブナ科のオークツリーに生えている地衣類で、ツノマタゴケのことです。つまり、実際には植物ではなく、菌類と藻類の複合体になります。　主に有機溶剤によって抽...![](https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://lechercheurdeparfum.com)lechercheurdeparfum.com2022.10.30](https://lechercheurdeparfum.com/oakmoss)

　2001年より天然のオークモスがアレルギーの観点から(https://ifrafragrance.org)に制限され、2012年には禁止されたため、多くのシプレの香水が消え去りました。このことにより、オークモスを使わずに代替のものを使用した**モダンシプレ**という形の香水が生まれることになります。

　シプレーの香りはさらに、フレッシュシプレ、フルーティーシプレ、フローラルシプレ、グリーンシプレ、レザーシプレ、ウッディシプレと大別されていきます。ウッディアコードには、[パチョリ](https://lechercheurdeparfum.com/patchouli)、[ベチバー](https://lechercheurdeparfum.com/vetiver)、[シダー](https://lechercheurdeparfum.com/cedarwood)、[オークモス](https://lechercheurdeparfum.com/oakmoss)（これもかなり重要）が合わせて使われ、レザーにはイソブチルキノリンが使用されます。

　シプレ系は女性用に多いですが、男性用もあり、どちらも端正で上品な香りです。80年代から90年代にかけてはカジュアルなスタイルが流行したため、シプレは上品すぎるとみなされたという時代背景もありました。キーワードは、品の良さ、エレガント、落ち着いた雰囲気です。

> シプレー系の香水は、最初の香りからすぐには全ての香りが分かりません。徐々に、徐々に、纏っている人にその秘密を明らかにしていくのです。ドロシー・ピオット

## 代表的なシプレー

> 20世紀から有名なフランスの香水を1つ思い浮かべて下さい。それは間違いなくシプレーでしょう。ジェームズ・ヒーリー

以下のシプレーの分類は筆者の主観によるものです。

**シープル**（コティ、1917、フランソワ・コティ）

### フルーティシプレー

**ミツコ**（ゲラン、1919、ジャック・ゲラン）
**スブリームバルキス**（ディファレントカンパニー、2008、セリーヌ・エレナ）
**オードゥマグノリア**（フレデリックマル、2014、カルロス・ベナイム）
**ムースドシェーヌ30**（ルラボ、2017、ダフネ・ブジェ）：オークモスからNG成分を取り除いたクリスタルモスを使用した新しいシプレ
**シプレーモジョ45**（パルルモアドゥパルファム、2018、ミシェル・アルメラック）

### グリーンシプレー

**ミスディオール**（ディオール、1947、ジャン・カール）
**カボシャール**（グレ、1959、ベルナール・シャン）
**N゜19**（シャネル、1970、アンリ・ロベール）

### フローラルシプレー

**マグリフ** （カルヴァン、1946、ジャン・カール）
**アロマティックエリクシール**（クリニーク、1971、ベルナール・シャン）
**レゼクスクルジフ 31, ルカンボン**（シャネル、2007、ジャック・ポルジュ）：オークモスを使わずに生み出した新しいシプレ

### レザリーシプレー

**アラミス**（アラミス、1966、ベルナール・シャン）
**アラミス900**（アラミス、1973、ベルナール・シャン）

### ウッディシプレー

**ポロ**（ラルフローレン、1978、カルロス・ベナイム）
**アンテウス**（シャネル、1981、ジャック・ポルジュ）
**ベラミー**（エルメス、1986、ジャン・ルイ・シュザック）
**エルメッセンス　ポワブルサマルカンド**（エルメス、2004、ジャン・クロード・エレナ）
**エルメッセンス　ベチバートンカ**（エルメス、2004、ジャン・クロード・エレナ）
**レゼクスクルジフ シコモア**（シャネル、2008、ジャック・ポルジュ）
**テールドゥエルメス**（エルメス、2009、ジャン・クロード・エレナ）
**アヴァントゥス**（クリード、2010、オリヴィエ・クリード）
**シプレ21**（ヒーリー、2015、ジェームズ・ヒーリー）
**オードゥカルフォルニア**（セリーヌ、2019）
**サンタルブラン**（セルジュルタンス、2019、クリストファー・シェルドレイク）

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![](https://i0.wp.com/lechercheurdeparfum.com/wp-content/uploads/2021/10/kirghizia-g198990d14_1280-1.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
Oriental (Amber) Family
オリエンタル（アンバー）系オリエンタル系とは何なのか　オリエンタルとは、東洋志向という意味で、香水業界においては、東洋で産出しヨーロッパへと運ばれてきた香料（主にスパイス）が使われた香水になります。特に、ヨーロッパが抱く東洋（特にインドやアラビア）への幻想やイメージ...![](https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://lechercheurdeparfum.com)lechercheurdeparfum.com2021.12.16](https://lechercheurdeparfum.com/oriental-amber-family)

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![](https://i0.wp.com/lechercheurdeparfum.com/wp-content/uploads/2022/05/AdobeStock_281814709-1.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
Fougère Family
フゼア系語源　1882年にウビガン社が発売したフジェール・ロイヤル（ポール・パルケ）から始まった系統であり、その名から名前をとったオルファクティブファミリーです。　Fougèreとは、フランス語で「シダ（植物）のような」という意味です。しかし、シダ...![](https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://lechercheurdeparfum.com)lechercheurdeparfum.com2022.06.05](https://lechercheurdeparfum.com/fougere-family)

参考文献
・(https://www.fragrantica.com/news/Chypres-Part-1-History-and-Chemistry-9756.html)
・(https://www.fragrantica.com/news/Chypres-Part-2-Twenty-Main-Chypres-of-the-Last-Century-9765.html)
・(https://thecandyperfumeboy.com/2016/02/08/21st-century-toy-heeley-chypre-21-perfume-review/)
・[『香水のゴールデンルール』](https://lechercheurdeparfum.com/perfumegoldenrule)
