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title: "OFFICINE UNIVERSELLE BULY（オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー）｜手仕事でよみがえる19世紀の薬局"
description: "ビュリーの店づくりを、ラムダン・トゥアミとヴィクトワール・ドゥ・タイヤックの言葉からたどる。2014年再出発のパリ・ボナパルト通り店、日仏の職人がつくる代官山店、文字とåŒ è£ を仕上げる接客を紹介。"
url: https://lechercheurdeparfum.com/buly-daikanyama/
date: 2026-10-18
modified: 2026-10-19
author: "Root"
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categories: ["世界の香水ショップ"]
type: post
lang: ja
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# OFFICINE UNIVERSELLE BULY（オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー）｜手仕事でよみがえる19世紀の薬局

> 私たちのどの店に入っても、『わあ！』という驚きに包まれます。ラムダン・トゥアミ

## 店舗のはじまり

[ビュリー](https://lechercheurdeparfum.com/officine-universelle-buly/)の歴史は、ジャン＝ヴァンサン・ビュリーが1803年にパリのサントノレ通りに開いた店にさかのぼる。その名を現代に再興したのが、ラムダン・トゥアミとヴィクトワール・ドゥ・タイヤックだった。二人は2014年、パリ左岸のボナパルト通り6番地に、新しいビュリーの最初の店を開いた。

二人が目指したのは、新しくできた店でありながら、通りを歩く人に、ずっとここにあったと感じてもらえる場所だった。骨董商の友人から渡された昔の商品カタログには、瓶の形や、いまでは聞き慣れない化粧品の呼び名が並んでいた。それを手がかりに、二人は19世紀の薬局を思わせる店をつくり始める。

ラムダンが場所に選んだのは、左岸の小さな通りだった。木のカウンター、焼き物の床、花模様を描いた梁。床のタイルから壁面収納、ショーケースまで、この店のために設計し、新しい空間に古い薬局の佇まいを与えた。

> 私たちは店と商品をとても誇りに思っていました。初日からお客様が熱意を示してくださったのは、うれしいことでした。
> ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック

当時のヴィクトワールは、自分の肌に水性香水のチュベローズ・オー・トリプルを吹きかけ、カウンター越しに処方の特徴を伝えていた。

ボナパルト通りから始まった店づくりは、2017年の東京・代官山への出店にもつながった。現在はパリや東京、ミラノなどに店舗を構え、それぞれの街に合わせて異なる空間を設けている。

[![](https://i0.wp.com/lechercheurdeparfum.com/wp-content/uploads/2026/03/buly.webp?resize=160%2C90&ssl=1) Officine Universelle Buly 1803（オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー）── 時を旅する美の万屋 オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの歴史、創業者、独自の店舗体験と香りづくりを解説。時を旅するような美の世界を紹介します。 ![](https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://lechercheurdeparfum.com) lechercheurdeparfum.com 2026.10.08](https://lechercheurdeparfum.com/officine-universelle-buly/)

## 店づくりの考え方

ラムダンがボナパルト通りの店で目指したのは「ハイパーリアリズム」、超写実主義だった。歴史的な薬局の雰囲気を、家具や石、装飾の具体的な質感として立ち上げる。その土地の文化や美的な伝統を手がかりに、文字、グラフィック、家具、光まで、一つの空間として考えている。

品物を手渡す仕事にも、同じように手間をかける。棚から品物を取り、包装を選び、名前を聞いて箱に文字を書く。ヴィクトワールが重んじるのは、こうしたやり取りを通して客に喜んでもらうことだった。

カリグラフィーを取り入れた発端は、商品名を手書きするラベルの工夫だった。

> 何百種類ものラベルを印刷するなんて、とんでもない！ ラベルは一種類で十分。商品名は手で書けばいい。
> ラムダン・トゥアミ

ラムダンは教師を迎えてスタッフの指導を始めた。文字を美しく綴る技術が、店舗で働く人の仕事になったのである。

店の姿は土地に合わせて変えても、客と話し、品物を包み、手書きの文字を添える仕事は受け継ぐ。ビュリーの店づくりには、空間の細部と、商品を渡すまでの細部の両方が含まれている。

## 訪れたい店舗

### ボナパルト通り店（パリ）

ボナパルト通りの店は、現代のビュリーの原点となった小さな空間だ。室内を囲むのは、クルミ材の薬局カウンターと木製の収納。床にはテラコッタのタイルが敷かれ、頭上には花模様を描いた梁が見える。

装飾や造作の設計・制作にはニコラ・ダウルが携わり、ラムダンが創作監修を担った。壁面の家具やショーケースを空間に合わせてつくり、石材には、ラムダンがピレネーで探し出したブレッシュ・デュ・ベヌーを取り入れた。古い店に見える細部にも、材料を探し、加工して納めるまでの仕事がある。

![木彫りの棚、花模様の梁、赤茶色の石のカウンターがあるビュリーのボナパルト通り店を描いたイラスト。](https://i0.wp.com/lechercheurdeparfum.com/wp-content/uploads/2026/10/buly-bonaparte-body-illustration.webp?resize=1160%2C773&ssl=1)*ボナパルト通り店の棚とカウンター（イラスト）*

開店当初、木の棚には、世界各地の油や粉末、粘土を収めた大瓶が並んでいた。客が選んだものを、より小さな容器に移して手渡す。水性香水や石鹸だけでなく、櫛やブラシまで扱い、ヴィクトワール自身も店頭に立って相談に応じた。薬局を思わせる設えの中に、客と言葉を交わしながら品物を選ぶ商いがあった。

現在もこの店では、カリグラフィーや刻印、型押しを行っている。選んだ品物には、名前や文字を添えることができる。

### サントンジュ通り店（パリ）

同じパリでも、店で過ごす時間の広げ方が異なるのがサントンジュ通りだ。ロダンやブールデルの作品を手がけたリュディエ鋳造所の跡に設けた店では、12のショーケースと52の引き出しを持つ造作が、天井まで届くように立ち上がる。

薬局のカウンターに加え、グラン・カフェ・トルトーニの飲み物を楽しむ場所や、施術のための部屋も設けた。品物を選び、飲み物を手に腰を落ち着ける。ボナパルト通りで始まった商いに、滞在するための場所が加わっている。

### 代官山店（東京）

> どのような店を営むにしても、ブランドが出店する街や地域の固有性を、必ず考慮すべきです。
> ラムダン・トゥアミ

代官山店では、フランスと日本を表す二つの空間を向かい合わせた。夫妻は都内で約100軒の物件を見た末に、まだ誰も入居していない新築ビルを選んだ。店の細部を自分たちで管理するため、開店前年から一家で東京に暮らしていた。

フランスから来た職人が木工を、日本の職人がコンクリート側を担った。二つの技術が、一つの店の中で向かい合っている。

フランス側には、装飾を施した木製のキャビネットと大理石のカウンターが並ぶ。ガラス扉の奥には瓶が収まり、床には青緑とアイボリーの幾何学模様のタイルが敷かれている。濃い木のパネルには、周囲に紛れるように設けた扉もある。

向かい合う日本側には、艶を持たせたコンクリートの床とセメントのカウンターが広がる。照明も、木工側の暖色に対し、日本側は青みを帯びた光を使う。二つの床の境界には、金継ぎを手がかりにした細い金色の線が走る。

![青緑の壁龕が並ぶ左側と、木彫りの棚がある右側を対照的に描いたビュリー代官山店のイラスト。](https://i0.wp.com/lechercheurdeparfum.com/wp-content/uploads/2026/10/buly-daikanyama-body-illustration.webp?resize=1160%2C773&ssl=1)*代官山店の対照的な二つの空間（イラスト）*

コンクリート側の壁には、植物を樹脂に封じた小窓が並ぶ。青みを帯びた光が、枝や葉の輪郭を浮かび上がらせる。これを実現するには、植物の色を保ちながら乾燥させる技術と、アクリル樹脂に封入する技術が必要だった。

ラムダンは花屋の紹介をたどって職人を探し、樹脂の調達や納期にも苦心した。フランスの木工と日本のコンクリートに、異なる素材と技術を集めた壁面が加わり、代官山ならではの店になっている。

開店を知らせる招待状にも、日本での店づくりが表れた。SUNDAYVISIONの越尾真介が手がけたのは、閉じると白い板のように見え、中央から左右へ開く形。日の丸を思わせる半円に、大正期の金属活字を基にした游築見出し明朝体と、明治にルーツを持ついけはらMを合わせ、赤箔と黒箔で文字を表した。郵送には桜の切手を添え、店を訪れる前に手に取る一枚にも、土地への関心を織り込んでいる。

## 参考文献

- [OPENERS｜祐真朋樹・編集大魔王対談 vol.22 ラムダン・トゥアミ、ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック（2017年6月26日）](https://openers.jp/ja/beauty/beauty_features/1548873)
- [Wallpaper*｜Ramdane Touhami on the design prowess of Buly 1803](https://www.wallpaper.com/beauty-grooming/ramdane-touhami-design-success-of-buly-1803)
- [Les Hardis｜Rencontre : Ramdane Touhami, drôle d’apothicaire（2020年7月14日）](https://www.leshardis.com/2020/07/ramdane-touhami-buly/)
- [Officine Universelle Buly｜An History](https://buly1803.com/en-us/pages/history)
- [Nicolas Daul｜Officine Universelle Buly：6 rue Bonaparte](https://nicolasdaul.com/boutiques/officine-universelle-buly/)
- [The Greatest Magazine｜Handshake – Victoire de Taillac](https://www.thegreatestmagazine.com/handshake-victoire-de-taillac/)
- [Archilovers｜L’Officine Universelle Buly in Daikanyama](https://www.archilovers.com/projects/225279/l-officine-universelle-buly-in-daikanyama.html)
- [MUUUZ｜Ramdane Touhami : L’Officine Universelle Buly（2018年3月22日）](https://www.muuuz.com/magazine/rubriques/interieur/6848-ramdane-touhami-l%E2%80%99officine-universelle-buly.html)
- [SUNDAYVISION｜OFFICINE UNIVERSEL BULY TOKYO Invitation Card](https://sunday-vision.com/officine-universel-buly-tokyo-invitation-card/)
- [Officine Universelle Buly｜Store Locator：Saint-Germain-des-Prés、Daikanyama](https://buly1803.com/en/pages/store-locator-1)
- [Madame Figaro｜Scène de beauté parisienne：ボナパルト通り店の開店時取材](https://madame.lefigaro.fr/beaute/scene-de-beaute-parisienne-260314-846792)
- [Into The Gloss｜Buly Paris：開店当初の品揃えと接客](https://intothegloss.com/2014/04/buly-paris-boutique)
- [Officine Universelle Buly｜Store Locator：ボナパルト、サントンジュの空間とサービス](https://buly1803.com/en-us/pages/store-locator-1)
- [superfuture「Superchat Paris: Ramdane Touhami」ラムダン・トゥアミへのインタビュー（2021年3月24日）](https://superfuture.com/2021/03/interviews/superchat-paris-ramdane-touhami/)
