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title: "ÆTHER（エーテル）― 合成香料の詩学、あるいは分子の美学"
description: "「もし分子が独特の香りを持つなら、アルデヒドC12やISO E スーパーの香りを正確に想像できる人がいるだろうか？..."
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date: 2026-03-20
modified: 2026-03-20
author: "Root"
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# ÆTHER（エーテル）― 合成香料の詩学、あるいは分子の美学

> 「もし分子が独特の香りを持つなら、アルデヒドC12やISO E スーパーの香りを正確に想像できる人がいるだろうか？ 泡立つシャボン玉のような輝きを放ちながら、時に目映い美しさへと変容する分子。その無限の宇宙の中の”ほぼ無”こそが、コレクションの聖なる若きミューズなのだ。」
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> ― ニコラ・シャボ（ÆTHERファウンダー）[](https://www.smellstories.be/en/brands/aether/)​

## 基本情報

**設立年：** 2016年
**創設者：** ニコラ・シャボ（Nicolas Chabot）
**本拠地：** パリ、フランス
**公式サイト：** (https://aetherparfums.com/)

## 創設者・ブランドの成り立ち

### 香りに包まれた幼少期

ニコラ・シャボにとって、香水は生まれながらにして身近な存在であった。彼の曾祖母は1930年代から香水店を営み、祖父母と母親もその店で働いた。幼い頃から著名な香水ブランドの発売イベントを目の当たりにしてきたニコラは、家族の反対を押し切り、みずからも香水の世界に進むことを決意する。23歳で[ディオール（Dior）](https://lechercheurdeparfum.com/dior/)に入社したのが、彼のキャリアの出発点であった。[](https://thecandyperfumeboy.com/2016/04/08/serendipitous-moments-an-evening-with-le-galion-the-perfume-society/)​

その後の15年間、ニコラはLVMH、エスティ・ローダー（Estée Lauder）、といった錚々たるラグジュアリーグループを渡り歩き、ブランドの再構築とポジショニングに携わった。さらにパリのプランタン・オスマン（Printemps Haussmann）の香水フロアでも経験を積んだ。大企業の論理とスケールを熟知しながらも、ニコラは次第に「香りそのものへの純粋な情熱」を取り戻したいという衝動を感じ始めていた。

### 蚤の市での運命的な出会い

キャリアの岐路に立ったニコラは、「次の一手」を模索していた。「自分の名を冠したブランドを立ち上げることなど考えられなかった」とも語っている。そんな晩夏のある日、パリの蚤の市でひとつのアール・デコ様式の香水瓶を手にする。中にはル・ガリオン（Le Galion）の「ソルティレージュ（Sortilège）」が残っており、数十年を経てなお、その香りは生き生きとしていた。

祖母に電話をかけると、「あの頃、大変な評判でしたよ」と懐かしそうに語った。その言葉がニコラの背中を押した。ソルティレージュの瓶を手に入れ、インターネットで調べ始めると、ル・ガリオンの壮大な歴史が次々と明らかになった。1930年にナポレオン1世の血を引くプリンス・ミュラ（Prince Murat）が創設し、後に調香師ポール・ヴァシェ（Paul Vacher）が継承。マリリン・モンローやベティ・デイヴィス、グレース・ケリーといったハリウッドの大スターたちに愛された伝説的なブランドであった。

ニコラは2014年にル・ガリオンを復活させ、調香師ドミニク・ド・ウレスティ（Dominique de Urresti、ポール・ヴァシェの娘）の協力を得ながら、オリジナルの処方を丁寧に現代へと甦らせた。こうして「ヴィンテージ・フレンチ・パフュームの守護者」としての評判を築いたニコラは、ル・ガリオンで大きな成功を収めた後、まったく異なる方向へと視線を向け始める。

### ÆTHER（エーテル）の誕生：「反対極」としての実験

ル・ガリオンが「過去の偉大な天然香料の遺産への敬意」を象徴するなら、エーテルはその対極に位置するプロジェクトとして構想された。発端は近年のナチュラル・パフュームリーの隆盛である。ニコラはこう考えた――「天然香料を主体としたブランドがさまざまあるように、合成香料を主軸にしたブランドも多く存在してよいのではないか」。

エーテルは2016年6月、ミラノで開催されるニッチフレグランスの祭典「エクサンス（Esxence）」での初公開とほぼ同時に正式ローンチされた。ブランド名「エーテル（Aether）」は、古代ラテン語で「純粋な空気」を意味する言葉から取られた。抽象的でミニマルな芸術的方向性を持つこのプロジェクトにふさわしい、透明で宇宙的な響きを持つ名前であった。

パリを拠点に、ニコラは現在、ル・ガリオン、エーテル、そしてヘッドスペース（Headspace）という3つのまったく異なる方向性を持つフレグランスブランドを率いている。同氏はル・モンド紙の取材に対し、「供給チェーンの脆弱性は、香水を稀少で貴重な、さらに望ましいオブジェとして捉え直す機会を与えてくれる」と語っている。[](https://www.lemonde.fr/en/m-le-mag/article/2022/05/08/the-perfume-industry-braces-for-a-shortage-of-raw-materials_5982775_117.html)​

## ブランドのこだわり

### 合成香料の「再発見」という哲学

ÆTHERの核心にあるのは、「合成香料への偏見を覆す」という知的な挑戦である。「シンセティック（synthetic）」という言葉は一般にネガティブなイメージを持たれがちだが、香水業界においては、むしろ高価で複雑な合成分子こそが現代香水の根幹を支えているとブランドは主張する。[](https://perfumesociety.org/aether-perfumes/)​

エーテルのステートメントはこう記している。

> 「エーテルには、花々の展示会も、伝統的な天然原料をめぐる詩的な飛翔もない。あるのは、金属的な植物相の喚起、未知の木々、かすかな音、やがて訪れる瞬間たち…これらの気高い幻想の香りは、他者の残り香を羨まず、輝く光の輪、魔法の環、ユーモアと神秘のオーラを好む。」

ブランドのコピーは「SOMETIMES A SHIMMERING BUBBLE AND SOMETIMES DAZZLING BEAUTY（泡立つシャボン玉のような輝き、時には眩い美しさ）」という詩的な言葉で始まり、分子そのものをミューズとして讃える姿勢が貫かれている。[](https://www.linkedin.com/company/aetherparfums)​

一方で、ÆTHERは「100%化学合成」を教条的に追求するわけではない。天然香料も柔軟に使用する点がこのブランドの特徴的なニュアンスである。これは「What you like in fragrances that you didn’t even know（知らなかった香りの好み）」というコンセプトに基づく。ローズひとつとっても、合成香料のローズが「自分のイメージする馴染みの香り」であったというケースは多く、そこにほのかなアイロニーとエスプリを込めている。

### 調香師たちとの協働

創業時のコレクションを手がけたのは、アメリ・ブルジョワ（Amélie Bourgeois）とアン＝ソフィー・べへゲル（Anne-Sophie Behaghel）という2名の調香師であった。ニコラは「調香師に創造的な自由を与え、型にはまらないビジョンを持つ人材を選ぶ」という方針を持つとされており、その後のコレクションでも、ロドリゴ・フローレス＝ルー（Rodrigo Flores-Roux、ジボーダン）、マリー・デュシェーヌ（Marie Duchêne）、ジュリアン・ラスキネ（Julien Rasquinet）、ニコラ・ボリュー（Nicolas Beaulieu）、ジュリー・プルシェ（Julie Prurché）ら多彩な調香師を起用してきた。

### ボトルデザイン：ピエール・ディナンの孫が描く新世代の美

ブランドの見た目を一変させたのが、2024年に発表されたボトルのリニューアルである。デザインを担当したのは、20世紀を代表する香水瓶デザイナー、ピエール・ディナン（Pierre Dinand）の孫、ジュール・ディナン（Jules Dinand）である。

ピエール・ディナンは、フェム・ド・ロシャス（Femme de Rochas）、ディオール・オー・ソバージュ（Dior Eau Sauvage、1966年）、パコ・ラバンヌのカランドル（Calandre、1969年）、[イヴ・サンローラン](https://lechercheurdeparfum.com/yves-saint-laurent/)のオピウム（Opium、1977年）など、20世紀を代表する名ボトルを生み出した伝説的なデザイナーである。その祖父の薫陶を受けたジュールが、ÆTHERのために生み出したボトルについて、こう語っている。[](https://headspaceparfums.com/pages/team)​

> 「エーテルのためのボトルデザインで私が目指したのは、光と視線で戯れるオブジェをつくることでした。影と明暗、不透明と透明のコントラスト。静止していながら、私たちの動きとともに生きる”静かなアニメーション”。どの角度から見ても、ボトルは新たな表情を見せてくれるものへと仕上げました。」
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> ― ジュール・ディナン（デザイナー＆アートディレクター）[](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)​

円柱形のボトルに刻まれた縞模様と、そこに浮かび上がるÆTHERの文字。視線を動かすたびに表情を変えるそのフォルムは、分子の「多面性」を視覚的に体現したデザインといえるだろう。[](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)​

## 香水ラインナップ

ÆTHERのラインナップは、「合成香料界のアイコン」と呼ばれる象徴的な分子をそれぞれ中心に据えた作品群で構成されている。各作品は単独でも使用できるが、互いにレイヤリング（重ね付け）することで無数の個人的な組み合わせを生み出せるという設計思想が貫かれている。

現在の主要ラインナップは以下の7作品である（2025年日本発売時のラインアップ）。[](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)​

**スーパー（SUPÆR）**
合成香料の偉大なるアイコン「[イソ イー スーパー（Iso E Super）](https://lechercheurdeparfum.com/isoesuper/)」を90%という高濃度で使用。エチルアセテートの瑞々しさとメンタニルアセテートの清涼感を加え、フルーティーでウッディなニュアンスを強調した作品。「フェロモンのような効果」と評されるユニセックス香。調香師：マリー・デュシェーヌ。

**エクストリーム（XTRAEM）**
傑作香料[アンブロキサン（Ambroxan）](https://lechercheurdeparfum.com/ambroxide/)を可能な限り高い濃度で使用し、ヘディオンのソフトな華やかさとエグザルトリドのエレガントなムスクをブレンド。繊細で官能的、温かみあるドライダウンへ誘う。調香師：アン＝ソフィー・べへゲル。[](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)​

**ウルトラ（ULTRÆ）**
「アイロンをかけたときのような匂い」が特徴のアルデヒド分子「アルダンブル（Aldambre）」を中心に、ローズオキシドのメタリックなローズ、甘いウッディムスク調のトナリドをブレンド。熱を帯びた金属的な個性が際立つ一作。調香師：ジュリー・プルシェ。[](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)​

**エクストラ（ÆXTRA）**
クリーミーなサンダルウッドの香りを持つバグダノール（Bagdanol）を高濃度で注入。オークモスを思わせるエヴァニルと、フレッシュなフローラルブーケのエチルリナリルアセテートをブレンド。「天上のラブポーション」とも評される作品。調香師：ニコラ・ボリュー。[](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)​

**フローラ（FLORÆ）**
50種以上にも及ぶ現代のムスクへのオード。ネロリ、アイリス、ローズのコンビネーションに、ウッディフローラルなケファリスをブレンド。包み込むように優しく、まとう人をそっと守るような香り。調香師：ニコラ・ボリュー。[](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)​

**ソーラー（SOLAER）**
[ラクトン](https://lechercheurdeparfum.com/lactone/)系香料の一種、メチルライトン（Methyl Laitone）を主軸に、チュベローズ、バニラ、アンバーのニュアンスが溶け合う。「冒険心を持つ肌と夏のための、詩的で官能的な香り」。調香師：ジュリアン・ラスキネ。[](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)​

**シュガー（SUGÆR）**
グルマン系フレグランス（甘いデザートを連想させるジャンル）の礎を築いた合成香料、[エチルマルトール（Ethyl Maltol）](https://lechercheurdeparfum.com/maltol-ethylmaltol/)を主軸に、カカオ、バニラアブソリュート、トンカ豆をブレンド。「鮮やかな美しさが弾ける甘い一撃」。調香師：ジュリアン・ラスキネ。[](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)​

### 初期コレクションについて

2016年のエクサンスでデビューした初期コレクション「シリーズ1」には、カーボネウム（Carboneum）、エーテル・オキシド（Ether Oxyde）、ローズ・アルカン（Rose Alcane）、シトラス・エスター（Citrus Ester）、ムスケタノール（Muskethanol）の5作品が含まれていた。2017年にはロドリゴ・フローレス＝ルーを調香師に迎えた「メタルドン（Methaldone）」が追加された。これら初期作品の一部はその後ラインナップが刷新され、現行コレクションへと移行している。

## ちなみに…

> 「ÆTHERとは、型にはまりすぎた香水の現実主義に幻滅した、冒険を求める魂のための現代薬局台帳だ。」[](https://www.smellstories.be/en/brands/aether/)​

**「シリーズ1とシリーズ2、そしてレイヤリングのコンセプト」** について、ニコラ・シャボはスメルストーリーズ（Smell Stories）との2020年インタビューで詳しく語っている。ÆTHERの香水は「単独作品」としての完成度を持ちつつも、複数の作品を重ねることで新たな香りの詩を奏でられるよう設計されており、着用者自身が「調香師」になれるという遊び心が込められている。​

フレグランス評論家たちの間では、同ブランドはエセントリック・モレキュールズ（Escentric Molecules）や「ノット・ア・パフューム（Not a Perfume）」などと並び、分子中心型香水の先端を行くブランドとして評価されている。しかしエセントリック・モレキュールズが単一分子（Iso E Superなど）を全面に押し出す手法を採るのに対し、ÆTHERは「複雑なフォーミュラを持ちつつも象徴的な合成分子をフィーチャーする」という点で、よりニュアンス豊かなアプローチをとっている。​

参考文献

1. “Aether perfumes – time to stop and smell the molecular roses…” – Perfume Society – (https://perfumesociety.org/aether-perfumes/)
2. モダンパフュームを再定義する「Aether（エーテル）」が5/9（金）待望の日本再上陸 – PR TIMES – (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000024774.html)
3. モダンパフュームを再定義する「Aether（エーテル）」が5/9（金）待望の日本再上陸 – NOSE SHOP ブログ – (https://noseshop.jp/blogs/blog/250509-atr-debut)
4. “How Le Galion Found Its Voice Again in the World of Perfume” (Nicolas Chabot インタビュー) – Elevated Classics – (https://elevated-classics.com/how-le-galion-found-its-voice-again-in-the-world-of-perfume/)
5. “Serendipitous Moments: An Evening With Le Galion & The Perfume Society” – The Candy Perfume Boy – (https://thecandyperfumeboy.com/2016/04/08/serendipitous-moments-an-evening-with-le-galion-the-perfume-society/)
6. “Aether Parfums Carboneum, Ether Oxyde, Citrus Ester, Muskethanol and Rose Alcane” – CaFleureBon – (https://cafleurebon.com/aether-parfums-carboneum-ether-oxyde-citrus-ester-muskethanol-rose-alcane-amelie-bourgeois-anso-benhage-)
7. “Aether Parfums Methaldone” – CaFleureBon – (https://cafleurebon.com/new-perfume-aether-parfums-methaldone-rodrigo-flores-roux-the-fragrance-of-space/)
8. “the story behind AETHER” (Nicolas Chabot インタビュー動画) – Smell Stories / YouTube – (https://www.youtube.com/watch?v=98U0MfrUeeI)
9. “Nicolas Chabot, creative directors in perfumery” – CaFleureBon – (https://www.cafleurebon.com/cafleurebon-creative-directors-in-perfumery-nicolas-chabot-of-le-galion-restoration-re-invention-and)
10. “Le Galion timeline…a history lesson in Sydney” – Australian Perfume Junkies – (https://australianperfumejunkies.com/2015/04/07/le-galion-review-history-lesson/)
11. ÆTHER Parfums – LinkedIn公式ページ – (https://www.linkedin.com/company/aetherparfums)
12. “The fragility of the supply chains allows us to reconsider perfume as a rare, precious and even more desirable object” Nicolas Chabot コメント記事 – Le Monde – (https://www.lemonde.fr/en/m-le-mag/article/2022/05/08/the-perfume-industry-braces-for-a-shortage-of-raw-materials_5982775_117.html)
13. “Since 2016, ÆTHER creates conceptual fragrances…” – Smell Stories（ブランド概要） – (https://www.smellstories.be/en/brands/aether/)
14. “Æther series 01 FOUNDED BY NICOLAS CHABOT IN 2016…” – Instagram – (https://www.instagram.com/p/C0O-d-Zoyip/)
15. Headspace Parfums チームページ（Nicolas ChabotおよびJules Dinand紹介） – (https://headspaceparfums.com/pages/team)
